国のはじまりの地と述べても過言ではないでしょう。その地に建つ橿原神宮は、私が学んだ早稲田・建築史研究室の祖でもある伊東忠太先生の手による建築物でもあります。
観光客が飽和し続けている無惨な京都・洛中は立ち寄る気も起きず、一路、奈良を目指して正解でした。学生の頃、ここらへんを歩きまわって素描に明け暮れたフィールドワークの日々を思い起こしながら。西大寺にも寄りたかったのですが、その余裕はなく橿原へ。
桜の盛りは奈良で迎えました
昨年、試練をともにした方をご訪問させていただく旅路の寄り道です。
今後の指針や日々の課題について気持ちを新たに出来たことは、ひとえにご縁によるものと感謝しています。フィールドに向かう気持ちも新たになり、新年度の講義・研究の充実を期したいと思います。そんな2024年度末日でした。