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2018年5月28日月曜日

山谷考 生・死・キャリア

本日の講義で東京・山谷地区におけるホスピスをテーマとする視聴覚教材を扱いました。「ひとりでは死なせない」という価値観のもとに設立されたというホスピスです。

冒頭から入居者の死を看取る場面があり、教室に緊張感が走ることがわかります。

路上生活者、労務者が体を壊してこの施設にやってくるのですが、それは死を迎えるという目的のもとに。運営にまわる多くのスタッフ(ボランティアを含む)のなかには、転々と職を変わって「社会に行き場がない」思いでここに行き着き、天職を得た思いで献身する方も。入居者とスタッフのキャリアが交錯する模様が描かれます。

山谷というまちには欠かせぬ存在であるこのホスピスにはさまざまな方が関わっています。コミュニティ・デザインの視点に立てば、これもまたまちづくり。さまざまなキャリアを持つ方が関わるこのまちづくりを通して、学生も自らのキャリアを逞しく開拓して欲しいものです。

本日の講義で多くの学生が目に涙しました。

この視聴覚教材では、自分の心に刺さった事象をを社会学の言葉・概念を用いて分析することが課題なのですが、それとともに、自らのキャリアの果てにある「死」をどのようにイメージするかもまた隠された課題の1つです。

キャリアとは人生そのもの。

共有される清澄な感情で教室全体がまとまりゆく感覚、今日の講義では学生の多くがそれを感じることができたように思います。

路傍にて 寄り添う

2017年10月2日月曜日

専門社会調査士の認定を受けました

本学では社会調査士の資格を学生に取得させております。

学位取得以来、いつかは認定を受けたいと考えておりましたが、こうした環境に身を置いた以上、専門社会調査士として認定を受けていた方が何かと好都合と考えて認定を受けました。

私に社会調査のスキルを与えていただいた師匠、そして今回認定にあたって私の業績を審査していただいたすべての方に感謝いたします。良い考察・結論を導くために良い調査のできる学生を育てていきたいと思います。

これも士業かな?




2017年5月2日火曜日

エートス

本日の社会学の講義で、M=ウェーバーの社会的行為の四類型から『プロ倫』を扱ったのですが、今なおウェーバーの言葉は学生が聞きいる迫力を持っています。

学生が最も集中して聴いていたのは「エートス」の話でした。

難解な話にへこたれてしまう学生を引きつけるには、国語(特に語彙)、世界史、地理など、彼らが高校時代に積み残してきた知識を補いつつ講義を組み立てていくことが大切だと思うのです。時間はかかりますけれどね。

2017年4月10日月曜日

初回講義が200人とは

さて、本日は未来大での初講義でした。
200人近くの学生が出席し、急遽、大教室への変更となりましたが、つつがなく2コマの講義を終えました。

初回ということでガイダンスなのですが、大学の学びでこの講義を何処に位置づけるのかについての解説に注力しました。すなわち、コミュニティデザインの方法の1つとしての社会学という位置づけです。

本学の大切にしている言葉の1つに「困難を希望に変える」というものがあり、最近、好んで使っています。コミュニティデザインはまさにそのためにあると考えていますが、それが射程とするソフト面だけではなく、ハード面も包含する「地域マネジメント」という語の方がもしかしたら相応しいのかもしれませんね。

ともあれ、きっちり90分の講義を仕上げ、初回にして「先生の講義好きだよ」との言葉を学生から貰いました。その言葉を糧として明日からまたのぼっていこうと思います。足取りも軽やかに家路をたどりました。

追記 一日が長く感じられます。往復5時間という電車での通勤がなくなったからかな。