その地に浸り、歩くなかで見えてくるものがある…この方法は、沖縄FW以来、かたくなに守っています。群馬・上州の地は、駅伝でいうと襷(たすき)を渡せる方をようやく見出せたので、「1つの時代が終わった」という感覚が芽生えてきています。
終わらなければ始まらない。
手放さなければ得られない。
そう、上州・群馬の画期を迎え、いま江戸・下町を攻めています。
自分の故郷であればこそ、決まり切ったルートを歩き、道を外さずに生活しているものですが、それを踏み破って彷徨するなかで、道に迷ってこそ初めて見る光景に出会えたりします。こんな近くにこんなものがあったのか、と。
今日はまず本郷で蕎麦。
僕は田舎蕎麦を胡麻だれで
連れの揚げ茄子のおろし蕎麦も美味しそう
武蔵国、下総国、2つの国を結ぶ橋だから「両国」橋なんですよね。
隅田川の水面、きったねぇと思いますが、親父の代はここから飛び込んで遊んだと聞きました。戦後の高度経済成長期前後に隅田川は最も汚れ、いまはその頃よりは良いというものの、さすがに泳ぐ気にはなれませんや。
大銀杏を結ったお相撲さんの姿をちらほら見ながらさらにひんがしへ。
錦糸町。
ここのマルイで来年ウチのゼミに来るであろう若い衆がバイトをしているので、さすがに冷やかしで寄るわけにもいかず、さらに東へ進んで亀戸。ここで一服。
東京でいちばんローカル度が高いと述べても過言ではない東武亀戸線に乗り、曳舟で乗り換え。そして研究室へ。
FWのメモをまとめていると、お向かいの同僚研究者が「味久いかなーい?」と。味久の刺身は絶品で二つ返事で「いくいく!」といいたいところをぐっとガマン。仕事と先約があるのでゴメンゴメンと丁重に、次にも誘ってねと。
メモをまとめながら、ブログを書き綴っております。