今日は学生3人と、懇意にさせていただいているお茶屋さまでご挨拶に伺いました。後期に向けての準備なのですが、いやぁ暑かったです。
五臓六腑に染み渡るような美味しい緑茶を一杯いただいた後、私は離席して、店主様と学生の「ビジネス」の時間を邪魔しないように。お店のなかをいろいろ眺めていると、そのお品の一つひとつに店主様のお考えを見て取ることができます。たとえば、こちら。
店内展示から
「文明開化」期のものだそうですが、先人たちの輸出への強い意志を伺うことができますね。
そうこうしているうちに、ある程度今後の打ち合わせは済んだようで歓談に。驚いたのは5年以上も前に卒業した学生がまだこのお店を訪れてよい関わりを保っていたことです。
この学生、かなちゃんといいます。ほんとうに寡黙な学生でしたが、プロジェクトを通して大きな声を出してお客さんを呼び込むような表現ができるようになり、学生時代に通ったこのお店を今でも大切にしてくれていることに強い感動を覚えました。
学生にはそれぞれの課題があり、それをどのようにバリアを溶かして前に進ませるか、いつも悩んでいます。 学校の教員ができることはわずかだなと痛感するのは、地域の皆さんが持つバイタリティによって学生が進むときです。かなちゃんもそう。この研究室に関わってくださる皆さんに心から感謝しています。