2016年12月31日土曜日

今年を回顧

大晦日でもありますので、今年、手がけた主なプロジェクト・講演等を思いつくままに書き記してみます。

1月
渋川市調査とりまとめ
2月
学内研究発表会
高崎市 産学連携による大学事例発表会
渋川市に「提言」を提出
3月
渋川市定期利用団体作品展 展示とワークショップ(行学協働)
5月
群馬県地域・大学モデル事業 報告(群馬県庁)
群馬県公民館連合会大会 講演(前橋市中央公民館)
6月
オープンキャンパス模擬講義「地域をデザインする-群馬県内各自治体・住民組織との協働を通じて」
7月
新町七夕まつり 企画と運営(域学協働)
伊勢崎駅前賑わい創出のための調査・研究 予備調査に着手(行学協働)
8月
沼田商店街連合会「#街かど丸絵プロジェクト」(官民学協働)
9月
渋川市中央公民館主催「避難所運営ゲーム(HUG)」企画と参加(行学協働)
10月
オープンキャンパス模擬講義「コミュニティをデザインする ~にぎわいをどう創るか」
渋川市赤城公民館ふれあい祭り 企画・参加(行学協働)
11月
しんまち商工祭 企画と運営(域学協働)
12月
伊勢崎市と伊勢崎駅前南口広場の調査について計画
高崎市「たかさき環境パートナーシップ会議」への参加と2月開催イベントの計画開始
渋川市公民館活動功労者表彰式 講評と講演

これ以外にも、研究室の学生が独自に関わったものを含めれば数倍になるわけでありまして、忙しかったなと。こうしたなかで、研究室を立ち上げて以来掲げてきた
・コミュニティデザインに参画する
・シティズンシップを高める
・自らのキャリア開発を促す
これを十分にこなすことができる学生がでてきたことは頼もしいことです。教育学から政治学に入り、最終的には工学(建築学・都市計画学)で学位を得た自分にできることは何か、自問自答しながらの3年間でしたが、1つのスタイルを作ることができたのではないかと感じています。かかわったすべての方々に感謝申し上げます。

少子高齢化と人口減少が進行する群馬県の各地域にかかわりましたが、そろそろこれらをまとめ、表現していかなければならないと感じる昨今です。3年目の今年は特に忙しすぎて筆が追いつけなかったですね。反省しつつ前に進みます。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


2016年12月26日月曜日

かかあまちを歩く

本日は、かかあまち、伊勢崎市役所、中心市街地整備事務所に行って参りました。
年明け早々からの調査のために許可書を受け取りに行ったのですが、あえて公共交通機関と徒歩のみで「まちの距離感」もつかみに。

本日たどった道筋はこんな感じです。
本庄→(国際十王バス)→三光町→(徒歩)→市役所→(徒歩)→中心市街地整備事務所→(徒歩)→伊勢崎駅→(両毛線)(高崎線)→新町

いつも思うのですが、国際十王バスってなんだか強そうな名前。SUICAが使えないのが難点なのですが、利根川を渡る路線はとても気持ちいいものです。

利根川を渡るとき、赤城をはじめとする神々しい山々と北関東の荒涼とした大地が見えるのですが、若いときの私はこの良さがわかりませんでした。

自然に宿る生命が爆発する春夏秋を過ぎて、この寒々しい枯れ野をみるとき、芭蕉の言う「さび」を心から首肯することができるように思うのです。あれだけ実り豊かに育った稲穂が無残に刈られ、抉られたように土が露出する田は、あたかも「死」のような。

輪廻を髣髴とさせる自然の劇的な変化は、都市に育ち、沖縄に生きた私にとって、野獣のような荒々しさを見る思いです。今はそうした北関東の、群馬の光景が好きになりました。都道府県の魅力度ランキングや訪れたくない(?)都道府県の順位で群馬県がひどい扱いを受けているのを見ると「おかしいな?」と思うようにも。温泉ひとつをとっても群馬は素晴らしい地域資源を多数抱えているのですが・・・

ともあれ、かかあまち、伊勢崎。
「まちの距離感」をつかむと、湧きつづける妄想が具体化して構想の種になってくるのですが、今日はいろいろとイメージが膨らみました。

良い調査になりそうです。




2016年12月23日金曜日

研究ノートを本学紀要に寄稿しました

拙稿、研究ノート「地域づくりの拠点としての渋川市公民館の役割 その1 公民館利用者に関する調査報告」は下記のリンクで読むことができます。

2016年12月21日水曜日

少子高齢化と闘うコミュニティデザイン

今日は渋川市公民館活動功労者表彰式にお呼ばれし、社会教育研修会で講師を務めて参りました。


講演では、人と人とのつながりのなかでコミュニティの問題解決を図るコミュニティデザインと近年の渋川での実践を主としてお話しいたしましたが、「研修会」ともあり、少しだけマクファーソンの話も織り込みました。参加型民主主義についてです。

参加による「徳性」の向上。この「徳性」こそシティズンシップにおいては欠かせぬものです。まちづくり(コミュニティデザイン)に参加し、意思決定の場に参加して討論し、ひとたび意思決定がなされたら、それに従う。なぜなら、それはそのものの意思なのだから、というルソーが喜びそうな流れを体感するところに、わが研究室の妙味があると考えています。

本日、「共助」という言葉を講演で使いました。来るかなと思ったらやはりご質問をいただきました。「共助」ができない高齢化したコミュニティの現状があり、具体的には雪かきができないという現実の問題があると。

そう。「公助」の不十分さを「共助」「自助」で補えという理屈は、短絡的な自己責任論に帰結するおそれがあり、十分に注意しなければなりません。

「共助」を高齢化が進む1つの共同体の内だけでイメージするとき、それは不可能なように思えてしまいます。しかし、そのような閉ざされたコミュニティ像を開かれたコミュニティ像に変え、外部資源とのつながりで課題を解決しようとするとき、共助は可能になるのだと思います。

希望は、それを実践した学生が社会に出て行くことです。 また、そうした思いをもった学生とつながっていただいた渋川の方々がいることです。私はそこに「共助」についての希望の灯火を見出しています。

皆様ご清聴ありがとうございました。

そして、学生諸君、お手伝いをありがとう。また一緒にうまい飯を喰いましょう。



2016年12月13日火曜日

スポーツとまちづくり


コミュニティ・スポーツによるコミュニティ・デザイン。
カレッヂ・スポーツのさかんな大学の教員でありながら、視野に無かったものでした。

そんなコミュニティ・スポーツに関連する会議が今日は渋川市であり、午前の講義が終わってすぐに渋川に。
会議のあとにお昼ごはんをと思っていたのですが、日も暮れる時間になってしまい、慌てて駆け足で本庁舎へのお礼を済ませ、中央公民館で来週の打ち合わせ。お昼ごはんは結局食べないままで、かけずり回っている感のある1日でした。

渋川市と連携協定を結んだこともあり、市役所本庁舎及び中央公民館で9回目となる箱根駅伝出場をお祝いしていただいております。渋川の皆さんの心のこもったディスプレイで心を打たれて帰って参りました。企画課の皆さん、ありがとうございました。

上の画像の黒字の幟には「雑草精神(あらくさだましい)」と書いてあります。わが上武大学の建学の精神で、「いかなる境遇にも耐えて発展する強靭な精神力・体力・生命力を表現」するものです。かつて「在野精神」の看板を高々と掲げていた大学で学んだ私はこの「雑草精神」の語をとても気に入っているのですが、母校のあの看板どこへ行ってしまったのでしょうね?
下の画像の幟は箱根駅伝で応援する大学関係者が掲げるもので、これは中央公民館に飾っていただいています。あと20日ほどで箱根。もう年の瀬なんですね。




#箱根駅伝
#コミュニティ
#スポーツ


2016年12月1日木曜日

これが高崎自慢の高チャリ

高崎が誇る市民共用の自転車。「高チャリ」

今日は高崎市役所で学生の実習があったのですが、初めて乗りました。高崎駅から市役所まで微妙に距離があるのですが、スイスイで5分もかかりませんでした。

都市交通における自転車の可能性をあらためて見出せた気がします。

#高崎
#レンタサイクル

#高チャリ

2016年11月29日火曜日

真田の郷 沼田の1つのPRとして

Googleからメールが届いていたので何かな?と思えば。
新記録とか、8000回見られたとか、すごいものですね。

この夏以降に沼田に入り、コミュニティ・デザインの一環として、ICTを用いたガイドマップを作ったからなのですが、多くの方が沼田に関心を持ってくれればと思います。とりあえず、紙ベースのガイドマップとともに、所定の目的を果たせたという1つの数字になったかと思います。全国の真田丸ファンを沼田につなぐことができたかなと。

#真田丸
#街かど丸絵プロジェクト

2016年11月22日火曜日

遥かなる地平線を見せながら、地を這う努力に付き添うこと


タイトルにある「遥かな地平線」とは「学生自身のライフキャリア」です。
私がかかわることができるのは、主として「市民」として、「職業人として」ということになるのでしょうが、ゼミや担当講義ではそれを意識しています。


「地を這う努力」とは学生が目標とするキャリアの実現への指導とコーチングということになりましょうか。

スタグフレーション、第1次石油危機の時にね・・・などという講義時の話の流れだったのですが、「もしや・・・?」と思って、次々に基礎的な知識の確認を振っていきます。
・第1次石油危機の背景となる戦争、わかる?
・どことどこが対立しての戦争なの?
・アラブと呼ばれる国々を次々に言ってごらん、君からハイ
・イランは違うよ。
・それらの国々の一帯を世界地図を描いてそこに示してみな。
・「自分の国で産出する資源は自分のだ」という当時のこれらの産油国の主張は何と呼ばれるの?
・こうした主張を淵源として国々のまとまりができたけど何?略称はOから始まりCで終わります。
・それのアラブ版は?
こうした発問を飛ばすことは大学教育では冗長なのかも知れません。「そんなものは学生の自主性に任せて、大学では専門教育を」というお考えもわかるのですが、大学生が大学入学以前に積み残してきたことを積んであげる、あるいは自分で積む気にさせるきっかけを与えることも大切だと思うのです。市民として、生きる上での教養を身につけ、まちづくりについての専門的な知識も修得させて、行政・NPO・企業などでの実践で彼方にある実現すべき自己の可能性を見出せるのではないかと。

両者を一身で提供できる大学教員となるべく精進する日々ですが、いかに?前期講義の学生からのアンケートという「成績表」を前に深く内省しています。学生の期待に応えられる自分であるかと。

本日、ゼミの学生が高崎市都市計画課での実習に赴き、すでに実習に参加した学生は新町の企業・商店街、商工会に挨拶に出かけました。

新町は、今朝方に起きた地震など、どこ吹く風と言わんばかりに、小春日和の陽気。はや師走が近づきつつあります。


2016年11月20日日曜日

今週から卒業論文の中間発表が始まります

第一弾は渋川研究班の2人ですね。

・若年世代の公民館利用の推進に関する一考察 〜渋川市公民館の事例を通じて〜
・コミュニティ施設のバリアフリー化とその課題について 〜渋川市中央公民館の調査から〜

そういえば、渋川からのビッグニュースが。
改めて、古代の群馬の豊かさを思います。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201611/CK2016112002000155.html

2016年11月6日日曜日

たくましくなった4年生・3年生

今日は新町商工祭の日で、4年生の報告ではおおいに盛り上がったようです。かかわってきたまちおこしですから純粋に嬉しいのですが、今年の喜びはもう1つ。

3人の4年生が新町商工祭を調査・研究対象として卒業論文を書くために現地調査を敢行し、それを3年生が協働実習にあたりながら調査補助をしていること、です。

研究室全体が学生たちの自律的な運営によって回り始めたことを実感します。研究室としてコミュニティデザインの旗を掲げることとは、学生自身が自分の意志で実践するまでに育てることです。着任して2年半。新町、渋川はこのように回り始めました。

そして今、沼田、伊勢崎を回そうとしています。あと数ヶ月で学生の自律的な運営にまで育てるつもりでいます。

#沼田
#真田まつり
#街かど丸絵プロジェクト

2016年10月30日日曜日

赤城地区文化発表会での協働実習に行ってきました

昨年の引き続き、昨日、今日と、渋川市の赤城公民館・文化発表会で研究室の学生がこじんまりとではありますがイベントをやっているので、激励してきました。

赤城公民館の館長さんから御茶を頂戴しながら懇談することしばし。
提携協定の話もすぐに出て、来年度以降は、研究室ではなく、ボランティアセンター経由での協働へと進化させましょうということで方向性を確認。

協働が点から面へと拡がったことと感じ、ひと仕事終えたなと実感しました。

昨年は渋川研究班が大勢いたので、出店スタッフとしてたこ焼きを焼いていたりしていたのですが、今年は中学生が焼いていました。
「あれ、あの子、昨年のこのイベントで最後までたこ焼きをおねだりしていた生徒では?」という中学生が友達と楽しそうにたこ焼きを焼いていました。

話しかけてみるとやはりそうで、昨年のうちの研究室の学生を見て「自分もやってみたい!」ということでこのイベントに参画してくれたとのことでした。現4年生諸君、君たちの活動は確かに種を蒔いたようで、若い芽が出ているよということを次回のゼミで報告してあげようと思います。

今回は3年生だけが独力でやり遂げるプロジェクトであり、4年生は卒論の調査・研究に邁進しているはず(?)です。



2016年10月27日木曜日

上武大学と渋川市が連携協定を締結しました

昨年度から関わってきた渋川市とのご縁がひとつの形になりました。

私が携わったのは基礎調査・研究に過ぎませんが、それも1つのきっかけとなって「連携協定」を締結できたことは、本学・渋川市双方にとって、意義深いことと感じます。域学協働の最前線に立つ者として喜びもひとしおです。


どのように地域と若い世代をつなぐかということについて考え、実践して参りましたが、手法の一つを確立できたのではないかと思います。渋川のまち・ひとはたしかにうちの研究室の学生を鍛え、学生らはたしかに渋川のひと・まちを元気づけることができたと思います。

まちづくりはひとづくり
ひとづくりはまちづくり
今後も「なじむ・かかわる・ふかめる・みつける」という「なかふみ」の実践から学生を育てていきたいと思います。

また、私の研究室だけでなく、本学に在籍するさまざまな立場にある方々が渋川市にかかわりを持ってくださるように、自ら現場に立ちつつ、学生にも働きかけていきたいと思います。行政学Bの講義で今年から留学生も渋川にあたたかく迎えられるようになりました。


良き共同体の条件はいくつもありますが、第1次的な条件は多世代交流にあると考えています。1次接点が単線の、あるいはユニラテラルな交流であっても、それが多様かつ複層化し、相互の関心の高まりが点の交流から、線、ついで面的な交流へと進化する過程を渋川で観てきました。交流という言葉、コミュニケーションと言い換えた方がいいかも知れませんが。

2015年、渋川研究班の3年生が各公民館担当となり、公民館職員の方や公民館利用者とさまざまな交流を始めました。最初は戸惑い、どう対応していいかわからなかった彼らも、繰り返す交流によってその地に人にじみ、かわりを深めていきます。

かわりには私から課題を与えられ、それについて考え、実践する過程でさまざまな人に出会い、ものに関心を寄せ、教員を通してではないかわりあいが生まれ、それがかみをを帯びてきます。渋川で職を得て暮らしたいという学生が出てくるようになり、教員のいないところで渋川で職を得るにはどうしたら?というような相談を公民館職員の方にする学生も。そうしたなかで、地域課題をいだし、それを解決するための共創が始まるのです。

その3年生が4年生になり、新3年生を連れてフィールドに入り、複層化がなりました。3年生と4年生が行政学Bなどで多様な立場の学生を自らのフィールドに導いています。

研究室内の人間関係が、研究室でのプロジェクトとして扱わない祭やイベントに友人や後輩を導き、地域の世話役から商店主、企業人など全面的なふかみあるかかわりが生じ、その地に生きることが人生の選択肢として地平線の彼方に見えるようになります。渋川で、新町で、このような状況が生まれています。

多世代にわたる交流が生むものは豊かであり、可能性に満ちています。学生は、特に4年生は私が渋川に入り、孤軍奮闘する様を、その背中を見て育った世代ですから、自らも試行錯誤しながら進むことを恐れません。みな逞しくなりました。今日のゼミでも自らの卒業研究の調査状況を語る彼らの成長に驚かされたところです。

渋川の皆さん、ありがとうございました。これからも上武生をよろしくお願いいたします。



2016年10月16日日曜日

祝 箱根駅伝出場決定

地域の催しに行くと、学生が「お、上武か。駅伝応援してるからな!」と学生が声をかけてもらう現場に居合わせることがあります。

学生は誇っていいのかどうか甘酸っぱいような顔をしていることが多いのですが、カレッジスポーツが強いということはこうしたコミュニケーションのきっかけとなることもあり、駅伝部の学生諸君、指導戴いている先生・コーチに感謝することしきりです。

来年も応援に行かなければ。できれば研究室の学生とともに想い出をつくりに。

走りすぎるその一瞬なのですが、大きな声を張り上げての応援は楽しいものです。今年は横浜〜平塚と移動しながらの応援でした。

2016年10月10日月曜日

あらくさ祭(キャンパス・ツアー)で模擬講義を実施しました

今日は上武大学の学祭である雑草祭(あらくささい)に並行して開催されたキャンパス・ツアーにおいて模擬講義を実施しました(何回目になるだろ?)。

タイトルは「コミュニティをデザインする 〜にぎわいをどう創るか〜」です。
都市計画学の基本から説き起こし(ここは難しいところ)、現在進行中の伊勢崎市、一段落した沼田市の#街かど丸絵プロジェクトを事例として、賑わいを創るために「溜まりと周遊をどう仕掛けるか」を話しました。前半の都市計画学のところはちょっと高3生にはつらかったかな?

コミュニティ・デザインにおいては協働がとても大切であり、協働の過程においてもまた「賑わい」は生まれるのだとも。何となくメモリアルな気分なので、スライドをアップしておきましょうね。後日、講義映像もアップします。

このブログでも紹介したわが研究室の制作物「沼田丸絵案内」を模擬講義でも紹介し、お帰りの際にお持ち下さいとと机上に載せておきましたら、あれよあれよという間に品切れになってしまいました。ご静聴戴きました来場者の方、先輩教員の先生方、心から感謝申し上げます。






























2016年10月6日木曜日

行政学B 新しい公共を担う主体との協働実践

後期講義が始まり、はや2週間。

行政学Bの講義では協働実習に向けての実践的な講義を展開しています。本日のテーマは、ワークショップとファシリテーター。

研究室の学生3人が群馬県都市計画課が主催する養成講座に通っているのですが、その内訳は企業人になる者1名、公職志望1名、3年生1名。一市民としてファシリテーターとなり、まちづくりにかかわりたいという学生が育ったことを喜んでいます。

今年から、優秀な中国からの留学生も協働実習にチャレンジします。
この経験がかの学生の祖国で活かされるのかと思うとワクワクしますね。

夕刻、伊勢崎研究班は「駅前賑わい創出事業」のための第3回目のFWに出発しました。
学部生には基礎となる理論を学んでもらったら、多くの実践を経験させたいという方針で今後も臨んでいきたいと考えつつ。

夕日に映える山なみがとてもきれいな日でした。
浅間の向かって左側には妙義山の凹凸も明瞭に。
明日から冷えるそうです。



2016年9月19日月曜日

上州・沼田の丸絵ガイドが仕上がりました

8月から数次にわたってフィールドワークを重ねてきましたが、#街かど丸絵プロジェクトの1つ、わが研究室制作の「沼田丸絵案内(ガイド)」が仕上がり、沼田市役所、沼田市商店街連合会へ納品いたしました。

8月の盛夏の暑さを厭わずにフィールドワークに赴いてくれた学生たち、そしてそれを受け入れてくださった沼田の皆様の協働の成果です。

2016年9月9日金曜日

渋川市中央公民館で避難所運営ゲームに参加しました

災害時に公民館や学校の体育館が避難所となる光景はメディアなどでよく見る光景ですが、その避難所を運営する側に回ったとしたら・・・

それが避難所運営ゲームです。「ゲーム」ですが、シミュレーションであり、机上訓練です。今回は参加人員のおよそ3分の1をわが研究室の学生が占め、昨年、この企画に参加した学生は、今年、熊本の震災でいち早く現地へ馳せ参じてボランティアとして汗を流してきました。

その熊本での経験の分かち合いとなる報告会も開催され、充実したイベントとなりました。



2016年9月6日火曜日

渋川から沼田へ

渋川で打ち合わせを終え、沼田で学生を引率してフィールドワークへ。

渋川の中央公民館内を一巡してみると各階で活発にサークル活動がおこなわれていることに改めて驚かされます。早く深い調査・研究に立ち入りたいなと思いつつ。

沼田には今回は地図の描き手を連れて、入れるべきコンテンツの最終的な確認。場から授かる感覚の確認でもあるのですが。暑い中を皆よく歩きました。基本的な地図のコンセプトとデザインは示したので、あとは学生がよろしきようにやってくれるでありましょう。

間の奥にまちのおもしろみがあります。





2016年9月4日日曜日

部分執筆・監修した「教職教養」の書籍が出版されます

教育時事を常に意識しながら教職教養を捉えようということで、「最初におさえる時事のツボ」を書き加えました。

また、高校生の政治参加が現実化したことから政治教育については厚めに、体罰、道徳教育についても内容を刷新しています。

専門である地域との協働などは、関係する答申が昨年に出され、これから動きが活発になっていくでしょうから、今後の動きをフォローして来年度以降の執筆・監修につなげていければと考えています。


2016年8月28日日曜日

#街かど丸絵プロジェクト 盛り上がって参りました

#街かど丸絵プロジェクト

週末の沼田は真田丸展へ向かう人で賑わっていましたが、真田丸展で販売されている<真田弁当>(画像)もぽんぽん売れていました。学生の人数分はないので、学生といつもの定食屋へ。週末の賑わいのため、ご飯になかなかありつけませんでしたが、その間に学生たちはスマートフォンでサクサクとデータ処理をこなしていました。素晴らしい。

小池楽器店ではかわいい猫が店番(画像)。
ちょうどお店の方がお帰りになったところで、まちの話に猫談義。とても充実したフィールドワークでした。

本日のフィールドワークで商店街に展示されている丸絵はほぼ網羅し、これから地図づくりに入ります。