2023年5月21日日曜日

日本比較文化学会第45回大会・2023年度国際学術大会で発表・報告してきました

北海道・苫小牧市の北洋大学で開催された学会に同僚教員とともに参加してきました。広大なキャンパスに最新の教室環境、とても羨ましいです。

午前は総会、午後イチに香山リカさんの基調講演を拝聴した後、分科会に分かれての発表・報告というスケジュールでした。私は、宗教・哲学ジャンルに振り分けられて、その先鋒を務めました。

テーマは「沖縄における梵字碑の語意と真言宗との関わりについて」

梵字碑の梵字内容から、種子碑と真言碑に分け、種子碑は個人宅並びに集落の石敢當の役割を受け持ち、光明真言碑と種子碑の併存する空間において光明真言法をはじめとする何らかの修法が行われていた可能性についてフィールドワークの成果をもとに報告しました。報告後は沖縄出身の学生や同領域研究者からの質問も飛び、意義深い質疑応答の時間となりました。何年振りかに「マジムン」というウチナーグチを使ったのは、沖縄出身の学生からの質問に触発されたからでしょう。

 
地元紙・北海道新聞(5/19)にも掲載されました。 

学会開催もまた地域活性化の一助となることを改めて確認できた大会参加となりました。一泊二日の短い旅程で、FWも何もできませんでしたが、帰り道に見た苫小牧沖の海は広大で北海道らしい海でした。 

 
また来よう