2024年11月4日月曜日

まち歩きイベントを実施しました

清々しい空気と陽光のなか、今年も当研究室では生涯学習センターのご協力のもとで「まち歩き」イベントを開催いたしました。

予定は一昨日だったのですが、雨天順延。昨日、延期によって生じたスタッフの変更もろもろの準備をやり直して今日、11/4の実施に至ることができました。学生の皆さん、お疲れさま。

前年までは観光資源化しているスポットを見てまわるという目的が強かったのですが、今年はぐっと健康志向が高まりました。みんなで都市における自然環境を楽しみながらウォーキングという趣旨に近いですね。経路マップには、銭湯のまち千住らしく、歩いた後のオススメの銭湯も載っています。

 この紺碧の空♪

この企画、まち歩きを卒業研究のテーマにする学生と銭湯をテーマにしている学生とのコラボ企画なんです。

大和湯さん 千住は銭湯の街でもあります

私もひとっ風呂浴びたいところですが、この企画終了後は研究室で四年生の卒業研究指導です。2人の執筆指導と、追加の調査計画指導、併せて学生からインタビュー調査の場所として貸して欲しいとの依頼もあり、カオスな様相が予想できます。また後でそんな画像も載っけたいと思います。

2024年10月27日日曜日

完売御礼

 長かった準備期間、学祭のゼミ出展が今日終わりました。Tama Coffee Roasterさん、喜田家さん、茶匠おくむら園さんにご協力いただいた商品はすべて売りきり、学生たちも重責を全うした思いだったでしょう。

卒業生、四年生もたくさん来場してくださって、自分たちが切り拓いたものが連綿と続く様子を感じることができたはず。


片付け後の研究室でのピザパ

居酒屋が苦手な学生も参加できるので

2024年10月13日日曜日

Tokyo Mirai Blend / とうきょうみらいぶれんど 完売しました

夏日となった今日、あだちサークルフェア2024に学生が出店しました。

今年のTokyo Mirai Blend、Tama Coffee Roasterさんとの協働により販売に至りました。

 

デザインはゼミの4年生が担当しました

もう1つ。日本茶の「とうきょうみらいぶれんど」。こちらは茶匠おくむら園さんとの協働によります。

きれいでしょう?こちらも同じ4年生がデザインしました


この出展については、8月初旬に4年生と生涯学習センターの皆さんと打ち合わせて形にしていったものですが、3年生の協力もあって成し遂げることができたものです。


 

2024年10月12日土曜日

本学で日本比較文化学会 第62回関東支部例会・臨時総会が開催されました

ひさびさに総勢11人の精鋭会員による発表が行われました。私は第3会場の司会を担当させていただきましたが、いやー本当に勉強になる発表ばかりでした。ここ数年、本当に寂しい人数の発表が続いていたので、この盛会を機に、皆さんがこぞって発表したくなる支部例会となるよう貢献したいと思います。

発表後は臨時総会が開催され、新しい人事や規則改正等が総会にて承認されました。新しい体制が発足します。

その後は、運営に携わった面々を中心にお疲れさまの会を設け、散会。学会ってこうでなきゃいけないよなとの余韻に浸りながら家路につきました。

 

学会で使うよと申請を出しているのにロックアウトの図


2024年9月19日木曜日

タイからベトナムを駆け抜けてきました

モチベーション行動科学部経営領域の海外研修に同行してきました。

タイ4日間、ベトナム2日間に濃縮されたこの旅行はコロナ禍を経て昨年から復活いたしました。 

統一会堂・元南ベトナムの大統領官邸

中央郵便局 コロニアル様式が美しいですね

メコン川クルーズ

水上マーケット

ワット・アルン

アユタヤ 涅槃像

 

この旅行の主宰は尊敬してやまない上席の専任教員。

そのゼミ旅行に端を発したこの研修旅行をより多くの学生への参加を促すものに仕上げていきたいものです。

ただ、フィールドワーカーとしては、服は一、二着しか持っていきたくないのですが、教員としての体裁を整えるためにいつも大掛かりな荷物になることに溜め息をついています。。。

 

2024年9月1日日曜日

足立六大学学長会議が開催されました

個人的な感覚でいうのであれば「この夏最大のイベント」

足立六大学学長会議が、本日、開催されました。場所はシアター1010(センジュと読みます/「せんじゅう」のもじりです)

学長のご指名により私ごときも発言の機会を得ましたので、シティプロモーション課との協働により展開している事業が施策目的に沿った成果をを挙げていることを述べ、各大学の学長に参加を呼びかけさせていただきました。発言を予定していなかったので、拙い表現に終始したことが残念ではありますが。

会場の入口にて


2024年8月24日土曜日

トルコに来ています

というのは冗談で、他ゼミと合同フィールドワーク(FW)で東京ジャーミイに来ています。ここは、トルコ共和国との縁深き渋谷区のモスクで、もう何回も来ていますが、今年は特に暑かった。代々木上原駅からすぐなのですが、その軽い坂道もしんどいくらいに。

 

モスクに入る学生たち

今回は、ガイドの方が、建物の成り立ちや現況の紹介よりも、イスラム教徒と実際にコミュニケーションをとってみる時間を大切にする、というご方針を立てられたようで、モスク内にいる信者の方々に次々にお声がけしながら「あんたどんなひと?」とインタビューしていく祈りに来ている信者さんにとってはとんでもなく迷惑なツアーとなりました。私たちは楽しかったですけれどね。

インドネシア出身の大学生の方、セネガル出身の小学校3年生のお子さんとそのパパ(バスケットボール プレイヤー)、内モンゴル出身の方、アルジェリア系アメリカ人の方、私はイラン系アメリカ人の方と富士山の登山について熱く話が盛り上がり、というように盛沢山なFWとなりました。 

モスク内でしばらくチャイで歓談し、そのあとはみんなでJICA食堂でご飯を食べて解散。学生諸君、信仰によって結ばれた共同体について良い経験をしましたね。「国籍」とやらを軽々と超えるイスラムのつながりに圧倒されました。

日本では「宗教」というとヤバい人が信じちゃってるヤツとみられがちです(特に若い世代ではそんな思考回路を持つ方が少なくないと思います)。でもそんな方はぜひ新渡戸稲造の『武士道』の冒頭だけでもお読みください。宗教がなぜ必要かが書いてあります。

宗教というのは、なんだろ、善悪の基準だったり、さまざまな倫理的な課題に直面した時の寄る辺となるものなので、グローバルな視点では非常に大切にされているものです。前述の著書で新渡戸稲造は武士道を宗教に変わるモノに見立てて話を展開するのですが、もう日本に武士はいませんから武士道はもはや日本の倫理の基準にはなり得ないことになります。腹を切るのも痛いし、飛び出てくる自分の腸とか見たくないですよ。

それでも、特に既存の宗派が既得権益や公権力と非常に近いことが日本の若い世代をへきえきさせているところもあるようです。宗教社会学の講義時に学生から多くの指摘がありました。宗教が時の権力とこねこねしていた(している?)例が少なくないのは事実なので、曇りなき眼を持つ若い世代にしてみれば、なんとなくうさんくささを感じるのでしょう。若い世代だけでなく、昔から「坊主丸儲け」なんていう良くない言葉もありますね。でもその丸儲けモデルは江戸時代に作られたシステムによるところが大なのでまもなく終焉を迎えると思います。多分に宗教、特に既成の仏教において、精神史的に日本はようやく近代を迎えることになるのでしょう。墓を「人質」とした檀家制度は風前の灯ですし、家を単位とする信仰から個を単位とする信仰へ。そうした新しい信仰のカタチへのメンタルの基盤は「推し活」などが培養器となって育まれる、のかな。個々の価値観に沿い、応える宗教が求められているのでしょうね。