昨今喧しい安全保障関連法案が採決されました。
これにより、日本の安全保障政策は劇的に変貌を遂げます。
通常の場合、私はこれが選挙の結果としての民意であるならば、自らの意に沿わなくとも了とするでしょう。それがデモクラシーのルールだからです。
しかし、今回の法案に関してはとても憂慮しています。
それは、一内閣が憲法の根底をなす解釈を変えたことについて大きな疑念を抱いているからです。
いつもはおとなしく、政治的な話などついぞしたことがない、北海道出身の学生が定食屋で私にこう聞いてきました。
「先生はあの安保法案について賛成ですか、反対ですか?」
こういう瞬間を待っていました。
「ああした法案なら憲法変えなければね。」
「なぜですか?」
「それはね、・・・」
つい最近、火野正平氏が訪問したという鰻の美味しい定食屋でふたりで定食を食べながら、ああでもない、こうでもないという憲法・政治談義をひとしきり。30分の予定が90分以上になってしまいましたが意義深いひとときでした。
なぜ鰻を食べなかったのか?絶滅危惧種に指定されていることを時事問題での重要性も含めて厳かに宣言し、注文を封じたからです笑