2016年12月26日月曜日

かかあまちを歩く

本日は、かかあまち、伊勢崎市役所、中心市街地整備事務所に行って参りました。
年明け早々からの調査のために許可書を受け取りに行ったのですが、あえて公共交通機関と徒歩のみで「まちの距離感」もつかみに。

本日たどった道筋はこんな感じです。
本庄→(国際十王バス)→三光町→(徒歩)→市役所→(徒歩)→中心市街地整備事務所→(徒歩)→伊勢崎駅→(両毛線)(高崎線)→新町

いつも思うのですが、国際十王バスってなんだか強そうな名前。SUICAが使えないのが難点なのですが、利根川を渡る路線はとても気持ちいいものです。

利根川を渡るとき、赤城をはじめとする神々しい山々と北関東の荒涼とした大地が見えるのですが、若いときの私はこの良さがわかりませんでした。

自然に宿る生命が爆発する春夏秋を過ぎて、この寒々しい枯れ野をみるとき、芭蕉の言う「さび」を心から首肯することができるように思うのです。あれだけ実り豊かに育った稲穂が無残に刈られ、抉られたように土が露出する田は、あたかも「死」のような。

輪廻を髣髴とさせる自然の劇的な変化は、都市に育ち、沖縄に生きた私にとって、野獣のような荒々しさを見る思いです。今はそうした北関東の、群馬の光景が好きになりました。都道府県の魅力度ランキングや訪れたくない(?)都道府県の順位で群馬県がひどい扱いを受けているのを見ると「おかしいな?」と思うようにも。温泉ひとつをとっても群馬は素晴らしい地域資源を多数抱えているのですが・・・

ともあれ、かかあまち、伊勢崎。
「まちの距離感」をつかむと、湧きつづける妄想が具体化して構想の種になってくるのですが、今日はいろいろとイメージが膨らみました。

良い調査になりそうです。