足立区生涯学習センターと協働させていただき、学生が考案したコースをテクテク歩いて回るイベントを開催したので、様子見に行ってまいりました。
北千住というまちは本当に底知れない深みと面白味を持っているまちでしてね。私たちが普段気づかないような路地、空間、店舗について学生から気づきをもらう 、そんなイベントです。
参加していただくとわかるのですが、コースの選択なんてはっきり言ってどうでもいいんですね。それより面白いのは、普段、絶対にコンタクトしない人・集団間のコミュニケーションなんです。最初は緊張感の漂う微妙な雰囲気のなかスタートしますが、同じものを見、学生がポイントを説明、それに対する質問という流れの中でギクシャクした関りが滑らかになってきます。そうすると、「昨年も参加したんだよ」とか「関原三丁目の篠原製菓と雷おこし作っていただろ」というような嬉しいお言葉も聞かせていただいたり。
今回の目玉は、インスタグラムのアカウントを学生のサポートのもとにお作りいただいて、まち歩き中に撮った画像をアップして楽しみましょうという内容でした。まだ開店していないお店についても、店の軒先でその店のインスタを一緒に開いてあれこれと談議。学生に言わせると、ハイブリッドまち歩きなのだそうです。いろいろ考えますね。
4年生は成し遂げたこの企画をもとに卒業研究(プロジェクト報告書)を書き、サポートに回った3年生はこのプロジェクトを次年度継承する権利を得ます。
来年まで見越せば4代にわたって続くプロジェクトになります。協働していただいている足立区生涯学習センターの皆さんには心から感謝申し上げます。またご一緒させてください。