2018年12月15日土曜日

渋川でのワークショップが終了しました

地域の力を社会教育という方法で発揮する。
それにより地域の持続可能性を高める。
「地域活動の谷」の世代へ高齢者層が働きかける、そのためのキャリア教育(特に高齢者層)が必要となる。

2015年調査と提言の延長線上にある実践です。

このようなワークショップを実施する機会を群馬県生涯学習センターと渋川市中央公民館からいただき、全3回にわたる日程を終えました。

本日最終日は、思わぬことに巻き込まれて開始時刻に間に合わないということになりましたが、支えていただいている皆さんの機転によって無事に終えることができました。すべての皆さんに感謝申し上げます。

いただいたお菓子を美味しく頬張りながら
渋川銘菓を創る錦光堂のお菓子です

2018年12月14日金曜日

博多フィールドワーク

福岡・博多へ。

夏にお世話になった日本語ボランティア・サークルの学期中の活動の模様を見学に行ってまいりました。平日の1日のみ夕方から夜にかけて90分の活動のため、弾丸のように行って帰るという慌ただしい訪問になりましたが、意義深いひと時を過ごせました。

サークルの活動するキャンパス最寄りの駅から車を使ったのですが、博多の夜の闇は濃くて深い、そんな気がしました。

その闇を暖かい色のキャンパスの照明が照らし、その下で多文化共生の地道な活動が続けられていました。中国からの留学生2人と会話をしながら、また新たな展望を描くことができました。

これは現地に行かなければ感じられず、閃くことのないものです。
それゆえ、織るように現地と居所を往復しなければならず、糸を紐に紐を綱に撚ってこそコミュニティ研究はようやくその入り口に立つのです。サークルの主宰者をはじめ、サークルに関わる全ての方に感謝いたします。ありがとうございました。

キャンパスの一角で 熱気あふれる空間

2018年12月9日日曜日

コミュニティの存続はキャリア教育次第

コミュニティ
マッキーバーの定義によれば、それは地域を基盤とする人間の集団。
当然、それには多様なかたちがある。
そして、それぞれの持続可能性への模索がある。

その模索の第一は、
コミュニティに対する強い興味・関心の喚起と
そこへの時間的・空間的連帯だ。

そんなことを学会で事例報告してきました。

今日は母校の15号館地階ラウンジで大学時代の後輩・学会の先輩とお茶してきました。待ち合わせてしばらく歩き、
ラウンジ行かない?
この言葉が言いたかったのです。30年近く前もキャンパスを連れ立って歩き、何度この言葉をお互いに口にしたでしょう。

いまのラウンジはきれいに整然と椅子と机が並べられていました。
長椅子でいつでも寝っ転がって本を読めたあの頃とは違うけれど、でもそこであの頃のあのメンバーとコーヒーを飲むことは至福。

あの場所でワイワイ言い合いながら、新歓の拠点にし、合宿前のひと時を過ごし、講義の合間に集いあった、あの気持ちは大学人である以上ずっと忘れてはならないと思っています。この自由な気分が学生に対峙するときの雰囲気をつくるのですから。

スロバキアが直近かつ自分には遠い目標となりそうですが、風が吹く場所で風に乗って飛翔するために、彼女の力に一歩でも近づきたいと思っています。

いざ声揃えて空も轟に我らが母校の名をば讃えん♪

ラウンジ・いつもいた場所


2018年12月8日土曜日

みらいおこし 新宿へ

協働・協創を進める株式会社篠原製菓が新宿ルミネに出店です。

学生2人がみらいおこしの販売に携わりました。
今回、研究室の学生には参与観察、ならびに中小企業経営者・従業員へのヒアリングを課しました。卒論およびキャリア選択への助走としてです。

充実した1日になったようで<打ち上げ>に連れて行かれ、課されたミッションを記憶あるいは記録しているのかが懸念されますが、メッセージの文体が喜びに弾んでいました。学生のこうした心の躍動を見るのは自分の活力にもなります。

さて、明日は学会での報告。今年最後の学会です。

学生時代のサークルの後輩にようやく会えます。
あの頃は「徹夜しましょうよ〜」が口癖で、飲みに行っても帰してもらえず、終電を逃してカラオケで徹夜するのが当たり前のような日々でした。その子もいまや学会のエース。30年近くの歳月が過ぎましたが、「集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光」。母校で開催される学会で会えることが楽しみです。

2018年12月3日月曜日

和のパラドクス

和のパラドクス:

集団内で「和」が強調されると、その集団の外の人びとを新たに集団に迎え入れにくくなること。あるいは「和」の圧力によって集団から逃避する者が出現すること。

結果としてその和は「閉ざされた和」に陥るか、そもそもその集団に閉鎖的な傾向がある可能性を見出せる。

行政および新しい公共を担う主体は、和のパラドクスに陥っている集団に対して、「開かれた和」へ導く施策を展開するべき。

そんなことを学会で発表してきました。