2020年11月14日土曜日

キャリアデザインに関する講演でお話ししてきました

北千住のマルイは全国有数の集客数を誇るマルイだそうですね。そのマルイの上階にセミナールームがあるのですが、そこでキャリア関連の講演をして参りました。

演題は「働き方×キャリアデザイン講座 未来の「働く自分」をデザインしてみよう!」

どちらかと言えばユース対象の講演のつもりだったのですが、中高年齢層の方々も受講していただき、受講者のさまざまなキャリアに関する熱い想いを感じる講演となりました。

コロナで大学が封鎖されているのでしょうか、あるいは大学での学びを経験せずにお勤めなのか、10−20代と思わしきお二人の方が講演の合間に交わした会話を鮮明に覚えています。

「大学の講義ってこういうふうなんだろうな」「な」

この気持ちに応えなければならない、と思いました。

だからでしょう。

主たるテーマは、ライフシフトとクランボルツの「計画的な偶発性」なのですが、そこから派生させて、普段ならお話ししないような極めてプライベートな内容や仏教用語との関連など、演題を超えてお話しさせていただきました。

たとえば、諸法無我

世のすべてのものは実体があるわけでなく、それらは因縁によって生じているという仏陀の根本的な教えの1つです。

そうすると、「自分」という存在は「他者」との因縁によって立脚しているだけで実体はない、ということになるのですが、これをクランボルツの「計画的な偶発性」すなわち「キャリアは偶然に作用するところが大きい」という理論に引っ掛けてお話しさせていただきました。

今思えば「一切皆苦」の方がよかったかなとも思うのですが、事後のアンケートは概ね好評で、この講演をマネジメントしていただいたディレクターの方にもご評価いただけたことが、とても嬉しかったです。

当初の思いからすれば、ずいぶん遠くに来てしまったな

そうお思いの方は多いと思いますが、どうか自信を持ってください。

歩み続け、逆に流されながらも手繰り寄せ続け、人との縁を結びながら、今のキャリアで学べるものを学び続けていれば(「計画的な」ということ)、ふとした機会がやってきます(「偶発性」ということ)。


そのときに今のステージで異なる役を演じても、ステージを変えても、今のステージを続けながら他のステージに出演しても自由自在。そんな世の中が来ます。



生命の終わりまでカウンセリングできるようにならないと