2025年12月12日金曜日

卒業研究を全員提出できました

本日は4年生必修科目「卒業研究」の提出日。

おかげさまでゼミ生13名、全員提出することができました。13名は学部内のゼミでいうと最多の人数です。最後まで提出が危ぶまれた学生もおり事務方をハラハラさせましたが、無事提出。卒業へ向けて大きく前進です。よかったね!

モチベーション行動科学部は、経営領域、心理領域、教育領域の3領域で構成されていますが、そのなかで経営領域のゼミは最多の学生数を誇ります。よく大学のパンフレットなどではモチベーション行動科学部を「心理中心の学部」と表現していますけれど、ゼミ生の数からすると、「経営中心の学部」と言えそうですね。

その経営領域の中のゼミ生内訳は、まちづくり(社会学系)>国際経営>国際政治>情報>経営組織(モチベーション論)というような学生数で、最も少ないゼミはわずか2人しかいません。これは経営組織(モチベーション論)のゼミ希望者が2人しかいなかったためで、アンバランスな構成ですが、学生の希望を最大限尊重しての数字です。「数は力」ということではありませんが、この数字は学生の興味・関心を示すひとつの指標になりそうですね。

また、経営といっても内実は経営プロパーというわけではないのは、上記のゼミの名称からみてもわかると思います。いずれこの経営領域は分割されるなど大きく変わらざるを得ないかもしれませんね。そのとき、私のゼミは必ずしも経営領域に残る必要はないと思っている今日この頃。属するなら「社会・文化領域」とかがいいような気がします。いまはないけれどね。

さて、本題。

今年、私の研究室の学生たちはこのようなタイトルで卒業研究を書きました。

 

  • 千住まち歩きプロジェクトー学生と楽しくフレイル予防 千住まち歩きと健康づくりー
  • サードプレイスの機能変容 ―スターバックス店舗の事例をもとに―
  • 下着の選択における自分らしさの研究
  • Tokyo Mirai Brend 2024 プロジェクト報告書
  • コミュニティにおける祭礼の役割~千年新町納涼盆踊りの事例から~
  • 現代社会における若者のカリスマ像ーSNSにおけるインフルエンサーとフォロワーの関係からー
  • 環境問題を展望とした野外活動について
  • 男性の化粧の歴史とコスプレイヤーの化粧における男性らしさの研究
  • 『風の谷のナウシカ』におけるジェンダー・メッセージの解読
  • カフェ「こみゅーん」プロジェクト報告書
  • 全国学力・学習状況調査にみる文化資本と学力の関連

 

プロジェクト報告書と社会学系論文に大きく分かれていますね。

このプロジェクト系を分離して2025年からプロジェクトゼミというゼミを走らせているのですが、本格的な稼働は来年度以降になるでしょう。

来年度以降、私の研究室のゼミでは社会学系を、プロジェクトゼミでは文字通りのプロジェクトを、それぞれ走らせることができるといいなと思っています。

我がゼミの象徴的な商品 Tokyo Mirai Blend 

Tama Coffee Roasterさんに教えを請うて創り販売しています 

先輩から受け継がれた商品に少しづつ手を加えながら

その成果を卒業研究に

伝統はこうして創られるのです 


2025年11月10日月曜日

完売御礼 森下ゼミ 学祭2025

私たちのゼミでは学祭をプロジェクト学習の一機会として捉えており、地域における企業さまと協働して、商品を開発し、卸値を交渉して仕入れ、販売する実践的な学習の機会としています。

茶匠おくむら園さまと学生が協働して作った「まろや香」というブレンド日本茶が好評でドリンク、おみやげともに完売。

Tama Coffee Roaster さんと協働して作ったTokyo Mirai Blend 2025。ドリンク、ドリップバッグともに完売。

足立の代表的な和菓子屋・喜田家と卒業生が協働して作った、「密どら」「プリンセスマロン」、喜田家の定番商品「東京1010」、完売。

商品展示

いつもながらの難しいミッションでした。
卸値は交渉はするものの、企業さまも自社ブランドを毀損しないように価格を設定してきます。当然のことです。学祭で売れればいいというだけの視点で販売するのではなく、これまでも、そしてこれからも続く関わりを壊さないように、売り方も上品に、商品のブランド、企業様のブランドイメージを壊さないように売る必要があります。学祭だけで通用する駄菓子のようなものと同じには扱えないのが、これらの商品群です。

心をこめて

毎年、細心の注意を払って販売するのですが、学生いわく「うちとは真逆の模擬店」が同じ教室に入ったことにより、売れ行きと場の雰囲気に陰りが生じてしまい、大変苦戦したようです。そうした状況を乗り越えて、2019年の学祭以来の全品完売を成し遂げることができ、学生には大きな自信になったでしょう。1人あたりの純利は渋沢栄一翁を拝むことができるほどのなりました。この利益から、各社へのお礼、慈善団体の寄付を行い、学生たちの学祭は完結するのです。

開催期間中、卒業生たちが続々と応援に入り、ゼミ生のモチベーションを高め続けてくれました。卒業生たちにとっても、「自分が作ったあの商品がある」「あのイベントが続いている」ということの確認ができ、自分の「原点」を知る機会にもなっているのが、私たちのゼミ出展「Cafe Commune」です。

祝完売 偉業達成

ゼミ生の皆さん、お疲れさまでした。
木曜日、華々しく打ち上げましょう。

2025年11月3日月曜日

伊勢屋かま田さんと練切ワークショップを開催しました

本日は大学近郊の商業施設で伊勢屋かま田さんと学生とで練切ワークショップを行いました。

伊勢屋かま田さんは西新井大師のお近くで和菓子屋さんを営んでおり、斬新なデザインの現代和菓子から伝統的な和菓子まで広く製造されています。区内外にファンが多く、整理券は配布開始から10分もしないで受付終了。総勢72人+保護者の方の来場で大活況でした。

伊勢屋かま田さんと学生は新しい商品開発に取り組んでおり、先日、学生がデザインした新商品案をこのイベントで来場者の方にもお披露目し、どれが食べてみたいかシール投票も実施しました。こちらも通りすがりの方にまで投票していただぃ盛り上がりました。

2025年10月30日木曜日

日本茶アワード2025の審査に参加しました

足立区の誇る茶匠おくむら園さまからお誘いいただき、日本茶業界屈指のイベント「日本茶アワード2025」に参加させていただきました。

昔ながらの言葉を使うなら「利き茶」。短いながらも優雅なひとときを過ごしました。

その後は奥村さんも交えて学祭の商談。教員はそのやりとりを眺めているだけ。いやはや立派に交渉できるようになって頼もしいです。

2025年10月23日木曜日

プロジェクトゼミ始動

今年度からモチベーション行動科学部は「プロジェクトゼミ」というPBLに特化したゼミを走らせています。

学生が興味・関心を寄せる事業を自らデザインし、教員の指導を加味して実践するという学びを内容としています。それだけではなく、全員の共通課題として足立区内の事業者と協働して新たな商品を開発するプログラムがあります。本日は、学生がデザインした新商品案を事業者さまにプレゼン、テクニカルなコメントをいただく会合を催しました。

今後、1ヶ月程度を目処にプロトタイプを製作していただき、さらに検討を重ねることになっています。




2025年10月13日月曜日

足立サークルフェアに出展しました


10月11,12日にわたって開催された足立サークルフェアに未来大の誇るTAMA Coffee RoasterさんのTokyo Mirai Blendとおくむら園の銘茶を出展し、完売となりました。


激励しに行ったらみんなこの小さなテントの中にこもって「お茶、コーヒーいかがですか」と声を出していたのですが、なんで外に出て売り込まないのだろう?時間差で彼らの動きを観察してみると、隣の高校生たちのクッキーがホイホイ売れる一方で、自分たちの並べた商品が売れ残るのを見て、さすかにヤヴァいと感じたのでしょう、外に出始めました。ヤドカリじゃないんだから。

でもやればてきる、いや出来た。ミライフェスの良い教訓にしてくださいね。


屋外のテントブースも盛況でした。



2025年9月21日日曜日

沖縄フィールドワークを終えました

2泊3日にわたるモチベーション行動科学部・教員学生有志による沖縄フィールドワークを終えました。

参加してくださった先生方、学生の皆さんに深謝申し上げます。

詳細は参加してくださった先生方との共著による報告書に書く予定ですが、内容は沖縄の自然、歴史、生活と文化、産業をテーマとしています。

モチベーション行動科学部は、行動科学を専門とするにも関わらず、講義や演習で「現場」に入るフィールドワークを学ぶ機会がありません。この現状に一石を投じるべくデザイン、実践したのが今回のフィールドワークでした。

実施してみて、成果はもちろんですが、今後の課題も露わになりました。この経験をもとに科目「フィールドワーク」設置を目指したいと思います。

ハイビスカス🌺と沖縄の空