コロナ渦の状況を見定めながらですが、学生たちは研究室に集い始め、商店街の皆さんのニーズに合わせて計画に着手しています。
課題は、今から商店街が踏み出すその一歩は消費者のニーズにマッチしているか、という点にあります。都市計画、行政が粛々とものごとを前に進めようとしています。一方で、そこにどのように民意(商店街の意向)を反映するのか。商店街といっても「一枚岩」ではなく、学生たちは2年生のときに学んだ「意思決定」という重い課題に直面しています。
とりあえず消費者の意向を探るということで、年齢階層は限定されますが、質問紙による調査を担当している講義で投げかけています。学生とのミーティングでそれを共有し、さらに深く「現状」を知るための方法について考えさせています。
でもこうした課題より、何より楽しいのは時間と空間とを共にして何気ないコミュニケーションを重ねることなのだということを噛みしめています。合目的的ではない、nonverbalなコミュニケーションのなかにこそ、ゼミの妙味はあると思うのです。
日常に刺激ある楽しさが戻ってきました。
「ひとのなかへ」
@研究室
この学生たちは地域のオトナ衆にも鍛えられるのです