2019年3月28日木曜日

持続可能な足立区に向けての取り組み

足立区、NPO足立フォーラム21、東京未来大学の協働による、若年世代に足立区をよく知ってもらう取り組みが始まって約1年。

在学から定住・就職、他の場へ移動してもいつか足立へ帰ってきてくれるような縁をひと・こと・ものと結んでゆく取り組みです。

こうしてリアルな足立区を知った学生たちが、自分の生きるステージとして足立区を選択肢に挙げるようになってきていることがささやかな成功の証です。人がそこにいて協働ができることは持続可能な社会に必要不可欠な要素であり、いま私たちはそのために区・NPO・学の取り組みを進めています。

大学との地域連携というと「まず研究ありき」と考えがちですが、日本社会が直面している課題からすれば、それはあまりにも小さなこと。研究に重きを置くと、大衆という社会集団、学生という「持続可能性のリンチ・ピン」とのつながりがない結果に終わることがしばしばです。論文・書籍を書くためのネタ探しというような「自己の業績のための地域連携・地域貢献」、そうしたものを見る住民の目は冷たいものです。また、学生のキャリア形成に還元できない「地域連携・地域貢献」もね。

地域、それをここではコミュニティという言葉に置き換えましょう。その概念は地域性と共同性を要素とします。今回の取り組みはその要素に適うものでした。ぎこちなかったり、思い通りに相手が動いてくれなくて腹を立てたり、イライラしたり。でも誰も放り出すという選択は誰もせず、年度の終わりを迎えました。よかった、よかった。

本日、参加した学生を交えての懇談が本学キャリア・カフェで行われ、我が研究室の学生も参加して、今年度の活動を振り返りました。最初の1年というデコボコ道でしたが、区やNPOの皆さんのご尽力により、なんとか乗り切りました。

足立区はとても面白い施策、取り組みをしていますよ!

未来大の誇るキャリア・カフェ 学生が未来を語る場です

千本桜まつり 意気軒昂な学生たち

本日は学生幹事会が開催されました。

北千住マルイでの販売を踏まえ、舎人公園・千本桜まつりに向けてどのように動くか、試食方法の改善など、詰めの話し合いが進みました。

千本桜まつりでは、昨年から学生を育てていただいている(株)篠原製菓のブースでの販売。学生とのコミュニケーションを大切にしていただける同社の社長を慕う学生が多いので、今日の会議も明るく前向きな雰囲気で終始しました。

前線基地となった研究室にて

2019年3月25日月曜日

北千住マルイとの協働・協創

<みらいおこし>と<みらいのあん>を北千住マルイという大きな舞台で売ることができました!

左から篠原製菓・ひので家・大江戸の各売り場

みらいおこしは徐々に知名度が上がっているのか、売れていましたね。社長には、この商品を育てていただくとともに、学生も育てていただいて、感謝、感謝です。学生には社長ファンがとても多いんです。
みらいおこしは4月6日、7日の舎人公園桜まつりでも販売します!

みらいのあんはちょっと伸び悩みましたね。。。

ということで験かつぎ。
幸運を呼び込むため、舎人公園桜まつりでは篠原製菓のブースでみらいのあんを販売します。心機一転、学生も前向きな気持ちで臨むことができそうです。

大江戸さんは明治座に売り場を持つ足立区菓子業界でも屈指の存在。
東京商工会議所との協働で学生がお世話になったご縁で、今回、学生が販売支援に入りました。篠原製菓の社長ととても仲がよいとのことで、来年以降の協働・協創にもお話が及びました。

私は準備と後片付けを手伝った程度ですが、学生たちはほんとうによく動き、篠原製菓の社長や大江戸の社長からお褒めの言葉をいただきました。心から感謝申し上げます。

さて、学生たちを励ましながら舎人公園まで走り続けます。

そして、来年度の協働・協創に向けての助走も始まるのです。

2019年3月21日木曜日

邂逅

今日は法事。

いつものように菩提寺の最寄り駅でタクシーを待っていると、ほど近いところで立ち止まり、私を見ている青年が。

「先生!」と。
上武大学森下研究室3代目ゼミ長の懐かしい声でした。しかし、彼は今、群馬の県北にいるはずでは?

「どうしてこんなところに?」
「いや、いま上京して修行中なんですよ」
「そうか。でも、よく僕を見つけられたね」
「いえ、後ろ姿がよく似ているなと・・・」

教員はよく見られているもんだなとつくづく思います。

以前も、マスクをして帽子を目深にかぶって顔など全然わからない状態であるにもかかわらず、「先生!」と。5年ぶりに会った教え子でした。

そのときも法事でしたが、幼くして天へ昇ってしまった魂が、忘れてしまいそうな過去の大切な縁を保たせる機会をこうして与えてくれているような気がしてなりません。

3代目ゼミ長とのつながりはこうして東京で再開するのでした。
群馬から数えて5代目となる世代がこの4月から研究室に入ってきます。群馬と東京、いつかこの若い世代をつなげてみたいと思います。

あの頃

2019年3月20日水曜日

流れゆく日々 夢のかけら

本日は朝から<あだち千住銘菓プロジェクト>の学生幹事会。

終わってギャラクシティにてフィールドワーク。

大学に戻って諸々の調整をこなし、新しいつながる先の会合へ。

終わって研究室に戻り、土曜日の初売りの準備。

この時期、研究室には一見すると残骸とおぼしきものが多数出現するのですが、それは学生たちの夢のかけらなので、そのままにそっとしておくのです。かなった夢とともにいつかなくなってしまいます。

さて帰るか。

夜更けて我、研究室に在り

2019年3月13日水曜日

<みらいのあん>初売り迫る!

地元で和菓子屋を営むひので家と学生とのコラボ商品が3月23日(土)、24日(日)、北千住マルイ店頭(1階)で発売されます。<いちご味>と<うめ味>。ひので家との協働・協創はこれで終了となります。

<みらいのあん>は、千本桜まつりでは、昨年からのおつきあい(株)篠原製菓のブースで販売されます。




もちろん、篠原製菓の<みらいおこし>も装いを新たに販売されますよ!

大人気の<鰻のたれ味>、春を味わう<甘酒味>、ピリリとスパイシーな<黒こしょう味>、これに<いちご味>のおこしも加わります。篠原製菓さんとは、4月6日・7日に開催される舎人公園桜まつりでも、2年にわたる協働・協創の成果を発揮させていただきます。


山あり谷ありといろいろなことがありますが、地元とのとても良い流れができあがりつつあります。そこにいる、そこでいっしょになにかをする、コミュニティの本質に立ち返りつつこのプロジェクトを進めていきたいと思います。

2019年3月9日土曜日

渋川への電撃的?な復帰

森下研究室が渋川市中央公民館定期利用団体作品展に復帰しました。

ワークショップ内容を来訪者に説明する学生

一昨日から研究室の学生らが入り、作品展の手伝いをしながら、インフォーマル調査におけるヒアリング・スキルを磨いています。群馬出身の学生、東北出身の学生、生まれも育ちも東京下町の学生、それぞれの群馬・渋川を味わえたようです。

公民館3階から赤城山を臨む

このご縁をどのように育てていくのか、それは彼らに任せますが、確実にいえることは、今回のフィールドワークで動きまわった距離の分だけ何かを得、人生の舞台を広げたということ、そしてリアルな質的調査の本質に迫ることができたこと。

このワークショップの内容はいずれ学会誌で明らかにするつもりでおります。

帰り道、高崎以降は自由行動にしたのですが、彼らはパスタのまち高崎を堪能して帰ったようです。初陣にしてはヒアリングも良い出来でした。

@はらっぱ