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2019年5月19日日曜日

京都を歩く 薫風のなか

本日は学会で同志社大学に。


キャンパスに足を踏み入れた途端にスピリットを感じさせる大学の1つだと思います。とても清澄な空気感。新島襄先生、あなたは偉大です。あなたの精神は百年を超えて生き続けている。若い世代がそれを受け継いでいる。大学とはこういうところです。なにか「永遠なるもの」に思いをはせるところ。それが大学だと思うのです。




良心館という校舎をお借りして、私は沖縄県大宜味村の神アサギの形態上の変化について報告してきました。前副学長、同僚教員に応援に来ていただき、本学のあたたかみを感じる学会参加でした。

私は沖縄研究をライフワークとする者ですが、このライフワークはこの学会において反映・貢献させていただこうと考えています。国頭、大宜味を終え、東村から名護市、本部町と今帰仁村、どちらに足を向けようか検討しています。

さて、四条河原町から同志社に行く道のり。
京都市役所を見物したり


島津製作所のファサードに感動したり


祭の準備をする人々を眺めたり


町家の風情を楽しんだり
(この奥行き感こそが京都の深みであり凄み)


御所わきを通って



青もみじを楽しんだり


していました。

これもフィールドワークを生業とする者にとっては必要な業務でありまして、決して遊んでいるわけではありませんよ。

発表後は、懇親会に出られなかったのは残念ですが、そのまま社会調査に直行。

もっとゆっくり時間を取りたかったのですが、2時間の枠の中での調査でした。以前から、会いたいと切望していた方だったので、会えて心の底から嬉しかったですね。数日来のイライラが解消されました。調査過程で癒やされる、思いの響き合う調査でした。

でも、不足感のあるインタビューだったので、これは継続調査案件。しばらく通うことになりそうです。

初夏に向かう京都を楽しんでいます。



2017年3月9日木曜日

公共空間としての公民館 渋川と沖縄と

本日は学生と定期利用団体作品展の準備をしながら、あわせて来年度の展望について公民館職員の方々と打ち合わせを実施いたしました。

私は、沖縄における神アサギ・トゥン研究から、コミュニティの公共空間研究に入りました。

神アサギやトゥンは古琉球から琉球王国、そして現在の沖縄県をつなぐ時空を越えた「場」ですが、そこには多くの場合公民館が設置されています。「民族の魂」とも言える場に公民館を同居させるところに沖縄の人々のアイデンティティを希求する心を感じることができますね。神アサギやトゥンは、旧来「祭祀施設」の意味を併せ持つ公共空間でしたが、琉球固有信仰の衰退もありましょうか、現代的な用途をさらに付加させて存在させる例が散見できます。「なくさない」という意志を確かに感じるのです。神アサギやトゥンには主として固有信仰に用いる建物もあり、これにヤマト(本土)化の象徴とも言える「鳥居」を付加する例もありますが、私見として、それはかつての台湾神宮、朝鮮神宮のように違和感を感じざるをえないものです。鳥居があるからといって、神アサギやトゥンがヤマトの神社と同じと考えるのは早急に過ぎ、神アサギやトゥンが多様性ある公共空間であることの意味を消失させてしまうものです。ウチナーンチュは自らのためにも、あれは神社ではなく、神アサギ・トゥンだと言い張ってほしいところです。

こうした神アサギ・トゥン研究は研究資金が尽き、据え置きの状態になってしまいましたが、近年のうちに復活させることができるでしょう。下調べとして、沖縄(琉球大学)で開催された学会の折に、ぐるりとやんばるを回り、国頭村の現況だけは確認できています。

さて、渋川中央公民館の皆様にはいろいろと提案を申し上げ、またご提案をいただきましたが、今年はさらに公民館に入らせていただき、上武の学生のみならず、さまざまな主体との協働を模索していきたいと思います。多様性こそ公民館の強みなのです。

「渋川の中央公民館はなんであんなにいろんなとこからいろんな人がくるんかね?」

このように評価されることに力を尽くしたいと思います。



画像 上は沖縄県国頭村安田の神アサギ(左)と公民館(右) 下は中央公民館4階からの眺め





2016年5月27日金曜日

群馬県公民館連合会研修会での講演

本日は、1限講義の後、群馬県公民館連合会研修会にお呼ばれし、講演する機会を得させていただきました。

「公民館を拠点としたコミュニティ・デザイン」をテーマとするもので、多くは昨年度のモデル事業に関する内容でしたが、導入は名護市庁舎から入らせていただきました。前回の県庁での講演が自分ではいまひとつの出来で、その理由がなぜなのかわからなかったのですが、今日、結局は「フォース」を乱される自分の問題なのだとわかりました。参加した皆様、熱心に聴いていただきましてありがとうございました。

また、長きに渡って手がけてきた神アサギ・トゥンの研究成果をコミュニティ・デザインの中へ導き、これで過去の蓄積との接続を果たせたかなとの思いでいっぱいです。これまでを顧みて、道は確かに一つに統合されたようです。

抽象的な述懐で申し訳ありませんが、感無量な一日でした。
渋川中央公民館ならびに各公民館の皆様に心から感謝を申し上げます。