およそ6年ぶりの開催となった日本比較文化学会関東支部・東北支部の合同例会が仙台市・戦災復興記念館で開催されました。雨。
開会前に戦災の資料展示を拝見しましたが、米軍がよくもまあ日本中を隈なく無差別爆撃をしたものだと戦争中の狂気を改めて感じ取りました。日本も重慶爆撃をやったり、狂気は決して一方的なものではないことは確かなことです。戦災からここまでの復興を遂げた仙台の人々に敬意を。
仙台駅からまっすぐ伸びる青葉通り、大木に育った並木が杜の都と呼ばれるに相応しい情緒を醸し出していました。
例会は新進気鋭の研究者たちの発表が続きました。また質疑応答も「育てる」という視点に立つものが多く、この学会の優しさを感じました。お金や時間を取るだけ取って、何も育てない、何も得させない、そうした学会や大学を経験してきただけに、この学会のこうした伝統は守っていきたいと思っています。
今回は懇親会には出席できず、フィールドワーク先の大阪へ移動。滞在わずか7時間の仙台行でしたが、また来ます。