2015年12月22日火曜日

渋川市における実習

先日、渋川市中央公民館のご厚意で行政学Bの履修者2人を実習へ行かせました。

行政学Bは実習系の科目で、行政学Aで学んだ行政学に関する知識と新しい公共を担う市民としての活動とを融合させて、体感させる狙いを持っています。



画像は渋川市中央公民館職員の方に撮影していただいたものです。

2015年12月13日日曜日

渋川市黒井峯遺跡マラソン大会

今日は渋川市子持で行われた黒井峯遺跡を駆け抜けるマラソン大会を観戦してきました。

研究室所属ではないのですが、深く縁を結んだ学生、伊勢崎の韋駄天三人衆に地域活性化を知る機会として参加してもらいました。

未知のコースにもかかわらず、健脚をもって子持山を遥かに仰ぎ見つつ、上位にて完走しました。K君、S君、М君、お疲れさまでした。走りにも感動しましたが、何にもまして胸を打たれたのは勝負に対する真摯な姿勢でした。

2015年11月17日火曜日

神宮にて

本日、早稲田と対戦し、上武大学野球部は負けましたが、相手を追い詰める良い戦いをしていたと思います。

ゼミ生である2人の野球部員の節目となるこの日を、途中からの観戦でしたが、共にすることができて幸せでした。この2人のゼミ生に終始「神宮に連れて行くように」と言っていたのですが、本当に連れてきてくれるところがすごいところです。

神宮球場は私の青春を彩る場所でもあり、かつて向こう側のスタンドで、校歌を「紺碧の空」を唄い、意気揚々と校旗を仰ぎ見たものですが、今、我が母校の応援部が「フレフレ上武」とエールを贈ってくれ、また我々も「フレフレ早稲田」とエールを返す様を見、人生とは味のあるものだなと思いを噛みしめています。

その母校を我が教え子が打倒してこそ、この物語は完結するのだと思います。
いつか。必ず。

2015年11月16日月曜日

神宮球場 上武大学 対 道都大学

神宮へ来ています。
Play ballです。


9回表に逆転して3ー1に。そのスコアのまま勝利しました。



野球部の皆さん、感動をありがとう。
次は早稲田との対戦ですね。夏の雪辱を果たしてください。

2015年11月15日日曜日

渋川・赤城での歌舞伎鑑賞

雨も上がり、渋川は赤城、上三原田の歌舞伎舞台での上演を観て参りました。
本来ならば、幕見のように時間をおさえて、早々に帰らなければならなかったのですが、雨天にて野球部の試合が流れたため、ゆっくり鑑賞することができました。

特に、子ども歌舞伎の「白浪五人男」は、まあよくもこれだけ仕上げたなあ!と感心しました。あとは舞台そのものが重文なんですね。建物もじっくり眺めて感銘を受けました。

地域に根づく文化の強靭さと、絶えさせまいとする地域の皆さんの心意気を見させていただきました。ありがとうございました。


2015年11月14日土曜日

渋川の歌舞伎

今日は公開リハーサル。明日が本番です。
渋川市の誇る地芝居、5年ぶりの講演です。

「知らざぁ 言ってぇ聞かせぇやぁしょう」

学生諸君、文化とはこういうものだ。


2015年11月13日金曜日

高崎市環境パートナーシップ会議

高崎市環境政策課の皆様の御厚意により、この会議で学生の傍聴をさせてもらっています。
本日は学生十数人とともに会議に参加して参りました。

議長、部長、課長のお心遣いにより、この研究室がまちづくりを媒体として学生のシティズンシップを向上させることを目指しており、会議に参加する皆様との協働がさまざまな主体に福利をもたらすことを話す機会も頂戴いたしました。

学生にとっては会議への参加そのものが重要な経験になります。社会的な経験値がまだまだ乏しい学生にとって、良質な大人の言葉は清澄な水に等しく、摂取すれば必ず良い感性へと働きかけるはずです。詳細は書けませんが、地域の大人の皆さんの学生を見る目があたたかく、万感胸に迫る思いでした。

帰途、研究室の学生S君が開拓した昔ながらの「喫茶店」で四年生のゼミ長をY君とともに労って晩飯を食し、これからどうするかね〜という話をたっぷりして解散しました。

今日は、今日を共にした皆さんからたくさんの元気を頂戴しました。
ありがとうございました。


2015年11月9日月曜日

神宮球場へ

野球部が神宮大会に出場します。
会議へ向かう道すがら、研究室の野球部の学生と「神宮で会おう!」と握手を交わして。夏の感激、再び。いざ、週末は神宮へ。


2015年11月1日日曜日

凛とした霜月の朝

9月以来、気乗りのしない学外の案件を抱えていたのですが、今日を迎えるまでに雲散霧消し、気分爽快な霜月の朝を迎えました。これでようやく集中して本来の調査・研究に励むことができます。

今日は初めて研究室を2つに割ってのコミュニティ・デザイン演習となりました。

早朝、新町チームを激励後、大学にて業務、終了後に渋川・赤城へ。

渋川研究班は、行政からの要望もあり、今回初めてビブスを着用して臨んだのですが、学生曰く「もっと早く着たかった」と。とにかく、コミュニケーションが弾むのだそうです。「駅伝、応援してるよ」「野球、今年はどこまで行った?」みんな、カレッジ・スポーツの強い大学でよかったね。学生にとっても、自分の母校を顧みるよい機会になっているはずで、赤城の皆さん、温かいお言葉をありがとうございました。

今回の赤城でのテーマは「絵手紙で地域の人びとをつなぐ」ということだったのですが、入ってみればあっちからもこっちからも声がかかって、たこ焼きを焼いているわ,ハンドクラフトの教室を手伝っているわで,大わらわといった様子でした。そのコミュニケーションの中で地域の人びとの声を掬い,何を求めているのかを考え,それを自分のキャリア・デザインへ繋げていってくれることを期待しています。

活動をしながら社会調査も実施して、必要なサンプルを集めることができました。ご協力いただいた皆さんに深謝申し上げます。

館長さんも学生が今回調査した結果に関心を寄せて戴いているようで、学生にとっても、データの整理・解析の励みになると思います。住民の皆さんの、頻繁においでよ!の声に応えられるよう、活動をよりアクティブにしていきたいと思うのです。

赤城を出る時には「間に合う!」と確信して新町商工祭へと向かったのですが、案の定、渋滞に巻き込まれて新町に着いてみれば陽は落ちてしまっていました。

学生諸君、お疲れさまでした。
良いレポートを期待しています。







2015年10月25日日曜日

渋川市北橘「竹の里フェスティバル」

今日は渋川市北橘の「竹の里フェスティバル」に行ってきました。

竹細工の作品展を拝見しましたが,見事なものでした。ざるに代表されるような色合いと日用品としての作品,というばかりではなく,若竹色を組み合わせて色彩にリズムをつけている作品や,オブジェ,モダンな作品も多く,目を奪われました。

また,公民館では八木節大会,「竹音楽の世界」と題したさまざまな音楽の披露もあり,楽しめました。無料で配布されていた竹炭をいただいて帰還しました。


2015年10月24日土曜日

最近の研究室

現在の研究室は、新町研究班と渋川市研究班に分かれて、それぞれ学生が活動しているのですが、私が教務やらその他の校務やらに忙殺されているときに、本当に良く動いてくれています。

今週末は、FWに没頭したかったのですが、4年生の卒業研究向けの指導に同行せざるを得ず(進捗が遅いため!)、少しそちらに時間が割かれてしまうのが惜しいといえば惜しいところです。

ただ、数年来の重しが軽くなって負担が減ったことは非常に時宜を得ており、今後は調査・研究・講義に没頭できる環境がしっかり整ったような気がします。

中央公民館の皆様のお蔭で調査紙もぽつぽつと返ってきており、およそ2ヶ月はデータとの格闘になるかと思います。私も学生たちも燃えています。そんな最近の研究室です。

2015年10月4日日曜日

学生を資源とするコミュニティ・デザイン

渋川市中央公民館のご尽力を得て,調査紙を配布することができました。
謹んでお礼申し上げます。

また,加勢してくれたK君ご苦労様でした。さらに,調査紙を綴じることを手伝ってくれたS君,Y君,ご苦労様でした。何気なく自宅に届く公的な配布物がどのような作業工程を経るのか,理解できたと思います。

また,行政と研究者が額を寄せ合って明日の行政のための質問項目を精選する,その現場にいた学生諸君は,その過程で用いられる言葉の中に,社会学や行政学で学んだ言葉がちりばめられている事実を目の当たりにし,知の生き生きとした姿を見ることができたと思うのです。中央公民館のスタッフの方々を始め,学生を温かく迎えてくださっている各公民館のスタッフのおかげで,渋川で働いてみたいと意思表示する学生が出てきたことは,今回のモデル事業の1つの成功の証なのではないかとも考えています。参加は,参加したというその経験だけに留まらず,さまざまな派生する効果が生じることを実感します。それはすなわち,マクファーソンやサルトルの思想の妥当性を実感していることでもあります。

国会前に集う学生諸君のような劇的な躍動感はありませんが,地域の課題に向き合う学生の静かな強い思いに私は期待しています。その力をコミュニティ・デザインの実践に進ませます。

おそらくその公民館のイベントが始まって以来の賑わいになるでしょう。1つの小さな実践によるわずかな前進かもしれませんが,地域にとって,また学生にとって,大きな一歩になると思います。

ヨソ者もまた地域にとって大切な資源なのです。そのヨソ者がその地域に善性をもって関わろうとする限りにおいて。

2015年9月22日火曜日

専門、ということの意味

私にはコミュニティに関する様々なことを知りたいという欲求があります。

それは、教育という作用であったり、その中での公教育における公権力との関係での政治や憲法との関係であったり、コミュニティの機能を強化するための仕掛け(建物や広場)であったり、家族・ジェンダーであったり、まあいろいろなわけです。その一環として、特に公職志望者に対するキャリア開発にも携わってきました。

こうして風呂敷を広げてみると、いろいろありますが、追究しているのはただ一つ、コミュニティのこれまでとこれからについてです。専門って何だろうね?という学際的なところで生きてきました。ボーダーを超える感覚が好きなのかもしれません。

さて、シティズンシップ教育について昨日の学会でも問われましたが、その根幹にある概念は、社会科学を中心とする知識を実際に使えるするための教育と私は捉えています。学校で知ったことを使いまでにかなりタイムラグがあり、または一生使わないこともあるわけですが、そのギャップはなるべく小さくしておいた方がいいでしょう。

よく講義でも使う表現ですが、お箸を使うように平等権を守る・用いる・保障する。知識を知識として保存しておくのではなく、使って使って、考えて考えて、心身の感覚として動かせるように、感覚へ落とし込んでいくことが求められていると思うのです。それがシティズンシップ教育の根っこのところです。

そのトレーニングの場所としてふさわしいのが、まち、コミュニティなのです。学校の中だけでは難しいですから。コミュニティ・デザインの現場でシティズンシップを鍛え、さらにその延長線上にキャリア教育が待っています。

渋川市中央公民館のご厚意で参加させていただいた、HUGは特に公職志望者の胸をときめかせたようです。

研究室はいま、渋川市と新町と2つの研究班が動いていますが、双方ともこれから猛烈に忙しくなります。後期が始まります。

学生諸君が元気にキャンパスに帰ってきてくれることを期待しています。


2015年9月21日月曜日

学会を終えました

国際学会ということもあり、刺激に満ちた学会でした。

また、先の学会でどうしてもご挨拶したかったのにできなかった方々に再会できて、仲良くしていただけたことは、とても嬉しい出来事でした。発表については十分な社会調査に至っていないので、精緻さを欠いたものになってしまいましたが、教育・研究の方向性は学会の皆さんに報告することができたかなと感じております。
会いたくて会いたくてと、思いを募らせていた先生に「言葉の選び方」を褒めていただいたことはとても嬉しいことでした。

さあ、気持ちを切り替えて渋川研究に集中します。
まずは印刷だ!

2015年9月20日日曜日

学生との対話

昨今喧しい安全保障関連法案が採決されました。
これにより、日本の安全保障政策は劇的に変貌を遂げます。
通常の場合、私はこれが選挙の結果としての民意であるならば、自らの意に沿わなくとも了とするでしょう。それがデモクラシーのルールだからです。

しかし、今回の法案に関してはとても憂慮しています。
それは、一内閣が憲法の根底をなす解釈を変えたことについて大きな疑念を抱いているからです。

いつもはおとなしく、政治的な話などついぞしたことがない、北海道出身の学生が定食屋で私にこう聞いてきました。
「先生はあの安保法案について賛成ですか、反対ですか?」

こういう瞬間を待っていました。
「ああした法案なら憲法変えなければね。」
「なぜですか?」
「それはね、・・・」
つい最近、火野正平氏が訪問したという鰻の美味しい定食屋でふたりで定食を食べながら、ああでもない、こうでもないという憲法・政治談義をひとしきり。30分の予定が90分以上になってしまいましたが意義深いひとときでした。

なぜ鰻を食べなかったのか?絶滅危惧種に指定されていることを時事問題での重要性も含めて厳かに宣言し、注文を封じたからです笑 

2015年9月10日木曜日

リクルート本 出版します【共著】

台風の影響による河川の氾濫でいたましい光景がメディアを通して入ってきております。
栃木っ子も茨城っ子も在籍する本学教員といたしましては非常に心配しております。ご無事を祈ります。

同じ北関東ということで,皆さんにご心配をおかけしていますが,上武大は大丈夫です笑

さて,お陰様をもちまして無事出版の運びとなりました。
エクスナレッジ社から『建築士の資格が活かせるお仕事ガイド』が刊行されます。私は公務員へのキャリア・チェンジについて分担執筆いたしました。キャリア教育,キャリア・カウンセリングに携わる喜び一入といったところです。

職難に遭われている建築関係の方がいらっしゃいましたら,是非ご一読をお勧め下さい。10月2日発売です。

2015年9月9日水曜日

台風にて開店休業

大学の背中を流れる烏川。氾濫注意報が出ました。
皆さん気をつけてお過ごしを!

レスキュー・ナウより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150909-00000008-rescuenow-soci

【河川洪水情報】
<はん濫注意情報>
群馬県 :烏川流域(09日11:40)

また以下のような情報も。
■防災気象情報
【土砂災害警戒情報】
・群馬県 :藤岡市、上野村、神流町、中之条町、長野原町、嬬恋村、東吾妻町(9日12:05)


■雨の見通し
【予想1時間雨量】(9日/多い所)
・70mm:神奈川県Z
・50mm:栃木県、
群馬県、埼玉県、東京地方、伊豆諸島、山梨県、長野県
・40mm:茨城県、千葉県

【予想24時間雨量】(~10日12:00)
・200mm:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県
・150mm:千葉県、東京地方
・100mm:山梨県
・ 80mm:長野県、伊豆諸島

2015年8月31日月曜日

フィールドへ 3

本日は、渋川西部、渋川、豊秋、金島を巡っています。全体と部分、その地域の特性をつかむべく、歩き回ってきました。

それぞれの地域の公民館にも立ち寄らせていただき、館長さんをはじめとするスタッフの方々から意義深いお話を聞かせていただきました。金島公民館が休館日だったのでご挨拶できませんでしたが、また後日に。

平成の大合併の影響が色濃く残る渋川ですが、多様性を活力のもとにしていきたいですね。

課題
社会教育と学校教育をつなぐこと。


2015年8月29日土曜日

上流東国文化,という言葉

現在,学生が投稿する論文のチェックをしているのですが,この言葉を使えたら便利だな,という言葉があります。それがタイトルにある「上流東国文化」という言葉です。

よく知られていますが,群馬県には多数の古代遺跡があります。
着任当時に専任教員の車に乗せられて畑のなかを突っ走っているときに小高い丘が見え,「あれなんでしょうねえ?」と聞けば,「古墳ですよ」の返答を聞いたときの衝撃。すぐそこの身近なところに古代があるということはなかなかな地域資源です。

古代において群馬が上国とされ,栄えた理由についてはいくつかありますが,1つには農業生産物の豊かさを挙げることができます。これは先のフィールドワークでも実感したことですが,これでもかと言うくらいの豊かな農産物があります。

群馬県の食料自給率はカロリーベースだとコメの生産が少ないので34%くらいですが,生産額ベースでは92%に達しています(2014年)。同じ「北関東」に分類される茨城や栃木に比べると少ないのですが,農業就業人口や農地面積が茨城,栃木はおろか,千葉や埼玉以下でありながらのこの数字は誇っていいのではないかと思います。土地が豊かな証ではないでしょうか。そうした農産物は流通にのって大消費地である南関東へ多く流れていきます。

また,群馬は利根川水系・荒川水系の上流であり,水も豊かです。

古代文化,農産物の生産地・供給地,自然環境としても水系の上流,さまざまな意味で群馬県は東国の源流として位置づけられるのではないかと思うのです。

現在,東京を中心に南関東は「交換の繁栄」「サービスの繁栄」を謳歌していますが,海に開けたその地域性からすれば道理でありましょう。こうした下流にある南関東に対し,群馬県はその上流にあって,生産物を供給し続けています。財ばかりではなく,人も。戦後,4人もの首相を輩出した群馬県は豊かな人材をも東京に供給しているとも言えましょう。

「なんで就職,東京に出ないの?」という問いに対して学生が答えた言葉。
「だって東京とか,地震ですぐぐらぐら揺れるし,建物もあんなにあって危ないじゃないですか。」
何気なく答えた学生のその言葉の中に群馬という土地に対する揺るぎない安心感を感じました。三方を山に囲まれて南は開けているこの地形は確かに安心感があります。

こうした群馬の特性を「上流東国文化」という語に集約すると使いやすいかなと感じています。
まだまだ練らなければならない語ではありますが,備忘として書き置きます。






2015年8月28日金曜日

フィールドへ 2

さて、本日は伊香保、小野上、子持、古巻へ。

伊香保から小野上への道はやんばるに似て、往時を想い出しました。

直近の合併により新たに渋川市になったところを早めに見たかったため、北橘、赤城、伊香保、小野上、子持を廻らせていただきました。

市内では周縁にありながら、各地域ともコミュニティ施設が集約されており、地域コミュニティの核心として長く歴史を刻んできたことが伺えました。

今回のフィールドワークで各地をまわっての確信は地域資源の豊さです。これは学生にも実感してもらいたいものです。また、ゼミで掘り下げることにしましょう。

2015年8月27日木曜日

フィールドへ

渋川でのフィールドワークを始めています。

まずは学生がお世話になった地域からということで北橘から赤城、伊香保と順次すべてまわっていくつもりです。

週に3地域が限界かなあ!

2015年8月13日木曜日

渋川研究Kick Offです

昨日,研究室の学生が集まり,今後の調査・研究の流れについて情報を共有しました。
あとは,簡易ではありますが,社会調査法のレクチャーです。

地域研究の第一歩は土地になじむことから。
自然になじみ,そこにあるものになじみ,ひととの関わりをもつ。
そこに愛着が生まれることを祈りつつ,散会しました。

会合後,この調査・研究について,インターンシップの学生に説明をとの依頼のお電話を頂戴し,お引き受けいたしました。他大の学生となりましょうが,新たな広がりができることを楽しみにしています。コミュニティ・デザイン(まちづくり)に参加することで自らの豊かな市民性を育むという取り組みを応援して戴いている,群馬県,渋川市,高崎市新町の皆さんには心から感謝しています。これらの学生を地域に還し,良い循環が生まれることを願っています。

帰途,伊計島沖合で米軍ヘリが墜落したことを知り,またかとの思い。


画像は,渋川市中央公民館エントランスのモニュメントです。

2015年8月4日火曜日

渋川へ、翔ぶが如く

関越トンネルを抜けて関東平野に入ると、なんとなく落ち着きます。はろばろとした見渡す限りの野。渋川はそうしたところにあります。

試験終了後、一路、渋川へ。
試験期間にも関わらず、ふたりの学生は一足先に伊香保に入り、ハワイアン・フェスティバルの調査に。

中央公民館を核としてまちがどのようにレイアウトされているかを確認。
おもしろいスポットを発見。
渋川市は日本のまんなか、「へそ」と名乗りをあげているので。

2015年8月3日月曜日

渋川研究が始まりました

昨日,渋川市北橘で「古里まつり」が開催されました。
北橘に伝わる橘山伝説をもとにした中学生による古代行列が行われるのですが,この行列について調査するため,わが研究室の学生が北橘に入りました。

今年度,私は群馬県から地域・大学連携モデル事業として「地域づくりの拠点としての公民館」についての調査・研究を任されたのですが,これを学生が地域を見つめる絶好の機会と捉え,研究室全体での活動にしています。

模擬講義を実施しました

昨日のオープン・キャンパスで模擬講義を実施しました。

暑い中をご来場いただいた皆さんに感謝申し上げます。

時流に乗っかって「地方創生 ふるさとをうしなわないために」というテーマでお話しをさせていただきました。終わった後の高校生ならびに保護者の方のさわやかな拍手がとても印象的でした。

拍手にも重い,軽い,粘っこい,さわやかといろいろな感じ方があるのですが,昨日の拍手は草原をゆく風のようにさわやかでした。とても嬉しかったですね。

ご清聴ありがとうございました。


2015年7月20日月曜日

ゼミ発表を行いました

7月18日,オープン・キャンパスでゼミ発表を行いました。

研究室の学生にとって,自分たちが何をやっているのか,何をしようとしているのか,明確になった発表だったと思います。1つ1つ舞台を提供するごとに学生たちの才能は開花しています。

ゼミ発表の最後に紹介したように,私たちは今後,県から委託された「地域活動の拠点」についての調査・研究活動に入っていきます。高崎市新町の地域活動に従事しながらですが,研究室の活動をもうひとまわり大きくするためにも,そしてこれまで自分の培ったノウハウを活用してもらうためにも,他の自治体への貢献も大切です。特にコミュニティの核心となる施設研究がメインテーマになるので,これまでの沖縄での研究が活かされることになるでしょう。

群馬県は東国文化中心地であり,利根川水系・荒川水系の上流の地。初めて使う言葉ですが,「上流東国文化」の継承地です。現代と古代とをつなぎながら,学生とともに必ずや地域活性化の種を蒔いてきます。それはまた学生のふるさとへの思いを紡ぐ作業でもあります。

さあ,いくぞ!


2015年7月10日金曜日

新町・七夕まつり

2日間にわたり行われた七夕まつりに企画・立案段階から参加し,当日も祭を大いに盛り上げてきました。<駅からハイキング>はお天気に恵まれませんでしたが,全員良い笑顔で終えられたイベントだったと思います。

このイベントから得る研究課題として。
・組織論
・意思決定
・ニーズの把握・分析と企画への反映の手法

イベントは参加して終わりではなく,分析の対象。
次はこれをどのように伝えるか。7/18のOCは期待していて下さい。
我が研究室のゼミ活動の成果が発表されます。


2015年6月25日木曜日

新町・七夕まつり

さて、今年も準備が始まりました。
研究室もフル稼働です。

学生が、誰から言われるわけでもなく、ゼミで発表準備を整えて発表し、地域振興の最前線に立っています。

コミュニティをデザインするというプロジェクト主導でのシティズンシップ教育。二年目でここまでこれたのは、ひとえに実践による新しい学びに対する学生の欲求でしょう。

2015年6月13日土曜日

神宮球場

今日は神宮球場で、全日本大学野球選手権大会準決勝を本学野球部が早稲田と戦うということで応援。

試合は負けてしまいましたが、野球部スゴいなということを実感した一日でした。

I君、S君、ふたりのゼミ生が神宮へ連れてきてくれたことに感謝しています。清々しい一日でした。

2015年6月8日月曜日

ささやかな田んぼ

今日も学生とフィールドワークです。
U教授,S教授らとともに。宅地の中の田んぼながらその稲の青々しさ!
学生と語りながら歩き,問答の中でこの学生の資質をつかみ,さらに良知へ。
この仕事の醍醐味はそこにある気がします。

研究室に帰ると,新たな研究課題への道を拓く報せが。
動くときには一気に動くものですね。



2015年6月1日月曜日

ある駅のガード下

教授会の帰途、A駅で同僚のH先生にバッタリ会って四方山話をしばし。別れてB駅で下車。所用を済ませて見上げれば・・・崩落するのではないかと訝ってしまうインフラ老朽化の一例。

地震頻発の昨今、国内インフラ再生を図らないとね。オリンピックの準備も大事だけれど。

早くに開発された箇所は早く古びるのは道理なのだけど、こうした大規模なメンテナンスあるいは新設をどうマネジメントするか、都市の課題だなあ。


2015年5月28日木曜日

3年生FW 新町の軸線を確認する

忙しく日々を過ごしております。

そんな日々ですが「えぃ!やぁ!」と3年生をまちに連れ出してきました。
新町北口の「千字構造線」の主に縦軸の確認,まちの「磁石」となっている商業施設と既存の商店街との比較,来たる7月5日に開催される「駅からハイキング」の下見を兼ねて。まちのつくりがどうなっているのか,パタン・ランゲージによる解析も行います。

2015年5月9日土曜日

地学協働 始動

研究室に新しいゼミの学生を迎え入れ,ゼミ長をはじめ,集団の輪郭が明瞭になってきたこの頃です。

来週以降,地域との協働が動き出します。
今年はうちの研究室が核になる・・・ということに。
学生達もやる気十分だし,まあ何とかなりましょう。
来週から研究室の学生が4人も会議に出席して会議をリードします。期待しているよ。

今週もいろいろありましたが,憲法記念日の後に講義で『あたらしい憲法のはなし』の「戦争の放棄」を読みました。1946年の立法者意思の話や映像資料も視聴しながら。さまざまな異見があることは確か。でも「これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。(略)しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。」という言葉を,占領下であるとはいえ,政府が国民に示したことの意味はとても大きいと感じます。

心にしみいる講義を目指したいですね。

2015年4月23日木曜日

専門ゼミ コミュニティ・デザイン

C.アレグザンダー『パタン・ランゲージ』についてガイダンス。
まちの構成要素について、いくつか解説。ただ工学的なアプローチではなく、これをベースの一つとして地域を見る目を養い、主体的に働きかける態度と技能を養うことが大事。

まちづくりを媒介とした、シティズンシップ教育・キャリア教育は日本では真新しい試み。工学と社会学・政治学・行政学、そして教育学を横断するもの。

その旗に集ってくれた学生諸君。ともに向上しよう。

四年生の卒論テーマ設定は良質な地域研究になりそう。

三年生から、自分の住む自治体が消滅する自治体と予測されていることが悲しいとのコメントあり。そうならないように、状況を好転させる力になろうよ。この子をフィールドワークの核に。

教科教育

四年生
西洋史におけるルネサンスの意義。

三年生
公民系諸分野の確認テスト。
J.ロックの社会契約説について、確認のために軽くレクチャー。時事問題に絡めることの重要性についても。そして、表現技術として、どこにアクセントを置き、どのようにチャンクを抽出し、どのように発問して授業に緩急をつけるかも。

干物のように見える政治思想も、現在の問題を解析可能な道具であることを知る、そして伝えることが肝要。

1.知識の拡充
2.現実の問題へ落とし込むセンス
3.伝える技術

帰途、I君より公民系まとめ本が欲しいので本を書けとの督促あり。

2015年4月22日水曜日

社会学講義

「個」→「孤」

近代市民社会は国家権力に対峙する個人の領域を設定したが、現代において個は孤へ。それがさまざまな社会問題を引き起こしている。
社会的孤立、孤立死・・・おひとりさまは自由だけれど、荒んでしまうような寂しさは軽減できたほうがいい。

孤を結んでコミュニティを強靭化するために君たちができることは?ビジネス志向、公職志向、看護師となる、それぞれの学生に問うという講義でした。

これからのコミュニティを見つめるために、先人の見解を学ぶということで、コント、スペンサーあたり。

教科書の指定範囲を読み、講義内容を拡充してくださいね。

2015年4月19日日曜日

講義スタート

慌ただしい一週間でした。

1年生の聴く姿勢には力が漲り(継続してね),2年生もまだまだ生き生き。
ゼミも新3年生を迎えて,総勢38人。多いなあ!というのが実感です。
でもこの学生達が将来,コミュニティの軸になってもらわないと。

今年度は他学部・他学科からの聴講,面談希望者も多く,1st contactとなるこの週は覚悟してはいましたが,さすがに少々疲労。秘書がいるといいなあと思いつつ,Pepper君でも買おうかという妄念に取り憑かれて調べたら完売御礼だったのですね。

2015年4月3日金曜日

新年度始動です

卒業生に贈っていただいたネクタイをきりりと締めて。
今日は入学式です。

2015年3月13日金曜日

本日は学位授与式

 ここ上州は,寒気は残っていますが,晴天に恵まれ,学生諸君も晴れやかないい表情で集うでしょう。皆ででっかい声で校歌を唄った自分の学部卒業式を想い出します。

2015年3月9日月曜日

ゼミ生,就職活動へ

さて,今月から就職活動が始まっていますが,3月8日,ゼミ生達と有明で開催されたメガ合説へ行って参りました。

キャリア教育の成果が問われると考えてしまいがちですが,これもまたプロセスなんですよね。この経験を通して,本当の自分を探して向き合い,なりたい自分へと近づけていって欲しいと思います。

http://job.mynavi.jp/conts/event/2016/expo/tokyo_03/

2015年2月17日火曜日

春はすぐそこに

 春休みになりました・・・学生だけですよ。教員は何やかやとなさねばならぬことが膨大にあって,余裕なき日々です。

   さて、ご報告。
   学生らが一年間にまとめた資料・調査を基礎として構造改革特区に関する提案をしましたが、「不採用」との通知を戴きました笑
   このプロセスそのものがシティズンシップ教育でもありますので、学生がキャンパスに戻ってきたら、また一緒に検討していきたいと思います。来年度はうちのゼミの2期生がゼミ定員枠いっぱいの人数でやってきますから、何かと賑やかになりそうです。

   今日は富士山がきれいに見えました。それが見えなくなると、ソフトクリームのような浅間が見えてきて、もう一方には赤城の山が。北関東も春めいてきています。

2015年2月2日月曜日

新町NPO・ボランティア フェスティバル2015

少し宣伝です。

タイトルにあるように,新町NPO・ボランティア フェスティバル2015に参加してきます。
おそらくボランティアサークルを手伝うことになると思うのですが,いろいろな方に誘われるままに周遊ということになるでしょうか。アーレントのいう「活動」です。
もちろん学生も連れて行きまーす。

2月7日(土) 9時30分〜15時 新町文化ホール で開催します。


2015年1月27日火曜日

景観政策実習を実施しました。

ゼミ締めの今日は春のような暖かさでしたが,空っ風も。

そんな中,違反広告物の除去活動をしながら,C.アレグザンダーの理論に基づいて,まちの景観の構成要素を探るフィールド・ワークを実施しました。


新町のコアの1つ 行在所公園にて

2015年1月13日火曜日

論文を書き上げました

現在,日本で行われている政治教育について,学習指導要領の内容をもとに検討したものです。

検討のまとめはいくつかあるのですが,最も留意すべきは,政治の世界を静態的かつ清廉に捉えた上で、規範論的政治教育に偏っていることでしょうか。現実の政治は、ルールを破るギリギリのところを進んだり、またはダーティな側面があるにもかかわらず,です。
なのでリアリティがない!

また教える側も政治的中立性の要請で腰が引けているところがあり,「あまり政治とかに関わらないほうが利口だよな」と思ってる大人が子どもに政治への積極的関与を説いても空疎なのは当然で,子どももそこはしっかり見抜きますよ笑

政治は闘争の側面を持ちます。利害を異にする相手とヤるかヤられるか,それを投票行動などに昇華している,そんな実感を子どもに得させなければ!RPGで天下取りなんてやってるよりも,現実の政治の方がおもしろいよ!と。

その実感を得るために自らの政治的欲求をどのように実現していくのかという,工学的な,あるいは技術的な政治教育が必要だと思います。また、政治的有効性感覚を涵養するためにもアクティヴ・ラーニングはもっと必要だと思います。

政治教育を以上の3点に分けて構成して方法論を確立したいと思っているところ,今年は政治学・行政学の講義も開講するので,学生を鍛えることを楽しみにしています。

ただいま,美しい富士の山容を眺めながらの出勤です。

2015年1月4日日曜日

2015箱根駅伝を観戦して

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

昨年末から風邪をこじらせてしまい,ブログの更新も滞っておりました。まだ本調子といえませんが,年も改まり,書
かねばならぬものもあり,動き始めます。

昨日,一昨日と箱根駅伝の応援に行って参りました。
応援した上武大学駅伝部選手諸君の激走はいずれも印象深いものでしたが,最後の10区で展開された河崎君の走りはゴール間近だったせいもあり,「上武!頑張れ!あと少しだ!」と熱く叫んでしまいました。カレッジ・スポーツは,歳月の隔て如何,熱き血を呼び起こしてもらえるものです。来年は是非とも研究室有志で駆けつけようと思います。

選手諸君に感謝するとともに,ここまでチームをまとめ上げた花田監督,近藤コーチを讃えたいと思います。他大では得がたい感動を有り難うございました。