2019年12月31日火曜日

2019年、書き納めの論文

2019年最後の日の東京下町は穏やかに晴れ渡り、下町の守護神・スカイツリーも青空に映えています。

スカイツリーについては賛否両論ありますが、僕は好きです。

このマッスな存在感は、大学からだけでなく、通勤のときも、まちを歩いているときも、それぞれ感じることができ、多くの人はスカイツリーで方角を判断できるまでになっているのではないでしょうか。

先日、鐘ケ渕通り商店街平和会の方々とお話ししたときに、スカイツリー建設の折り、明るすぎたら夜眠れなくて困るからという区民の声を受け、ぼんぼりのような明るさになったと聞きました。朧気なこの光り方、僕は気に入っています。

先日、台湾の学会で発表した内容を論文にまとめているのですが、ちょっと多めの内容になってしまい、それを削り落としています。今日は、平和会の皆さんとの協働について考えをまとめた後は、論文の調整に終始し、ついに除夜の鐘を聞くことになるでしょう。

タイ、渋川、福岡、タイ再訪、福井、奄美大島、台湾・・・長旅となるフィールドワークが続いた年でした。来年は、もっと激しく密度の濃い調査・研究・教育に励みたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020年はタイから始まりそうです

2019年12月23日月曜日

鐘ヶ淵フィールドワーク

さて、本日は鐘ヶ淵駅前・平和会商店街のフィールドワークに学生2人と行って参りました。地元商店街の活性化を目指す若手経営者と商店街の会長さんに導かれながら。

鐘ヶ淵はカネボウ発祥の地で、商店街も活況を呈していましたが、カネボウがこの地を去った後はどうも元気がないようです。危機感を抱いた若手経営者の方が本学にお話を持ってこられ、地域連携センター・当研究室が手掛けさせていただくくことになったのですが、最初は小さな協働から始めていくつもりで、そのことを提案してきました。

さて、学生2人は長いお話の中にある宝物やヒントを見つけることができたでしょうか。


夕暮れに染まる鐘ヶ淵駅

2019年12月15日日曜日

台湾での学会発表

台灣日本語文学会は私が所属する日本比較文化学会と姉妹学会なのですが、そのご縁でフィールドワークの成果を発表する機会を与えていただきました。ここに私を導いてくださった先輩教員に心から感謝申し上げます。

また、台灣日本語文学会の皆さまにも厚く御礼申し上げます。

この学会参加は企図していた通り、沖縄研究から台灣との比較研究、そしてその先へ進むヒントをふんだんに与えていただける機会となりました。


ポスターにも名前を載っけていただきました。


発表の模様です



2019年12月12日木曜日

卒論指導を終えました

学部四年生の卒論指導を終えました。

ひとりは今日提出、もうひとりは今日遅くに完成したので明日提出となります。この差はmachineの差ですね〜

長期にわたる調査と執筆、お疲れさまでした。

研究室の灯火 遅くまで

2019年12月1日日曜日

あだちまちづくりフォーラムに参加しました

11月30日、足立区役所で開催された「あだちまちづくりフォーラム」で講評役を務めて参りました。多数のゼミ生も参加し、会場の若返りに一役買うことができたと思います。と述べなければならないくらい、高齢化が進む会場でした。

あだちまちづくりフォーラムは、まちづくり推進委員会が主催するもので、この委員会は「区民との協働によるまちづくりの推進のため、『足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例』(平成24年12月1日施行)に基づき、地域住民と行政とのパイプ役を担うと共に、区民の立場から、まちづくりに対する意見、提言を行い、区のまちづくりに資する目的で設置した組織」です。(足立区公式サイト)

お呼びいただいてコメンテーターを務めたのですが、足立区は区内に大学を招致したけれど、その活用の仕方はまだまだですよ、といった趣旨のコメントをさせていただきました。

大学という組織をまちづくりに使おうとするのではなく、学生をともに育て、自らをも育むパートナーとして捉えたときに効果的な協働がなされると思います。まちの人が、学生のキャリアを育み、自らのキャリアを育む、こうした視点に立たないと「無料の働き手」としてしか学生を認識できないままに終わり、学生は地域活動に可能性を見出せないまま終わる、こうした結末を迎えます。

足立区に学生をフィットさせる、このような意味で昨年度から始まった「大学生地域活動プラットフォーム事業』は希望の種なのです。もちろん今年も、足立フォーラム21さんや足立区シティプロモーション課とともに本学も走っていますよ!