研究室の学生にとって,自分たちが何をやっているのか,何をしようとしているのか,明確になった発表だったと思います。1つ1つ舞台を提供するごとに学生たちの才能は開花しています。
ゼミ発表の最後に紹介したように,私たちは今後,県から委託された「地域活動の拠点」についての調査・研究活動に入っていきます。高崎市新町の地域活動に従事しながらですが,研究室の活動をもうひとまわり大きくするためにも,そしてこれまで自分の培ったノウハウを活用してもらうためにも,他の自治体への貢献も大切です。特にコミュニティの核心となる施設研究がメインテーマになるので,これまでの沖縄での研究が活かされることになるでしょう。
群馬県は東国文化中心地であり,利根川水系・荒川水系の上流の地。初めて使う言葉ですが,「上流東国文化」の継承地です。現代と古代とをつなぎながら,学生とともに必ずや地域活性化の種を蒔いてきます。それはまた学生のふるさとへの思いを紡ぐ作業でもあります。
さあ,いくぞ!