福岡市へ調査に行ってまいりました。
台風19号・20号をすり抜けながらの往来でヒヤヒヤしましたが、おかげさまで無事終了しました。先輩教員に感謝です。
あたりまえのことなのに、あえて表明しなければならない感のある「多文化共生」。
「外国人材の活用」も「社会的統合」も「同化政策」にならなければいいのだけれどの危惧はありますが、福岡市はまことに健全かつ市民の方がとても熱心でした。
とくに私が着目したのは伊都インターナショナルサークルという日本語教育ボランティアの団体です。「起立・気をつけ・礼!・お願いします!」から始まるのではなく,自由に,自然に席に着き,学習が始まります。各テーブルに分かれた日本語教育ボランティアと学習者の間に一定の「形」はありません。それぞれが自由に,そして最も効果的と判断する手法で学びが展開していきます。終わればそれぞれのテーブル毎に波が引くように帰宅の途に着きます。来年度公刊する著作のなかで詳細を明らかにしますが,代表の方,スタッフの方いずれもが素晴らしい方々でした。
さて,話題は変わって,都市にはカフェがあります。
調査中たまたま見つけたカフェがなんともシックでレトロな,しかしそれが演出ではなく歴史の中で熟成されたものであることを後に知りました。
ブラジレイロ
ここは福岡市の名店です。水出しコーヒーに涼を求めながら,ヒアリングのまとめをする時間を過ごさせていただきました。