昨日、地域マネジメント学会の第4回学術編集委員会を開催しました。
委員会を取りまとめさせていただき、はや1年半くらい?前委員長、副委員長、委員の皆さんに支えられて何とかやっています。実は昨日もポカをやってしまい、前委員長から優しいお諭しをいただいたり(-_-)
コロナ渦で今年度の学術大会は見送りましたが、学会誌は発刊するので、その論文の査読結果の検討が今回の委員会の主要な議題となりました。新会員、なかでもここ数年続けて大学院生の論文が寄稿されているので、次代を担うホープとなる研究者育成という観点からも、論文を書く力を大切に育ててあげたいです。
私はといえば、ここ2年、学会誌に書いていないですね。
あまり堅苦しく考えてもしかたないのですが、査読結果を出す側なので「李下に冠を正さず」ということで。しかし、これがpaperを書かない言い訳になってもいけないので、来年度は実践報告くらいは書こうかなと思い始めています。
paperといえば卒業研究指導が佳境です。クライマックスです。提出まであと1週間余です。
まだ「分析」をやっている学生がいたりしてハラハラしているのですが・・・ちょっと待て、自分はこんなに指導教授に指導してもらったっけ?おそらく2回しか見せていないはず・・・修論、博論いわずもがな。
「それでよく通してもらったよな」の思いがいま自分が指導している学生への「愛」に昇華しているのかもしれないですね。「愛」それは耐え忍ぶもの×9人の卒論生・・・
まあ、分析なども一緒にやってあげたりしています。
「学生が独力でやるべき」の建前もありますが、モンハンと同じ。一緒に狩りに出かける楽しみもありますから。
仮説を立てる、調査結果の中から仮説に見合うデータを取り出してみる、ヒットしたときの高揚感!
それを学生と共有するのは決して悪くない、というよりこの一瞬のために仕事を続けているんじゃないかと思うくらい。昨日も。
コロナ渦にあって、大学教育も対面、リモート、あるいはそのハイブリッド化が進行していますが、デジタル・ネイティブといっていい彼らも最後は研究室での対面指導を望みます。人と人とが会うことが貴重な機会であることを、またリモートで済むのに面会を強いられるのはほとんど暴力であることを、それぞれコロナ渦で実感しております。
来年は学会の学術大会もゼミや卒研指導も対面でしたいなあと、星に願いを。
<2020卒業研究テーマ一覧>
「商店街での信用金庫の役割 〜北千住駅前・旭町商店街におけるCSRをもとに〜」
「J.D.クランボルツによる「計画的な偶発性」に関するー考察 〜若年世代の進路選択を中心に〜」
「地域連携『あだち紙ものラボ プロジェクト』報告」
「地域連携・協創による商品開発『ほめじょーず』プロジェクト報告書」
「住宅エントランス部分におけるインテリアのレイアウトと色彩効果について」
「県庁所在地の地域活性化と鉄道インフラとの関わりに関する一考察 ―前橋駅と高崎駅との比較を通じて―」
「横浜市内のオーガニックカフェにおける店構えについて」
「地域イベントを告知する媒体と集客効果に関する一考察」
「都市における公園の遊具の変遷について 〜対戦型ゲームプレイヤーのもつ遊びのイメージを基に〜」