2025年4月5日土曜日

築地にて

築地本願寺。橿原神宮に引き続き伊東忠太先生の作品を見てまわっています。

築地本願寺エントランス

なんとも美しい。
異国情緒あふれる云々の評はよく聞くところですが、この作品の凄みは仏教が外来の宗教であることを見る者に覆い被さるように伝えてくるところです。でも中に入ると「あら?」と拍子抜けするほどのいかにもな真宗らしい荘厳だったり。とはいえ、パイプオルガンがフワァーッと奏でられると、まるでキリスト教の教会にいるような何ともいえないカオスな気持ちに。

私のなかの浄土真宗観は、仏教最左派、アミターユス・アミターパに帰一する信仰、社会的なムーブメントへのコミット、近代化・現代化を志向する宗派、といったところでしょうか。

何にせよ、築地本願寺はその精神美とともにあるような気がいたします。南無阿弥陀仏。

2025年3月31日月曜日

あをによし

奈良県橿原まで行って参りました。
国のはじまりの地と述べても過言ではないでしょう。その地に建つ橿原神宮は、私が学んだ早稲田・建築史研究室の祖でもある伊東忠太先生の手による建築物でもあります。

観光客が飽和し続けている無惨な京都・洛中は立ち寄る気も起きず、一路、奈良を目指して正解でした。学生の頃、ここらへんを歩きまわって素描に明け暮れたフィールドワークの日々を思い起こしながら。西大寺にも寄りたかったのですが、その余裕はなく橿原へ。

桜の盛りは奈良で迎えました

昨年、試練をともにした方をご訪問させていただく旅路の寄り道です。

今後の指針や日々の課題について気持ちを新たに出来たことは、ひとえにご縁によるものと感謝しています。フィールドに向かう気持ちも新たになり、新年度の講義・研究の充実を期したいと思います。そんな2024年度末日でした。

2025年3月26日水曜日

醍醐の桜ならぬ梅

京都の醍醐寺に行って参りました。

「醍醐の桜」で著名なご本山だけに「そろそろかな」と期待して伺ったのですが、つぼみが大きく膨らんでいたものの未だ開花ならずという状態でした。いわば「本不生」、未発の力を感じさせる自然を堪能しました。

いま醍醐寺境内では随所に桜を楽しむことができるような工夫が随所に施されています。この週末には桜を楽しめるかもしれませんね。

 

「これは梅ですか、桜ですか」と問われて答えられず恥

2025年3月19日水曜日

春の雪のあとに

今日の東京は早朝から雷が鳴り響いていました。春雷、春の訪れですね。雷とともに雪が降り、三島由紀夫『豊饒の海 春の雪』を思い起こしました。

冷たい空気のままですが昼過ぎには陽光が射し、切り取った絵だけを見れば「春到来」。

墨堤沿いの八重桜

さて、大学に行けば公共キャリアを目指す学生が集ってきて研究室は勉強部屋に。

 

 本日の研究室

「売り手市場」が続く「就活」は、就職率を競うのではなく、いかに自己実現に寄与しうる職場に就くことができたか、その質を問われる時代になりました。なんでもいいから内定を取って来いという就職指導ではなく、その学生の全人生を見据えたキャリア戦略の策定を手伝い、その初陣としての「就活」でどのように戦術的勝利を得させるかが課題です。それはまた戦略的な勝利に沿うものでなりません。

公共キャリアを担おうと志す学生は、学生生活の早い段階から自らのキャリア開拓と勉学とをつなげながら学生生活を送り、結果として濃い学生生活を送ることがほとんどです。今日、研究室に集った学生も。こうしたゴール設定をして学ぶことの大切さを、本学だけでなく全国の大学で、新入生ガイダンスなどで特に強調してもらいたいと思います。

2025年3月15日土曜日

学位授与式が挙行されました

本日、本学では学位授与式が挙行され、現四年生が卒業の日を迎えました。協働・共創で学生を育てていただいた喜田家さんも来賓にお招きでき、素晴らしい式となりました。感無量。卒業生の未来に幸あれぞかし。


皆さん 良い想い出をありがとうね

2025年3月12日水曜日

ゼミの卒業生を送る会

ゼミの卒業生を送る会を開催しました。

足立区の名店の1つ、アダッキオ。 学生の熱い思いで会の舞台はここに決まり。東京未来大学のご近所です。

もうね、これでもかというくらい美味しい料理、ワイン。

コロナ禍でアダッキオの料理を食べるときはいつもテイクアウトだったのですが、今回はお店で。でも他の客さんとの距離は万全に。

ミライフェスのLabメシもアダッキオだったのですが、研究室に持って帰ってきて食べたので、ちょっと冷えたピッツァ。でも今日は熱々。


懇談。想い出と将来の話が交錯する濃密な時間でした。

会に相応しいプレートまで用意していただき、名残を惜しみながらの解散となりました。

毎年のことですが、卒業は嬉しくも寂しいときです。さまざまなプロジェクトで協働・共創の現場をともにしたこの学生たちの前途洋洋たることを祈念します。行者として本気でね。

2025年3月8日土曜日

四年生最後のゼミ

今年も素晴らしい卒業研究発表の成果が研究室の壁を飾ってくれています。



今日が四年生が大学に来る最後の日。それぞれの学生と意義深い話ができました。 

2025年2月7日金曜日

卒業研究発表会が開催されました

2月5,6日の両日に渡ってモチベーション行動科学部経営領域の卒業研究発表会が開催されました。

私の研究室の学生による発表題目は以下の通りです。

 

  • 親子で運動イベントプロジェクト~足立区における運動実施率の向上を目指して~
  • 若者の仏教関心を引き付ける密教マンダラの制作
  • コミュニティスペースとしての駄菓子屋の考察 -足立区の事例を基に-
  • 和菓子店における地域連携の展望と若年層のニーズに応じた戦略の検討~台東区柳橋の事例を基に~ 
  • 北千住まち歩きプロジェクト~千住自然めぐりと健康づくり~
  • あだち未来スケッチActionプロジェクト報告書
  • 地域活動における日本茶文化の継承について~足立区関原地区における事例をもとに~
  • 北千住の銭湯魅力発信プロジェクト
  • 足立のコーヒーショップを繋ぐプロジェクト~TAMA coffeeRoasterを起点として「コーヒーとぬくもりの街々」を目指して~
  • NPOによる居場所づくりを通しての地域活性化について~do peepsの活動の事例をもとに~

このイベントが終われば4年生が大学に来るのもあと1回。その後は学位授与式です。嬉しくも寂しい思いに浸る年度末がやってきます。

 

発表リハーサル

2025年1月18日土曜日

上州からっ風フィールドワーク

Love群馬

来年度出版予定の共著執筆のための調査をしてきました。目的地は「上野三碑」です。フィールドワークというものはモータリゼーションの力を借りなければ成立しませんが、最後の詰めはやっぱり自分の足で歩かなければなりません。ということで、高崎から上信電鉄に乗り込みます。 

下仁田行き。

上武大学時代の愛弟子がその役場で活躍しているのですが、もう一人、高崎のNPOで活躍している愛弟子と私と三人で妙義神社までフィールドワークしたことが想い出されました。

馬庭駅下車。

映画「男はつらいよ」に出てくるような、そこに寅さんがぽつんと立っていそうな、哀愁を帯びた駅。妙義山に連なる山々に陽が傾いています。

原日本の風景。

上州の空は青く、川のせせらぎは絶えることなく、からっ風に身を煽られながら枯れ草の野をも踏みしめ、ひたひたと歩く。歩く。歩く。30分。そこに多胡碑があります。


この碑は古代のこの地に多文化共生社会が成立していたと思われる証です。

さらに駅からの道すがら、多胡郡の正倉跡があるのですが、多胡碑との位置関係から計画的なレイアウト、すなわち「都市計画」の片鱗を読み取ることができました。 ここに立ち寄るつもりではなかったのですが、歩く過程で計画修正。こうしたことは歩いて、見て、感じて、決めていきます。歩かなければ気づけない、特に私のように鈍い頭を持つ者は。

調査の成果は上々。共著の書籍にその成果を盛り込みたいと思います。

2025年1月2日木曜日

新年を迎えて

新年を迎えて。

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いつの間にか猫がキーボードを押したようです。記念にそのままにしておきます。

2024年は、度重なる出張など、移動の多い年でした。比較的大がかりだったものを書き連ねますと、名古屋、和歌山、群馬、タイ、ヴェトナム、台湾、大阪、兵庫、沖縄、最後を締めくくる遠征は京都だったのですが、今年はこれまでになく意義深い経験をいたしました。この経験が2025年の力になることを確信しています。これらの機会を与えていただいた皆さま、そして大学の地元・足立区で学生とともども研究室の活動に貴重な機会を与えていただいた皆さま、心より感謝申し上げます。

大晦日に今年最後の論文の投稿を終え、ようやく著作の原稿に取りかかることができるのですが、6日に研究報告があるのでなかなか集中できない状況です。家にいるとうちの子たちが遊んでとせがむのでさらに注意力散漫に。

今年はするべきことを絞る、先のことに備える、そのような年にしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



「世も末」ということを見聞することが多くなりました
弥勒さん、そろそろ出番です