2017年11月25日土曜日

エンジのネクタイ

アイコンをエンジのネクタイに変えました。
このネクタイには格別な思い入れがあります。

餞別として非常勤先の教え子たちが贈ってくれたもので、渡されたときに「言葉」も贈ってくれました。

曰く「先生はクールに振る舞っているけれど、ほんとうは熱い人だってことわかってる。この燃える色のネクタイを締めて後輩を指導してやってくれ」と。

先日、その大学での講義があり、ちょっとした雑談で「俺も年をとったなあ、気づかぬうちに情熱が落ちてきてしまっているかも知れないね」というと、「いや、全然熱いです」との返答が笑 

マッキー、まだ熱いってさ。

そう評価されているうちはまだ続けようと思うのですが、世阿弥曰く
「このころよりは、おおかたせぬならでは手立てあるまじ。麒麟も老いては駑馬に劣ると申すことあり。さりながら、まことに得たらん能者ならば物数は皆みな失せて、善悪見どころは少なしとも花はのこるべし」

さてこれをどう解釈するべきか。

不得要領ではありましたが今年最後の学会発表が終わり、束の間の休息を得られる週末です。初めて参加する学会であったにもかかわらず、温かく迎えていただいた皆さまに感謝しつつ。

柳瀬川の彼方に富士山の見える良き日でした。