2019年3月21日木曜日

邂逅

今日は法事。

いつものように菩提寺の最寄り駅でタクシーを待っていると、ほど近いところで立ち止まり、私を見ている青年が。

「先生!」と。
上武大学森下研究室3代目ゼミ長の懐かしい声でした。しかし、彼は今、群馬の県北にいるはずでは?

「どうしてこんなところに?」
「いや、いま上京して修行中なんですよ」
「そうか。でも、よく僕を見つけられたね」
「いえ、後ろ姿がよく似ているなと・・・」

教員はよく見られているもんだなとつくづく思います。

以前も、マスクをして帽子を目深にかぶって顔など全然わからない状態であるにもかかわらず、「先生!」と。5年ぶりに会った教え子でした。

そのときも法事でしたが、幼くして天へ昇ってしまった魂が、忘れてしまいそうな過去の大切な縁を保たせる機会をこうして与えてくれているような気がしてなりません。

3代目ゼミ長とのつながりはこうして東京で再開するのでした。
群馬から数えて5代目となる世代がこの4月から研究室に入ってきます。群馬と東京、いつかこの若い世代をつなげてみたいと思います。

あの頃