2025年1月18日土曜日

上州からっ風フィールドワーク

Love群馬

来年度出版予定の共著執筆のための調査をしてきました。目的地は「上野三碑」です。フィールドワークというものはモータリゼーションの力を借りなければ成立しませんが、最後の詰めはやっぱり自分の足で歩かなければなりません。ということで、高崎から上信電鉄に乗り込みます。 

下仁田行き。

上武大学時代の愛弟子がその役場で活躍しているのですが、もう一人、高崎のNPOで活躍している愛弟子と私と三人で妙義神社までフィールドワークしたことが想い出されました。

馬庭駅下車。

映画「男はつらいよ」に出てくるような、そこに寅さんがぽつんと立っていそうな、哀愁を帯びた駅。妙義山に連なる山々に陽が傾いています。

原日本の風景。

上州の空は青く、川のせせらぎは絶えることなく、からっ風に身を煽られながら枯れ草の野をも踏みしめ、ひたひたと歩く。歩く。歩く。30分。そこに多胡碑があります。


この碑は古代のこの地に多文化共生社会が成立していたと思われる証です。

さらに駅からの道すがら、多胡郡の正倉跡があるのですが、多胡碑との位置関係から計画的なレイアウト、すなわち「都市計画」の片鱗を読み取ることができました。 ここに立ち寄るつもりではなかったのですが、歩く過程で計画修正。こうしたことは歩いて、見て、感じて、決めていきます。歩かなければ気づけない、特に私のように鈍い頭を持つ者は。

調査の成果は上々。共著の書籍にその成果を盛り込みたいと思います。

2025年1月2日木曜日

新年を迎えて

新年を迎えて。

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いつの間にか猫がキーボードを押したようです。記念にそのままにしておきます。

2024年は、度重なる出張など、移動の多い年でした。比較的大がかりだったものを書き連ねますと、名古屋、和歌山、群馬、タイ、ヴェトナム、台湾、大阪、兵庫、沖縄、最後を締めくくる遠征は京都だったのですが、今年はこれまでになく意義深い経験をいたしました。この経験が2025年の力になることを確信しています。これらの機会を与えていただいた皆さま、そして大学の地元・足立区で学生とともども研究室の活動に貴重な機会を与えていただいた皆さま、心より感謝申し上げます。

大晦日に今年最後の論文の投稿を終え、ようやく著作の原稿に取りかかることができるのですが、6日に研究報告があるのでなかなか集中できない状況です。家にいるとうちの子たちが遊んでとせがむのでさらに注意力散漫に。

今年はするべきことを絞る、先のことに備える、そのような年にしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



「世も末」ということを見聞することが多くなりました
弥勒さん、そろそろ出番です