2017年1月28日土曜日

渋川・赤城でのFW

本日は朝から渋川・赤城へ。

1年に1度しかない石造不動明王立像拝観とそれをめぐる人々のようすを把握するためのフィールドワークを2年前から狙っていたのですが、今日ようやく実現しました。旧正月でもあり縁起がいいなと思いながら。

不動明王と並び建つのが宮田神社で双方ともに宮田を見下ろす山腹に位置するのですが、コミュニティ・固有信仰というキーワードに沖縄での日々を想い出しました。

まずは集落の鎮守となる社へと、急な階段を転げ落ちないように、階段にしがみつくように登りながら懐かしい感覚が戻ってきました。

これはウタキ(御嶽)だと。

沖縄においてウタキは集落発祥の地であり、そこを原点として徐々に低地へと集落移動をし、現集落に落ち着いているのですが、ウタキと集落という軸線上にあるのが神アサギ・トゥンという空間です。神アサギ・トゥンが建物か空間かということについては学説上の対立があるのですが、本島全集落へのFWで現況を把握して私は「空間」であると結論づけました。

そんな懐かしさだけでなく、前進することについての勇気と、改めて渋川・群馬との絆を深める力を頂戴して帰ってきました。今日もまた素晴らしい一日でした。
旧正月 不動明王