昨年に引き続き、渋川市中央公民館の定期利用団体に企画段階から学生が参加し、あわせて作品展での絵手紙ワークショップを実施しました。
昨年から今年にかけて、現4年生が渋川の皆さんにご協力いただきながら卒業研究を書き上げましたが、その成果も展示いたしました。決して読みやすくない壁新聞形式の展示をよく読んで下さり、議員に渡すと言ってコピーを持って行かれた方もいらっしゃいました。卒論指導教員冥利に尽きる出来事でした。
受付に座って実行委員長と時間をかけてお話しさせていただいたり、公民館ヘビーユーザーの方のヒアリングにまわったり、昨年おかし交換をしたお母さんと再会して旧交を温め合ったり、昨年新町においでいただいたゲストの方と再会したり、本当に充実した3日間でした。もちろん公民館職員の方々と今後の展望を語り合ったことも。
これまで渋川の調査・研究に携わりながら、じっくりと腰を据えて住民の皆さんと向き合う時間があまりにも無かったことを猛省しています。自分の職掌の範囲を超えて他学部・他キャンパスの学生のキャリア指導という負荷があったりなど、本や論文もろくに読めぬ日々が続いておりましたから。こうした状況を来年度は正して行きたいと思います。
同じ方向を向いてくれている研究室の学生諸君にはただただ感謝するのみです。今日は片付けの後、渋川駅前のレストランでささやかな食事会を催し、その労をねぎらいました。「行こう、行こう」と言いながら行けていないゼミ長の実家にご挨拶に行きがてら、改めて沼田のフィールドワークについて計画を練ったり、卒業後のつながりをどう維持するかを話したりと、かけがえのない渋川の夜を学生諸君とともにし、上越線で帰途に就きました。