私の研究室出身の院生がお世話になっているNPO法人にご挨拶に伺い、職員の方々と懇談して参りました。
問題意識は鮮明で、多岐にわたっての話題がありましたが、諸問題の根底にあるのは多世代交流の欠如です。これは渋川での調査でも明らかになっていることなのですが、中高部活による拘束、大学進学、遠隔地における生産従事が主要因です。
ひっくり返せば、中高の教育課程での地域活動への参加、早大が始める「新思考入試」のような地域重視の人材育成、テレワークなど在宅勤務の普及などにより、事態は好転へと向かう・・・かもしれませんが・・・あのような政府には期待できないので、目前にあるコミュニティと地道に向き合い、つながりの中での解を育てていくしかないでしょうということで、NPOとの恊働が始まります。
群馬への恩義は忘れられないな
と夕陽を背中にしまいこむ群馬の山々をあとに高崎駅へ。
わずかばかり国定忠次の気分で。