沖縄で鍛えられたコミュニティにおける公共空間の調査・研究手法。これを、群馬、そして足立区をはじめとする東京の下町に応用しながら、学生とともに。おもにその活動を記録していきます。
2022年5月21日土曜日
学会発表@山形大学 比較文化学会第44回全国大会・2022年度国際学術大会
2022年5月18日水曜日
今日は観音様のご縁日
大学の近くに祠堂があって、そこには十一面観音様がいらっしゃいます。
学生の多くは「おじぞうさん」と呼ぶのですが、この機会に声を大にしていわなければなりません。石像の仏像をいっしょくたに「おじぞうさん」とか呼ぶのは止めましょう。
この十一面観音さま、厚い信仰を集めていて、お線香が絶えているのを見たことがない、といってもいいくらい、多くの方が参拝しています。一等地にあるわけではなく、偉いお坊さんがいるわけでもない。誰とも知れず皆さんが少しずつきれいにする気持ちを添えて、お花、お香、お水などの荘厳は清浄です。ピカピカの仏器ではありませんが、気持ちがこもっている空間で、誰をも受け入れています。
私はこのような祈りの空間を調査・研究してきました。机上のそれによるのではなく、十年の単位で野山を歩き回りながら。
そういえば、弘法大師・空海も若き日に野山を駆け巡って、雑密と呼ばれる密教のかけらを拾い集めては実践していたようですね。お大師さんのお力には及びませんが、そこかしこに神仏がおわしますというその感覚はなんとなくわかるような気がします。その感覚が祈りへとつながるのですが、こればかりは「外」で動き回った方でないとわからないのではないかと思うのです。
その私が思うに、この十一面観音様はとても大きなお力をお持ちのような気がします。今日拝見した観音様は、冬用の「どてら」を脱ぎ、初夏を思わせる陽気の中で静かにたたずんでいらっしゃいました。
2022年5月14日土曜日
地域連携Ⅰ しまや出版・小早川真樹社長をお迎えして
講義科目「地域連携Ⅰ」で対面講義が復活して、嬉し、忙しの日々です。
今回は、コミケでは有数の知名度を誇る企業、(株)しまや出版の小早川真樹社長をお迎えして、企業をめぐる現況、社長ご自身のキャリア形成についてお話しいただきました。
社長と一緒に来学していただいた3人の新入社員のお話もあり、学生のキャリア観に大きなインパクトを与えたことは間違いないでしょう。
私が最も印象に残ったのは「癒し課」の社員さんのお話でした。
その社員さん人間ではありません。ねこなんですね〜こんな人間との共生の在り方もありなんだなと。今年、地域猫の研究をするゼミの学生と「癒し課」を研究対象に入れることができないかを画策中です。
2022年4月25日月曜日
真言宗の祈りについて
新たな調査・研究について、その地平のかなたに仏教とりわけ真言宗が見えてきています。
その文献研究の一環として高野山真言宗から刊行されている「高野山時報」を読み進めているのですが、2021.12.11に池口惠觀宿老(高野山真言宗)の「真言密教の祈り」という論稿が掲載されていました。
真言行者のあり方についてこの論稿をまとめておく価値があると思い、備忘のために暫定的なメモを残しておこうと思います。
2022年3月19日土曜日
卒業式を終えました
今年も無事に卒業式を終え、ゼミ生を送り出すことができました。
その前にはささやかながら研究室でラスト・ゼミを開催し、
人生ってそれそのものがフィールドワークだよねということ(4月から勤務する企業もフィールドワーク先)、
そして、
人と人とのつながり、あらゆる存在や事象とのつながり(帝網)でモノを考えていきたいね(コミュニティデザイン)、
ということを話しました。
卒業式当日には、ゼミのムードメーカーだった学生が壇上に上り、感謝のお言葉もいただきました。
この学年は1年生のときに、私が担任だったこともあり、ほんとうに思い入れ深い学年でした。彼らが去ってしまうことがとても寂しいですね。学生を同志として扱うことが我がゼミの伝統で、その期待によく応えてくれた学生たちでした。
卒業の高揚感やゼミの担当教員を目前にしてということを割り引いても、「この大学に入ってよかった」という言葉を聞けたことはとても嬉しいことです。この学部をもっと育て、この学生たちが誇りを持てる大学にしたいなと思います。
SNSでのつながりを残しつつ、3月17日をもってゼミは散開します。彼らの洋々たる前途を祝します。
2022年3月2日水曜日
2022年2月17日木曜日
卒業研究発表会を終えました
2月上旬、無事に経営領域4年生の3ゼミ合同卒業研究発表会を終えました。
私の研究室からは8人が以下のタイトルで発表しましたが、今年はプロジェクト報告書が多かったですね。
「喜田家との協働による商品開発プロジェクト報告書」
「密ドラの報告書」
「ハザードマップの有効性」
「町屋プロジェクト報告書 ー勉強カフェ計画—」
「古民家をつなぐあだちの魅力発信事業プロジェクト報告書 -高齢者に対するまち歩きのコース提案-」
「喜田屋町屋店 2・3 階の有効利用に関するプロジェクト報告書」
「アニメツーリズムによる現状と課題」
「鐘ヶ淵平和通り商店街まちづくり」プロジェクト報告
コロナ渦ということもあり、3年次に携わったプロジェクトの報告書を書くことを選択した学生が多かったのが今年の特徴でした。
発表会はもちろんリモート。今後も合理的にWebを使う流れは続くと思いますし、続けなければ。コロナ渦のパンデミックにおいて対面を強要することはもはや暴力ですよね。
さまざまな申請書や報告書を紙で提出しろというのは提出先に紙というお盆にウイルスを乗せて持っていくようなもの。もちろん職場の人間関係を円滑するマイクロ・コミュニケーションもわからないではないのですが、そのために出勤せよ、電車に乗れ、バスに乗れと命じることは疑問ですね。
幕末の歴史を見ると、クロフネの処理に失敗した幕府が倒れ、新しい枠組が生まれてきました。さて今回、新型コロナウイルスという「クロフネ」についてはどうでしょう?
私たちは「チョンマゲ」を切る選択をするのでしょうか。いろいろな閉塞感が社会を覆っている気がいたします。そんななか、卒論発表会は若い世代のエネルギーを確かに感じることのできる、私にとっては栄養剤のような時間でした。
皆さん、卒業だね。寂しくなります。





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