2021年1月16日土曜日

成るか? キャプテン・プロジェクト in 鐘ヶ淵

日本各地で漫画・アニメを使ったまちおこしがおこなわれていますね。本学近くでも、千代田線亀有駅前では、ご存知、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。葛飾区では『キャプテン翼』。その他いろいろ枚挙に暇がありません。アニメツーリズムでの地域活性化、とも言います。

Googleで「聖地」を検索してみると、宗教・祭祀上の聖地よりも、こうした漫画やアニメの舞台となった「聖地」がワンサカ上がってきます。すげぇな。

さて、本学の最寄り駅・東武伊勢崎線(スカイツリーラインだと?)堀切駅のお隣、鐘ヶ淵駅でもアニメツーリズムの動きがあります。というか、その動きに加勢しております。

夕暮れどきの鐘ヶ淵駅 
向こうに東京スカイツリーが見えます

名づけて、「キャプテン・プロジェクト」 

皆さんはご存知でしょうか。野球漫画『キャプテン』を。

『キャプテン』第1巻表紙から

『キャプテン』、調べてみると1970年代を駆け抜けた野球漫画なのですね。作者はちばあきおさん。

もちろん、その舞台は東京下町。

架空の学校ですが、墨谷第二中学校(通称:墨谷二中)の野球部の熱い活動を描いています。最初は谷口という主人公が設定されていたのですが、谷口卒業後は特にだれが主人公というわけでもなく、お互いを気遣い、補い合いながら、野球部員の人間的な成長が描写されています。この『キャプテン』に出てくる商店街は鐘ヶ淵駅前の商店街をモティーフにしているのではないかとも言われているようです。なので、「キャプテン・プロジェクト」なんです。

魔球を投げたり、超人的なテクニックを披露したり、そういう表現はありません。人間が人間として描かれています。

昭和の漫画ですから、その時代にありがちな「根性」「精神論」も随所にまぶされています。実は、そこらへんが今どきの大学生の感性には合わなかったようで、ウチのゼミ生からは「『キャプテン』をまちおこしに使うのは無理では?」との直言も。

僕が講義履修者を対象として調査をしたり、ゼミ生が本学学生を対象として後半に調査したりしましたが、若い世代の『キャプテン』認知度は低く、ゼミの学生らは『キャプテン』以外の地域活性化案をまとめながら、「キャプテン・プロジェクト」を並行して進めている案配です。

さて、僕の思いは。

やはり『キャプテン』を地域活性化の主たるテーマとした方がいいかな。ただし、『キャプテン』で集まってくれるのは中高年の皆さんだと思うので、若い世代への認知を高めていかなければならない、という線を追いかけてみようかと。

『キャプテン』を一読していただければわかると思うのですが、チームワークって何だろう、組織と個人との関係は?、絆って何だろう?・・・こんなことを考えさせられます。キャリア教育に使えるし、国が大好きな道徳教育にも適した漫画なので、

どうですか墨田区の皆さん、小中学校の道徳教育のオリジナル教材として『キャプテン』を使ってみては?

僕自身はキャプテンのストーリーを使いながらキャリア教育ができるんじゃないかと見込んでいます。ワークショップの実施も地平線の向こうに見えています。



商店街会長から説明を受ける学生@鐘ヶ淵駅前

昨年末、冷たい風が吹きながらも暖かみのある陽光のなか、商店街の皆さんとともに学生らは商店街全体のフィールドワークに赴きました。それをもとにwebでちょこちょこMTGをしながら考えを巡らしているようです。来年度は生まれも育ちも墨田区というホープが我が研究室に入ってきます。代替わりのダイナミズムのなかでこのプロジェクトが地域の皆さんの笑顔と学生の成長につながるよう微力を尽くしたいと思います。

森下研究室はまちづくり・公共経営の理論と実践を学べる研究室です。

また、東京未来大学は創立から間もない若い大学ですが、多くの協働案件を抱え、東京下町がそのまま講義の場あるいは研究室になっている大学です。

緊急事態宣言のなか、巣籠もりしながらできることを考え、話し合っています。今も。



ねこのお相手をしながら学生とリモートでつながっています
左のあんよのこの角度がチャームポイント 
尻尾がボボンと太いのは黒ちゃんとおっかけっこしたからです。