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2018年5月28日月曜日

山谷考 生・死・キャリア

本日の講義で東京・山谷地区におけるホスピスをテーマとする視聴覚教材を扱いました。「ひとりでは死なせない」という価値観のもとに設立されたというホスピスです。

冒頭から入居者の死を看取る場面があり、教室に緊張感が走ることがわかります。

路上生活者、労務者が体を壊してこの施設にやってくるのですが、それは死を迎えるという目的のもとに。運営にまわる多くのスタッフ(ボランティアを含む)のなかには、転々と職を変わって「社会に行き場がない」思いでここに行き着き、天職を得た思いで献身する方も。入居者とスタッフのキャリアが交錯する模様が描かれます。

山谷というまちには欠かせぬ存在であるこのホスピスにはさまざまな方が関わっています。コミュニティ・デザインの視点に立てば、これもまたまちづくり。さまざまなキャリアを持つ方が関わるこのまちづくりを通して、学生も自らのキャリアを逞しく開拓して欲しいものです。

本日の講義で多くの学生が目に涙しました。

この視聴覚教材では、自分の心に刺さった事象をを社会学の言葉・概念を用いて分析することが課題なのですが、それとともに、自らのキャリアの果てにある「死」をどのようにイメージするかもまた隠された課題の1つです。

キャリアとは人生そのもの。

共有される清澄な感情で教室全体がまとまりゆく感覚、今日の講義では学生の多くがそれを感じることができたように思います。

路傍にて 寄り添う

2017年10月16日月曜日

足立をゆく 関原三丁目商店街

本日は講義「地域マネジメント論」の履修生とともに、関原三丁目商店街のフィールドワークを実施しました。天気が荒れていましたが、雨天決行で突入です。

今日のテーマは、まちの構成要素と店構えの印象についての分析です。
また、商店街会長さんをはじめとした皆さんからのヒアリングも。

雨天ですが意気軒昂。
遠足というには寒すぎる気候でしたが、学生とまちを歩くことはやはり楽しいですね。



2017年8月18日金曜日

学生による浅草仲見世フィールドワーク

本日は雷おこしプロジェクト学生定例会議が開催され、そのまま浅草仲見世へのフィールドワークへ出かけました。

今日はフィールドワークの調査項目の検討だけかと思ったら、ちゃっちゃと非参与観察の分担を決めてぱーっと。まあ電車で15分程度ですからね。東京未来大は下町を攻略するにあたって絶好の位置にあるのだということを改めて納得させられます。

浅草から帰ってきた学生たちは楽しげにフィールドワークのまとめをして先ほど帰宅したところです。私はと言えば、次なるフィールドワークの手順とコラボ可能なお店との恊働のあり方を示しただけで、いやはや頼もしい!



#浅草
#仲見世
#雷おこし

2017年8月16日水曜日

日光街道一の宿 千住歴史ウォーク・プロジェクト 一旦中止

同僚教員と、千住を舞台として、学生が街の人びとを巻き込む新たなプロジェクトを立ち上げようと準備していたのですが、阻まれました 笑

標記のタイトルで助成に応募したのですが、今回の助成は「見送り」との連絡をいただくことになりました。ご助力いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。雪辱を晴らすべく、再起しますので、今後ともどうぞ応援をよろしくお願いいたします。

プレゼンはまずまずの出来でした。
しかしながら、質疑応答で最後まで噛み合わなかったのは、審査する側が「何を作るのか?」を求めていたのに対して、私たちは「作る過程こそが価値のあること」を示そうとしていたこと、それに尽きると思います。

何かのモニュメントを作る、保存する、そうしたことにお金をかけたいのでしょうが、私たちが志向するまちづくりはそうではなく、人と人とのつながりを創り、再生しながら、まちを育てるコミュニティ・デザイン。

質疑応答でいただいたご質問のなかには、失礼ながら「ちょっとどうかな?」と感じるものもあり、お金をかける対象が違うことを肌身で感じていました。それは同時にエントリーした先輩教員たちも感じていたようでした。まあ、プレゼンの帰途はそんな話で大いに盛り上がりましたが。

私たちが作るものといえば、まち歩きのガイドブックとそのプロセスを記録した書籍。ちっぽけなものです。

でも、それが「成果」ではないのです。
「成果」はそれをつくる過程にあります。
学生やまちの住人や訪れる人が新たな関係を築き、それを継続した営みへ変えてゆくこと、それを私たちは「成果」と考えています。

ガイドブックなんてこれまでに何冊も作っていると思います。
しかし、これまでにつくったガイドブックの制作プロセスで形成された人と人とのつながりは続いているのでしょうか。調査者と調査対象、制作者とコンテンツ提供者、というような関係だけで、モノをつくったら終わりということでは残念ですね。

一緒に創りあげる過程でのつながりが残り、動いていることが肝要です。

たとえば、私は今、中小企業支援で足立区の(株)篠原製菓様と学生と協働での雷おこしの商品開発を手がけていますが、これから新しく創られる雷おこしだけが成果ではなく、その過程での人と人とのつながりを創り、その中で学生を育むことが成果なのです。

また、コミュニティをデザインするとはそういうことでして、モノをつくって終わりではない、ということでアイデンティティを確認。いざ次へ!

スライドを何枚か貼っておきます。








2017年8月15日火曜日

下町のフィールドワーク

正月とお盆は、東京がようやく本来の東京に戻る時でもあります。
地方から出てきた方々が帰省するのでまちが空くんですね。人口減少の果ての東京はかくの如きでしょうか。または「極点社会」という言葉の通り、一極集中は益々進行するのでしょうか、今がその分岐点にあるような気がします。

フィールドワーカーとしては動きやすい今、まちを見に出かけない手はありません。ということで結構な距離を歩きました。今日は台東・墨田・江東を。

台東区を歩くなら、まずは観音様にご挨拶をということで浅草に。
仲見世は今日もよく賑わっていましたね。今度学生たちと再訪するので、仲見世のにぎわいをよそにすすっと横から。

しかし、賽銭箱の前で行列を作って1人とか2人とかで礼拝するのやめてくれないかな。拝めるところが空いていたらさっとやってくれた方が。柏手打ってんじゃないよ、ここ寺だよ。などなどの思いを胸に。

観音様を起点に北上し、白髭橋を渡って亀戸の天神様まで。子どもの時にどれだけ世話になったかわからない病院などを経巡ったり等、脇道にも逸れながら。浅草寺は江戸の鬼門を守るものという見方がありますが、北上すると浅草までのにぎわいが嘘のように静かなまちが広がっています。

しかし、こんなに寺社に関心の対象があるとは思わなかったなあ。

たしかに門前町の生まれだし、神アサギ・トゥンは沖縄の固有信仰の場でもあり、また建築史研究室では日本建築史ゼミ(通称:侠ゼミ)で、ムリヤリ古文書などを読まされたりしていましたが。足元を見つめ直そうとするとき、人は自分が何ものであるかを再認識するようです。

(画像上は浅草寺五重塔、下は白髭橋上からの東京スカイツリー)



2017年8月13日日曜日

深川祭 本祭

今年は3年に一度の本祭りなのでひときわ賑やかに。
「帰省」、お礼参りにフィールドワークを兼ねて。

お礼参りについて。
科学的なものの見方としては単なる「偶然」ということになるのでしょうが、相当な確率を背景としながらも災厄に遭わなかったことについて、神仏の加護を感じてしまうのは、こうした門前町に生まれ、江戸時代以来の験担ぎやらならわしを大切にする環境に育った性分としては仕方のないことのようです。また、R.カイヨワは<聖−俗−遊>という概念を示しましたが、祭を捉えようとするときには便利ですね。改めて、祭と遊について注目しながら見て回ってきました。

祭の熱狂からずいぶん離れてきましたが、八幡さんからお不動さん、次いで墓参りをするというのが、伝えられてきたわが家のならわしなので、今日もそのように。