2月上旬、無事に経営領域4年生の3ゼミ合同卒業研究発表会を終えました。
私の研究室からは8人が以下のタイトルで発表しましたが、今年はプロジェクト報告書が多かったですね。
「喜田家との協働による商品開発プロジェクト報告書」
「密ドラの報告書」
「ハザードマップの有効性」
「町屋プロジェクト報告書 ー勉強カフェ計画—」
「古民家をつなぐあだちの魅力発信事業プロジェクト報告書 -高齢者に対するまち歩きのコース提案-」
「喜田屋町屋店 2・3 階の有効利用に関するプロジェクト報告書」
「アニメツーリズムによる現状と課題」
「鐘ヶ淵平和通り商店街まちづくり」プロジェクト報告
コロナ渦ということもあり、3年次に携わったプロジェクトの報告書を書くことを選択した学生が多かったのが今年の特徴でした。
発表会はもちろんリモート。今後も合理的にWebを使う流れは続くと思いますし、続けなければ。コロナ渦のパンデミックにおいて対面を強要することはもはや暴力ですよね。
さまざまな申請書や報告書を紙で提出しろというのは提出先に紙というお盆にウイルスを乗せて持っていくようなもの。もちろん職場の人間関係を円滑するマイクロ・コミュニケーションもわからないではないのですが、そのために出勤せよ、電車に乗れ、バスに乗れと命じることは疑問ですね。
幕末の歴史を見ると、クロフネの処理に失敗した幕府が倒れ、新しい枠組が生まれてきました。さて今回、新型コロナウイルスという「クロフネ」についてはどうでしょう?
私たちは「チョンマゲ」を切る選択をするのでしょうか。いろいろな閉塞感が社会を覆っている気がいたします。そんななか、卒論発表会は若い世代のエネルギーを確かに感じることのできる、私にとっては栄養剤のような時間でした。
皆さん、卒業だね。寂しくなります。