2024年7月21日日曜日

マーケティング そしてデザインする力

本日はオープンキャンパス。模擬講義を担当いたしました。

タイトルは「学生による商品開発とまちの活性化」。いつものコミュニティデザインに加えて、経営学、マーケティング、プロダクト戦略について話した上で、モチベーション行動科学部の学生が成し遂げてきたことについて言及しました。

 

講義のスライドから

「そこらへんは他の教員が話すからいいや」と、経営学やマーケティングのあたりはこれまでは話さなかった内容なのですが、 先々を見据えて手繰り寄せておかなければならないと思い、今回はしっかりと話しました。

また、データからデザインへつなげるということや、モノやコトのデータを取って解析するという研究手法についても話題にあげました。これは実際に学生たちが商品をつくる力に直結するものであって、あまり認識したくはなかったのですが、まあ「マーケティング」なわけです。博士課程における恩師のおかげで鍛えられた、今にいう「データサイエンス」の力ですね。建築学と都市計画学、手法として用いた社会学がこの力を得るのに役だったと思います。そして何よりも沖縄というフィールドが、今ある事象に地理的、歴史的な文脈を辿りながら政治経済的なアプローチをせざるを得ない、そういうフィールドでした。

模擬講義をしながら、たくさんの気づきがありました。今日出会えた皆さん、何人がこの学び舎にきてくれるでありましょう。ぜひ一緒に未来社会をデザインしたいものです。

データサイエンスという言葉が花盛りな昨今ですが、そのデータを用いてどのように新しいことをデザインしていくかが鍵となると思っています。なので、解析する力だけでなく、創造する ことにより強くアクセントを置くべきかと。