11月30日、足立区役所で開催された「あだちまちづくりフォーラム」で講評役を務めて参りました。多数のゼミ生も参加し、会場の若返りに一役買うことができたと思います。と述べなければならないくらい、高齢化が進む会場でした。
あだちまちづくりフォーラムは、まちづくり推進委員会が主催するもので、この委員会は「区民との協働によるまちづくりの推進のため、『足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例』(平成24年12月1日施行)に基づき、地域住民と行政とのパイプ役を担うと共に、区民の立場から、まちづくりに対する意見、提言を行い、区のまちづくりに資する目的で設置した組織」です。(足立区公式サイト)
お呼びいただいてコメンテーターを務めたのですが、足立区は区内に大学を招致したけれど、その活用の仕方はまだまだですよ、といった趣旨のコメントをさせていただきました。
大学という組織をまちづくりに使おうとするのではなく、学生をともに育て、自らをも育むパートナーとして捉えたときに効果的な協働がなされると思います。まちの人が、学生のキャリアを育み、自らのキャリアを育む、こうした視点に立たないと「無料の働き手」としてしか学生を認識できないままに終わり、学生は地域活動に可能性を見出せないまま終わる、こうした結末を迎えます。
足立区に学生をフィットさせる、このような意味で昨年度から始まった「大学生地域活動プラットフォーム事業』は希望の種なのです。もちろん今年も、足立フォーラム21さんや足立区シティプロモーション課とともに本学も走っていますよ!