2024年7月28日日曜日

タイが呼んでいる

昨年から再開された東南アジア海外研修が今年も予定されており、出張です。

論文やら共著やらの〆切もあるのに出張は大丈夫なのか甚だ不安ではあります。ゼミ生は海外ではなく沖縄が良いとのことで、沖縄ゼミ旅行を計画してもらっていますが、それは今年ではなく来年からかな。

とりあえずタイに行ってきます。


「タイは若いうちに行け」というCMがありましたね

2024年7月27日土曜日

前期最後のゼミ

休講1つ分の補講のゼミを本日開催し、前期の全講義日程が終了しました。学生諸君お疲れさまでした。でもまだ中間発表会がありますからね。気を抜かないようにしてください。

本日のゼミは卒業研究の中間発表の内容を学生に報告してもらったのですが、例年通り、プロジェクト報告の進行は早く、論文は少し遅れを取っているという状況でした。後者は研究の目的から研究の方法へのデザインがまだまだという学生が多く、指導はそこに集約された感があります。もっともっと先行研究にあたってください、ということにつきましょうか。これは自戒を込めて、ということになりますね。

板書

さて、私はといえば、さまざまな体調不良が重なってシビアなスケジューリングを強いられる前期でした。こんな時に限って新たに大きなミッションが降ってくるのですが、自分を育てる種子として大切に育てていくつもりです。

教授という職をいただいたときに、先輩教員が「これからは本数ではなく、1年に1回、質の高い1本の論文執筆、学会発表をしなさい」と諭してくださいましたが、相変わらず「よろず相談承り候」の商売で、不思議な力に導かれていつも何か追い立てられるように書いており、結構な頻度で出張が続いています。こうしたことは無常の楽しみなのですが、不気味な感染症が一向に終息を見せない昨今、今後は体調管理も大事に、優先?していきたいと思います。

さて、そんなこんなでこの研究室も今年度の折り返しを迎えます。されど、キャンパスは今日も明日もオープンキャンパスで、たくさんの方々が来場して賑わいを見せています。研究室から眺めると皆さんがさしている日傘がかわいらしいお花のように見えます。日傘も雨傘として使えるほうが望ましい最近の天気ですね。

 

稲妻 研究室から

2024年7月25日木曜日

学生とお茶屋さんへ

今日は学生3人と、懇意にさせていただいているお茶屋さまでご挨拶に伺いました。後期に向けての準備なのですが、いやぁ暑かったです。

五臓六腑に染み渡るような美味しい緑茶を一杯いただいた後、私は離席して、店主様と学生の「ビジネス」の時間を邪魔しないように。お店のなかをいろいろ眺めていると、そのお品の一つひとつに店主様のお考えを見て取ることができます。たとえば、こちら。

店内展示から

「文明開化」期のものだそうですが、先人たちの輸出への強い意志を伺うことができますね。

そうこうしているうちに、ある程度今後の打ち合わせは済んだようで歓談に。驚いたのは5年以上も前に卒業した学生がまだこのお店を訪れてよい関わりを保っていたことです。

この学生、かなちゃんといいます。ほんとうに寡黙な学生でしたが、プロジェクトを通して大きな声を出してお客さんを呼び込むような表現ができるようになり、学生時代に通ったこのお店を今でも大切にしてくれていることに強い感動を覚えました。

学生にはそれぞれの課題があり、それをどのようにバリアを溶かして前に進ませるか、いつも悩んでいます。 学校の教員ができることはわずかだなと痛感するのは、地域の皆さんが持つバイタリティによって学生が進むときです。かなちゃんもそう。この研究室に関わってくださる皆さんに心から感謝しています。

2024年7月24日水曜日

公共キャリアセミナー開催 @群馬県立女子大学

公務員(教員含む)・NPO職員・ソーシャルビジネスなど、公共を仕事にしようとする学生だったらそれなりの学生生活の過ごし方があるでしょう!それを入学後、早い段階で伝えないと!

ということを群馬県立女子大学のキャリア支援センターの方に申し上げたらスルスルと実現していただき、今日、開催の日を迎えることができました。

いろいろとテクニカルなことを申し上げましたが、「利他」の実践をしてみて自らの適性を試してみてごらんということに尽きます。それにより慈悲の心が育てられ、他者を利することが即ち自らを利することになるという実感を持つことができたら、公共キャリアに向いていますよと。利他の心、いろいろな宗教で説くところですが、キリスト教でいう隣人愛、仏教でいうところの菩提心ということになりましょうか。

県女の学生の皆さん、群馬のコミュニティは皆さんを待っていますよ!

たとえば烏川を渡ってすぐの新町とか
写真は、はなみずき祭の頃の新町


ゼミの学生が足立区のオフィシャルサイトで紹介されました!

一昨年くらいから研究室がSDGsビジネスに関わるようになっています。

今年卒業したそらちゃんの「TAMA Bag」の功績を継承する学生が何人かいるのですが、彼はその1人です。

詳細はこちらをどうぞ→ 足立区の未来に向けたアクション


力強い瞬発力と人とつながる力が高く評価されています

2024年7月21日日曜日

マーケティング そしてデザインする力

本日はオープンキャンパス。模擬講義を担当いたしました。

タイトルは「学生による商品開発とまちの活性化」。いつものコミュニティデザインに加えて、経営学、マーケティング、プロダクト戦略について話した上で、モチベーション行動科学部の学生が成し遂げてきたことについて言及しました。

 

講義のスライドから

「そこらへんは他の教員が話すからいいや」と、経営学やマーケティングのあたりはこれまでは話さなかった内容なのですが、 先々を見据えて手繰り寄せておかなければならないと思い、今回はしっかりと話しました。

また、データからデザインへつなげるということや、モノやコトのデータを取って解析するという研究手法についても話題にあげました。これは実際に学生たちが商品をつくる力に直結するものであって、あまり認識したくはなかったのですが、まあ「マーケティング」なわけです。博士課程における恩師のおかげで鍛えられた、今にいう「データサイエンス」の力ですね。建築学と都市計画学、手法として用いた社会学がこの力を得るのに役だったと思います。そして何よりも沖縄というフィールドが、今ある事象に地理的、歴史的な文脈を辿りながら政治経済的なアプローチをせざるを得ない、そういうフィールドでした。

模擬講義をしながら、たくさんの気づきがありました。今日出会えた皆さん、何人がこの学び舎にきてくれるでありましょう。ぜひ一緒に未来社会をデザインしたいものです。

データサイエンスという言葉が花盛りな昨今ですが、そのデータを用いてどのように新しいことをデザインしていくかが鍵となると思っています。なので、解析する力だけでなく、創造する ことにより強くアクセントを置くべきかと。

2024年7月17日水曜日

ゼミの学生がイベントを企画しました

企画案を持ってきたときには、どこまでいけるか心配していましたが、ゼミの学生たちの無限の可能性に驚きます。サッカー部出身の学生が独力で企画を立ち上げたところに意義を見出しています。

 


 複数回できるといいね

2024年7月14日日曜日

密教研究会での発表を終えました

今回初めて参加させていただき発表の機会をもいただきました。

私の発表題目は、現代動物供養における馬頭観音信仰というものでした。

動物に対する人間の行いを見つめてみると、人間の愚かしさが明瞭になります。近年、私はさまざまな社会的課題の解決に必要なことのひとつとして、人が内面において保持すべき規範意識を思うようになりました。

人が人とつながることによって社会的課題の解決を目指すコミュニティデザインの手法は大切ですが、つながる以前にその個人の善性を最大限開花させることが、つながりをより良いものにしていくだろうとの確信を持つようになりました。当たり前のことなのでしょうが、大変難しいことです。そのために研究領域を広げておりますが、ありがたいことに多くの先生方から貴重なご指摘・ご指導をいただいております。引き続き精進いたします。

発表会場の様子

(よく見えないのは「密」教なればこそ…です)


2024年7月4日木曜日

都市経営論フィールドワーク

大学付近の親水空間の確認に行きました。これをC.アレグザンダーのパタンランゲージを使って解釈していきます。

隅田川
この辺は新たな開発により
劇的に生まれ変わります