2019年2月27日水曜日

タイで考えたこと

モチベーション行動科学部は3領域に分かれており、当研究室は「公共経営」ということで経営領域に属しています。

しばらく日本を離れるよと研究室の学生に言い残し、同領域の先輩教員に連れられ(勉強のため)、タイへのスタディ・ツアーに同行しました。ようよう帰国したところです。

日系工場の見学、現地の大学との交流から始まり、世界遺産の視察、文化体験、社会問題の共有と日を追うごとにテーマは深められ、このようなツアーを構築できる先輩教員の力量に圧倒される日々でした。心に残る旅となったことに感謝しています。

感動の大きさは胸に秘め、わずかな言葉で書き記しておきます。秘すれば花。


日本の地域社会はこれから外国からのニューカマーの波にさらされるでしょう。そのためにも波のもとをたどり、知ることが必要です。国境線の外に視野を広げて水平的な比較ができるようになるとともに、コミュニティを深掘りできるような、glocalで柔軟な思考をもつ学生を育てたいと思います。旅は学び。

先輩教員が飛翔する鳥の目を持つならば、私は地を這う虫の目を持って、学生の教育に当たりたいという考えに至っています。

「森下さんって、下から行くよね」
これはつい最近、後輩に言われたことなのですが、自分の方法論の輪郭がようやくそのようなものなのだという自覚を持ちつつあります。

庶民にヤクルトを届ける タイのヤクルト・レディ

2019年2月18日月曜日

福岡・大阪への出張

昨夏からお世話になっている福岡市の多文化共生を支えるボランティア団体の活動について再々調査に入りました。

これで調査も一区切りなのですが、いま新たなステージに入るかどうかを団体の代表者の方に相談しているところです。より深く掘り下げることができるか、現段階では難しいかな?といったところです。

止まるにせよ、進むにせよ、実り多き研究になることを住吉神社に祈願。



帰途、大阪に立ち寄り、学部以来の友人の研究者らと地域研究と活動について情報交換。
歓待していただけて意義深いひとときを過ごしてきました。
昔の仲間はなぜこころを許せるのだろう。

2019年2月12日火曜日

あだち千住銘菓がかたちになりました

先日、あだち千住銘菓プロジェクトの定例会が開催されました。


ひので家さんが職人の腕でかたちにした試作品が公開され、試食した学生及び関係者は興奮の渦に包まれました。とてもおいしかったです。これが何であるかはまだ内緒です。


大学の会議でもお歴々に試食していただき、いろいろなご意見をいただきました。それらをもとに学生が最後の一押しを加えます。


3月23日(土),24日(日)、北千住マルイ1階エントランスで販売します。
また、昨年以来関わり続けている篠原製菓さんが今年も「みらいおこし」をつくってくださるので、これも同時販売します。社長のアイディアで袋が市松模様になって和の風情を強く醸し出すなど、順調に育てていただいていることがうれしいですね。


北千住マルイが今年で15周年を迎えるので、15(イチゴ)祭と銘打って3月中はさまざまなイベントが開催されます。篠原製菓はみらいおこしだけでなく、いちご味の雷おこしも出します。大好評のプラリネも。

ひので家さんと学生が開発した冒頭の画像もいちご味です。

ここまでの道のりは平坦ではありませんでしたが、さまざまな方に支えられてたどり着くことができました。関わっていただいているすべての方々に感謝申し上げます。

そして、ご恩に報いるためにも仕上げにかかります。