2019年8月13日火曜日

納涼歌舞伎の魅力

今朝方、共著原稿を脱稿し、一息つくために納涼歌舞伎を観に来ています。

いよいよ 伊予柑、出版ですね。構想から一年半、仲良く、でもシビアな共同研究ができたと思います。先輩教員・研究者にひたすらに感謝感謝です。

納涼歌舞伎の『伽羅先代萩』、とても良かったです。七之助の政岡は当たり役として後世に名をかたられるのではないかと思うほどに。

客席からすすり泣く声も。

特に政岡が千松の亡骸に愛おしく語りかけるシーンは必見です。時代を超えてこの社会の文化に浸った者が感じる琴線を刺激します。

幕間で弁当を楽しんだ後は、百物語。
いろんなtradな妖怪が出てきて楽しかったです。

帰路、いろいろと演劇論、歌舞伎論を語りながら、また観ようと。

歌舞伎座の皆さんにリクエスト。
若い世代が気軽に入れる価格設定の日を設けていただきたい。ゼミ生を引き連れてきます。文化論を語ることのできない学生が多くて、ということを最近実感しています。社会全体で若い世代の文化資本の充実を大切にしたいものです。


歌舞伎座のホワイエにて