2026年3月18日水曜日

2025年度学位授与式

本日、本学は学位授与式を迎え、私のゼミからは13名の学生が巣立ちました。

進路はそれぞれ。大学を出て就職をしたら定年退職まで同じ企業に勤めて、その後は年金をもらって隠居暮らしなんていう単線型のキャリア観はすでに崩壊しているので、いろいろ考えて進むと良い。それぞれの進路に幸多からんことを。

迷ったら、研究室に帰っておいで。

 

学位記をもって満足げな学生諸君

 

2026年3月10日火曜日

3月10日は東京大空襲の日

今日は、1945年にアメリカ軍の空襲により、東京の下町の多くが灰燼に帰し、一夜にして約10万人が亡くなった日です。下町に生まれ、育ち、働いている、縁深き者として、ご先祖さまを空襲によって殺された者として、謹んで哀悼の意を表します。

死者よ、安らかに。

政府の誤った政策によって犠牲になったあなた方はさぞ無念だったでしょう。焼夷弾によって焼かれ、身につけていた腕時計でしか身元を判別できなかった祖父、その傍らに倒れていた叔父、叔母と呼ぶにはあまりにも幼い子たち、同じように斃れた御霊に祈りを捧げます。

日本国憲法前文にあるように「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」努力を惜しみません。下町にあのような悲劇を再来させないために、私の持ち場で尽力したいと思います。

おじいさん、見えていますか。あなたの孫は下町で若い世代を育て、ともに研鑽に励み、下町の未来をつくっています。どうか見守ってください。


 

2026年2月8日日曜日

雪に思う

2月の雪は2.26事件(1936年)を思い出します。

小学生の頃から政治に関心を持っていましたが、思春期にはさらに沸騰し、右に左に揺れ動いていた頃、三島事件を通じて2.26事件のスタディに傾倒しました。そんな遍歴がそうさせるのかもしれません。

日本は2.26から後戻りできないミリタリズムへ、というのが教科書的な記述ですが、桜田門外の変など、雪と政変は近い関わりにあるように思います。今日は衆議院議員総選挙の日。現首相が選出されてからというもの、なんだかまともに国会を機能させないまま今日に至っていますが、私たちの国の憲法は国会をもって最高機関とするシステムで運営されているのに大丈夫なのでしょうかね?

昔懐かしい映像(「報道ステーション」テレビ朝日)のなかに、現在をなぞるようなものを見たので、共有させてください。






2026年2月7日土曜日

3年ゼミ締めを行いました

今日は3年生最後の最後、ゼミ締め。フランス料理を食しながら、個人個人、これまでと今後について話し、指導方針を確認・共有しました。来れなかった学生は可哀想だけど2カ月遅れになってしまいます。もう4月半ばまで会わないですからね。

北千住という街の面白さを堪能できるお味でした。学生も大満足。これから、就活、就職前研修などフォーマルな席も多くなるでしょう。カジュアル・フレンチだけど、たまにはナイフ&フォークでコース料理を。これまた大事な文化資本。ゼミ生は手塩にかけて育てたいですね。

2026年1月30日金曜日

卒業研究発表会を終えました

さて、今日は4年生の卒業研究発表会(経営領域)が実施されました。我が研究室のラインナップは以下の通り。

  • 下着の選択における自分らしさの研究
  • 全国学力・学習状況調査にみる文化資本と学力の関連
  • 「ポケモンローカルActs」の取り組みが該当地域に与える関心および来訪者に対する消費意識の喚起について
  • Tokyo Mirai Brend 2024 プロジェクト報告書
  • 男性の化粧の歴史とコスプレイヤーの化粧における男性らしさの研究
  • 環境問題を展望とした野外活動について
  • コミュニティにおける祭礼の役割~千年新町納涼盆踊りの事例から~
  • 『風の谷のナウシカ』におけるジェンダー・メッセージの解読
  • 千住まち歩きプロジェクトー学生と楽しくフレイル予防 千住まち歩きと健康づくりー
  • カフェ「こみゅーん」プロジェクト報告書
  • 現代社会における若者のカリスマ像ーSNSにおけるインフルエンサーとフォロワーの関係からー
  • サードプレイスの機能変容 ―スターバックス店舗の事例をもとに―
  • 和菓子への認識の変化と若者の消費行動ー若者・店・企業の視点からの分析ー

 無事に終了。これで4年生が大学に来るのは3月半ばの卒業生オリエンテーションのときのみ。成績は成績でSからCまで付けなければならないけれど、卒業はほぼ確定。お疲れさまでした。

 会場となった教室(さよなら、みんな)

2026年1月16日金曜日

【謹賀新年】2026年、地域とキャリアが交差する新たなデザインに向けて

新しい年となりました。

年末年始を通して体調を崩して新年のご挨拶を書けない状態でした。ようやく声が出るようになりましたので、エントリさせていただきます。

旧年中は、地域住民の皆様、事業者の皆様、そして学内外の関係各位に多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。

昨年を振り返りますと、当研究室にとって毎年のことですが「実践と探究」の一年でした。 

茶匠おくむら園さま、Tama Coffee Roasterさま、喜田家さま、足立区生涯学習センターとの協働のプロジェクトでは、学生たちが地域社会の懐に飛び込み、試行錯誤しながら「まろや香」、「Tokyo Mirai Blend 2025」の販売やまちあるきイベントを形にしていきました。学祭での完売御礼や地域イベントでの皆さまの笑顔は、教室の中だけでは得られない、生きた学びの結晶だったと感じております。

沖縄フィールドワークもわくわくできるイベントでした。参加した学生も楽しかったようで、すでに反省会は3回を数えるまでになっています。新年早々、参加学生が集まってワイワイやります。 


また、研究面においても、沖縄で培った手法を足立の地に応用した公共空間の分析や、比較文化の視点からの「草木成仏」へのアプローチなど、多角的な知の深化に努めてまいりました。

12月には、学部最多となる13名の4年生が、それぞれの問いに向き合った卒業研究を無事に提出いたしました。彼らが地域活動を通じて育んだ「豊かなシティズンシップ」は、これからのキャリアを切り拓く確かな力になると信じています。

2026年も、当研究室は「ひと・もの・こと」のあり方をデザインし、地域社会と大学をつなぐ架け橋でありたいと考えております。学生とともに現場を歩き、データを紡ぎ、そこにある「希望」を丁寧に見出す活動を続けてまいります。

本年も森下ゼミ、そしてCommunity and Career Design Labを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2026年元旦