新たな調査・研究について、その地平のかなたに仏教とりわけ真言宗が見えてきています。
その文献研究の一環として高野山真言宗から刊行されている「高野山時報」を読み進めているのですが、2021.12.11に池口惠觀宿老(高野山真言宗)の「真言密教の祈り」という論稿が掲載されていました。
真言行者のあり方についてこの論稿をまとめておく価値があると思い、備忘のために暫定的なメモを残しておこうと思います。
沖縄で鍛えられたコミュニティにおける公共空間の調査・研究手法。これを、群馬、そして足立区をはじめとする東京の下町に応用しながら、学生とともに。おもにその活動を記録していきます。
新たな調査・研究について、その地平のかなたに仏教とりわけ真言宗が見えてきています。
その文献研究の一環として高野山真言宗から刊行されている「高野山時報」を読み進めているのですが、2021.12.11に池口惠觀宿老(高野山真言宗)の「真言密教の祈り」という論稿が掲載されていました。
真言行者のあり方についてこの論稿をまとめておく価値があると思い、備忘のために暫定的なメモを残しておこうと思います。
今年も無事に卒業式を終え、ゼミ生を送り出すことができました。
その前にはささやかながら研究室でラスト・ゼミを開催し、
人生ってそれそのものがフィールドワークだよねということ(4月から勤務する企業もフィールドワーク先)、
そして、
人と人とのつながり、あらゆる存在や事象とのつながり(帝網)でモノを考えていきたいね(コミュニティデザイン)、
ということを話しました。
卒業式当日には、ゼミのムードメーカーだった学生が壇上に上り、感謝のお言葉もいただきました。
この学年は1年生のときに、私が担任だったこともあり、ほんとうに思い入れ深い学年でした。彼らが去ってしまうことがとても寂しいですね。学生を同志として扱うことが我がゼミの伝統で、その期待によく応えてくれた学生たちでした。
卒業の高揚感やゼミの担当教員を目前にしてということを割り引いても、「この大学に入ってよかった」という言葉を聞けたことはとても嬉しいことです。この学部をもっと育て、この学生たちが誇りを持てる大学にしたいなと思います。
SNSでのつながりを残しつつ、3月17日をもってゼミは散開します。彼らの洋々たる前途を祝します。
2月上旬、無事に経営領域4年生の3ゼミ合同卒業研究発表会を終えました。
私の研究室からは8人が以下のタイトルで発表しましたが、今年はプロジェクト報告書が多かったですね。
「喜田家との協働による商品開発プロジェクト報告書」
「密ドラの報告書」
「ハザードマップの有効性」
「町屋プロジェクト報告書 ー勉強カフェ計画—」
「古民家をつなぐあだちの魅力発信事業プロジェクト報告書 -高齢者に対するまち歩きのコース提案-」
「喜田屋町屋店 2・3 階の有効利用に関するプロジェクト報告書」
「アニメツーリズムによる現状と課題」
「鐘ヶ淵平和通り商店街まちづくり」プロジェクト報告
コロナ渦ということもあり、3年次に携わったプロジェクトの報告書を書くことを選択した学生が多かったのが今年の特徴でした。
発表会はもちろんリモート。今後も合理的にWebを使う流れは続くと思いますし、続けなければ。コロナ渦のパンデミックにおいて対面を強要することはもはや暴力ですよね。
さまざまな申請書や報告書を紙で提出しろというのは提出先に紙というお盆にウイルスを乗せて持っていくようなもの。もちろん職場の人間関係を円滑するマイクロ・コミュニケーションもわからないではないのですが、そのために出勤せよ、電車に乗れ、バスに乗れと命じることは疑問ですね。
幕末の歴史を見ると、クロフネの処理に失敗した幕府が倒れ、新しい枠組が生まれてきました。さて今回、新型コロナウイルスという「クロフネ」についてはどうでしょう?
私たちは「チョンマゲ」を切る選択をするのでしょうか。いろいろな閉塞感が社会を覆っている気がいたします。そんななか、卒論発表会は若い世代のエネルギーを確かに感じることのできる、私にとっては栄養剤のような時間でした。
皆さん、卒業だね。寂しくなります。
新しい年を迎えました。皆さま本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は寅年。
今までの努力や蓄積が芽吹く年といわれております。正月の三が日、私は初詣の修正会に伺っていたのですが、そこでお坊様もそのように仰っていました。また、新型コロナウイルスをはじめとしてこれから大変な時代になるとも。
私はこのような混迷の時代には、改めて哲学や宗教に対する人びとの希求が高まるのではないかと感じております。生きることの意味、すなわち死の意味。「科学」という解明の手段を駆使してさまざまなことがらを人類は「解明」してきましたが、地域を超えて、時代を超えて、永遠の真理としてあるものはいったいどれだけあるのでしょう。
社会学者A.コントは、人間の精神というものを、神学的段階から形而上学的段階へ進み、近現代にいたって実証主義的な段階へ進んだと指摘しましたが、「実証」はいくつかのサンプルから「実証」したものが少なくなく、それを「全体」に適用したときに必ずしも妥当しないことがあります。私たち研究者の論文にも標本調査があふれていますが、「実験」「調査」の結果得られたデータはかなり限られた条件下においてのものであったりします。
もっと大きな視点からみて、この世界を動かしている根本的な原理は何なのか、そして新しい時代にふさわしい指針は何なのか、こうしたことが、いま、私が探し求めているものであり、そしてまた、私と同じような思いでおられる方々は少なくないと思っています。
教育、政治学、社会学、工学とあまりにも細分化された科学の手法でさまざまな視点から「解明」をなさんと心がけてきましたが、自分に残された時間を思うと、このような方法を堅持しつつも、より包括的な方法を学ばなければならないと考え、実践しているところです。
その方法とは?今年の秋頃と来年の春頃にその実践は節目を迎える予定です。花が咲くまでにもう3年はかかるかな。精進あるのみ。終わりなき旅を続けます。
2022年の年頭の所感として。
慌ただしい師走でしたが、4年生の卒業研究指導を終えることができました。いずれも地域コミュニティの皆さんとの協働なしには作成することのできなかった成果物です。
以下、題目一覧です。
「喜田家との協働による商品開発プロジェクト報告書」
「密ドラの報告書」
この2つはこの春に多数のメディアに取り上げられた「密ドラ」を創った2人によるプロジェクト報告書です。
「ハザードマップの有効性」
この論文を書いた学生は来年の春から公務員になります。「公共キャリア研究室」の名に恥じない成果を出してくれました。
「町屋プロジェクト報告書ー勉強カフェ計画ー」
「喜田屋町屋店2・3階の有効利用に関するプロジェクト報告書」
この2つは上記の「密ドラ」と深く関わるのですが、喜田家町屋店の2階を使ってどのような地域活動の拠点にするべきかの「私論」を含むプロジェクト報告書になります。
「アニメツーリズムによる現状と課題」
「鐘ヶ淵平和通り商店街まちづくり」プロジェクト報告」
この2つは鐘ヶ淵駅前商店街・平和会との協働の成果をまとめたものです。平和会は漫画「キャプテン」を使ったアニメ・ツーリズムでのまちおこしを狙っていますが、学生の胸には「時代に合わない」と映ったようです。若い世代ならではの「キャプテン」以外の選択肢を示したのですが、商店街の皆さんには受け入れられなかったという無念さがにじみ出ています。
「古民家をつなぐあだちの魅力発信事業プロジェクト報告書-高齢者に対するまち歩きのコース提案-」
このプロジェクト報告書は、足立区から助成金を付与されたプロジェクトで、3年生もプロジェクトに関わっていることから、世代をつなぐ調査・研究となります。高齢者へのまちあるき提案ということで、コースを車椅子を使って回ってみるなど、徹底してフィールドにこだわった力作です。字数はおよそ4万字!修士論文レベルです。
さて、これらの論文及び報告書は、ともに汗を流した地域主体の皆さまのもとにお届けして、企業経営や今後の協働の糧にしていただいています。
卒業研究も大学の塀の中に囲うものではなく、今一度、地域に出て行って活躍してもらう、そんなサイクルが我が研究室では出来上がりつつあります。
春先の「密ドラ」に続き、足立の銘菓をつくる老舗・喜田家さんとの協働が続きます。
密ドラを創った世代の1コ下のゼミ生(現3年生)の快挙です。
もともとプリンセス・マロンという洋菓子が喜田家さんにあったものです。これが社長自身が「美味しくない」というほど不評で、その割にはパッケージが非常に凝っていて本の形をした箱にお菓子が詰め込まれているのです。でも、社長の発案でこの箱になったのだとか・・・
肝心のお菓子を食べてみると、ぼそぼそして食べているうちに形が崩れる上に、「栗を入れています!」といわなければわからないほど「マロン」にはほど遠い・・・
最初のミーティングで、箱を活かす(本の「帯」を付けてイメージを刷新する)、味は調査をかけて新しい方向性を打ち出すということで、調査結果から<しっとり>として<剥いた栗を上に乗せる>ことになりました。
11月から発売。12月からクリスマスシーズンに向けて「帯」を巻いての発売となりました。