2017年12月30日土曜日

晦日の商店街をゆく@足立

仕事をこなした後、夕方、関原三丁目商店街へ。

来年度、足繁くこの一帯に通い詰めることになると思うのですが、今年半ばからご縁を結んでいただいたことへの感謝と来年以降のご挨拶を兼ねて。

昨日の方が人が出ていたと聞きましたが、いつもの平日よりは活況を呈していました。



お茶屋さんでお正月に嗜むお茶を求めれば、縁起にと福茶をいただき、
りんごくださいといえば1つサービスしていただき・・・
コミュニケーションを伴う買い物は楽しさは商店街の買い物の醍醐味ですね。他の消費者によるレビューを参考にするのではなく、納得するまで聞きたいことを商店主に聞いて買い物をし、フィードバックは次の買い物のときに。

1つ驚いたことがあります。
講義で、あるいはプロジェクトでこの商店街に入った学生が時々お茶をいただきに商店街にフラリと訪れているということをお店の方から伺いました。たしかに講義で全面的受容のために「どっぷり浸かれ」と説きましたが、そうした学生が私に何を言うこともなく、寡黙に実践する者が出現したことはとても嬉しい報せでした。

この嬉しい知らせがさらに私を前のめりにさせることになるのだろうな、との予感を胸に。帰り道のバスの車窓から眺める残照は「暮れなずむまちの 光と影のなか」という歌の一節そのままの光景でした。

2017年12月21日木曜日

#雷おこしプロジェクト プロダクトデザイン

#雷おこしプロジェクトが「実学」の段階に入ってきました。

今日は学生定例会。
女子学生がプロダクトデザインにこだわります。ワァワァ言いながら。男子学生はアシスト。この適材適所感が素晴らしい。


その結果、できたものを携えて、夕方から関三商店街まで男子学生3人と「商談」に行って参りました。ビジネスですよ。


お正月から節分、桃の節句によく合う甘酒味メインのパッケージです。さらに卒業・入学シーズンには、大切な方の未来を興す「みらいおこし」を贈答品に。

お茶屋さんからは「みらいおこし」の名で売りたいとのお言葉。3人とも男泣きです(ウソ)

またお茶屋さんからいただいた課題を携えて堀切に。
明日からまた試行錯誤の日々が再開します。

2017年12月20日水曜日

アンチ・#リクナビ、アンチ・#マイナビ的な

一言で言えば「探検者」という就職。

ここ2週間ほど連続して本学に若いサムライをお招きして、学生とそのお話を聞く機会を設けました。

お一人は、小学校教員採用試験を突破できる力を持ちながら、あえて社会教育に身を投じて、子どもに関わる仕事をしていらっしゃる方。文京学院大学の教え子です。

もうお一方は、大学卒業後、留学を経て、企業ではなくあえてNGOグリーンピースで働くことを選んだ方。同じ理想を共有している方です。

どちらの方も、いわゆるリクナビ、マイナビ、そしてリクルートスーツというお決まりの「就職道」を歩いてこなかった方ですね。彼らのお話は、常道ではないだけに刺激的であり、冒険者、探検者としてのいまの彼らのありようが学生の心にたしかに刺さったことがレポートを読むとわかります。

一般的な企業就職以外の「もう1つの道」を示しておくことによって、選択肢を拡げておきたいなということもありますが、学生たちに「公共」とは何かについて今一度考えてもらうためのプロセスでもあります。

教育は学校だけが担うものではないこと。
外交は国家に任せておけばよいというものではないこと。

前者の方は、子どもたちと本質的に楽しい関わりを維持しながら、制度に邪魔されずに教育に携わっている。
後者の方は、公権力が目を敢えて覆っているところを見過ごさず、人びとを啓発し、意識を変え、持続可能な社会をつくっている。

公共は公権力だけのものではない。

学生たちがレポートで表現した言葉はさまざまです。
そのなかでも「後輩たちにも聞かせたい」という言葉がこの出会いの価値の大きさを物語っていると思います。私も学ぶことが多かった意義ある時間でした。

おふたりのゲスト講師の方、ありがとうございました。





2017年12月9日土曜日

群馬をゆく 〜富岡・下仁田FW

本日、わが愛弟子とともに西毛路のFWへ。

2人ともこの地の出身で上武大学でわが研究室に在籍し、ともに在学時から行政との協働及び新しい行政を担う主体との協働に励み、現在、公共キャリアに就いています。

私が西毛の道を歩くのは初めてなので、まずはこの地の神々に「この2人をよろしくお願いします」の意を込めつつご挨拶。

3人でこれまでのことやこれからのことを話しながら今後の調査・研究課題の端緒を見出すことができたり、意義深い日となりました。



2017年12月7日木曜日

#雷おこしプロジェクト 広報第4号

さて、急速な展開を見せる雷おこしプロジェクトです。

関三通りのお店から初の発注を受けることができるかもしれないと色めきだちつつも、3月のデビューに向けてのパッケージ案や売り方についての話し合いが続いています。

甘酒味は食べたあとにほのかに鼻に抜ける甘酒の風味が、お正月や節句に合う逸品です。贈答品に最適ですね。

こしょう味はスパイシーでこどもには辛すぎるかも知れませんが、酒飲みからは必ずといってよいほど、これビールに合うねぇとのコメントをいただけます。

鰻のたれ味は甘じょっぱさが腹ぺこのおなかを満たしてくれる、食べたら止まらぬ味です。かっぱえびせんの比ではありません。

さて、これをどう売るか。
未来大のお家芸、複合的な学び(心理×マネジメント)を下町というフィールドで実践する・・・それを今まさに学生たちは体感しています。

もちろんチームとして動いていますから、さまざまな人間の感情が渦巻きます。それを1つ1つメンテナンスしながら、リーダーシップとフォロワーシップとで支え合い、前進しています。着実に、誠実に、実践的な学びをひとつひとつこなしていく彼らをそばで見ていることに喜びを感じています。


2017年11月25日土曜日

エンジのネクタイ

アイコンをエンジのネクタイに変えました。
このネクタイには格別な思い入れがあります。

餞別として非常勤先の教え子たちが贈ってくれたもので、渡されたときに「言葉」も贈ってくれました。

曰く「先生はクールに振る舞っているけれど、ほんとうは熱い人だってことわかってる。この燃える色のネクタイを締めて後輩を指導してやってくれ」と。

先日、その大学での講義があり、ちょっとした雑談で「俺も年をとったなあ、気づかぬうちに情熱が落ちてきてしまっているかも知れないね」というと、「いや、全然熱いです」との返答が笑 

マッキー、まだ熱いってさ。

そう評価されているうちはまだ続けようと思うのですが、世阿弥曰く
「このころよりは、おおかたせぬならでは手立てあるまじ。麒麟も老いては駑馬に劣ると申すことあり。さりながら、まことに得たらん能者ならば物数は皆みな失せて、善悪見どころは少なしとも花はのこるべし」

さてこれをどう解釈するべきか。

不得要領ではありましたが今年最後の学会発表が終わり、束の間の休息を得られる週末です。初めて参加する学会であったにもかかわらず、温かく迎えていただいた皆さまに感謝しつつ。

柳瀬川の彼方に富士山の見える良き日でした。



2017年11月23日木曜日

来年度の森下研究室 ゼミ生が決まりました

東京未来大学コミュニティデザイン&キャリアデザイン研究室の来年度入室者が決定しました。

この研究室は、まちをつくる、すなわち、コミュニティに「じみ、かわり、かめ、つける」という「なかふみ」というプロセスをたどり、コミュニティの課題を解決に導く技法を学ぶ研究室です。こうしてまちのモチベーションを上げることに寄与します。

なじむ 
コミュニティに入り、自分をその場になじませ、その地のひとになじませる(全面的受容の過程です)

かかわる 
コミュニティのひと、ものにかかわり、はたらきかける(コミュニケーションの第1次接点と+α)
さまざまなこととものを受け取りながら、主体的にはたらきかけていきます。心理学をベースにして学んできたことが活かされます。

ふかめる 
かかわりを深めて、注意深く対象を見つめ、問いかける(社会調査の基礎力となる観察眼と問いかける技術を磨く)
そのコミュニティにどっぷり浸かり、ものやひととのかかわりを深めながら問いかけ、ものやひとにねざす本質をさぐります。問いかける技術を磨き、観察眼を養います。

みつける 
以上の過程を経てみつけるのはコミュニティの課題であり、それに関わる自らのキャリアです。Double Meaningですね。
調査した結果を分析して課題の解決への糸口を提示できるのか(社会調査法を駆使する)、はたまたその課題を解決するためにそれに対応する自らのキャリアを開発していくのか。担当教員は専門社会調査士であり、また当研究室には、民間企業就職だけでなく、公共キャリアに向けたキャリア開発を応援できる資源があります。

来年度に当研究室に入室する学生の皆さん、2ndゼミなどのスタイルで関わる学生の皆さん、皆さんはどこまで到達できるでしょうか。期待しています。

2017年11月22日水曜日

学生定例会開催 #雷おこしプロジェクト

本日、学生による定例会が開催され、昨週出店した関三まつりの総括と今後の課題などが話し合われました。

あまり多くの時間を割くことができなかったのですが、
だいじな事柄については情報交換がしっかりできたようです。
ちょっとだけ気がかりなことが関三まつり中にありましたが、
あとあとよく聞いてみるとすでに学生間でしっかり対応したとのこと。
利益を追求するというイベントではなかったので、
がむしゃらに売りまくるということもせず、
とにかく地域のためにという認識を共有しあえた会議でした。

大阪みやげを頬張りながら



2017年11月20日月曜日

集まり散じて 

集まり散じて、

わが母校の校歌の一節です。
こう続きます。何も見ないで書けます。
「集まり散じて人は変われど 仰ぐは同じき理想の光
 いざ声そろえて空も轟に 我らが母校の名をば讃えん」

今日、大学時代のサークルの後輩が研究室を訪れてくれたのですが、その子が「集まり散じて、ですね」と会話に母校の校歌の歌詞を織り交ぜたのです。

後輩といっても、学界でのキャリアは上なので先輩。当時からあまり先輩・後輩の意識を持ったことはないので、何が上で下か、お互いどうでもいいところがあります。四半世紀の時を経て、同じ業界で仕事をし、同じ学会に所属するとは思いませんでした。

その学会がつい最近あったのですが、彼女が来ていることに気づかないまま数日を過ごし、帰宅して気づいて慌ててメールしたところ、東京での所用に合わせて私の研究室を訪れてくれたのです。地域連携の詳細について話したり、世間話を織り交ぜたり。そんななかで「集まり散じて」の一言でした。最近、集団における「伝統」について考えることがあり、彼女が呟いた母校の歌詞の一節は大いなるヒントになるような気がします。

あたりまえのことですが、伝統とは創造され、受け継がれるものです。上記の校歌は、私たちの先哲・先輩がつくって唄い、私たちの世代も唄い、まだ見ぬ入学者も神宮球場だけでなく折に触れて唄うようになるものです。

その断片、歌詞の一節によって、はるか四半世紀前のことですら、想い出しながらお互いを慈しみあえる、共同体共通の記憶。「よく覚えているな、そんなこと!」自分が記憶しない記憶をもっている、あの日あの時、あの空間での出来事の共有者。伝統に根ざすアイテムは強烈かつ強靱な絆をつくるのだということを改めて感じました。

「三朝庵覚えてる?」「てんやの向かいだよ」
われらの青春のまち

「懐かしいよな」
「懐かしいですよね」
「『心の故郷』だもんな」
「ホント、そうですよね」

「あれ見よかしこの常磐の杜は
 心の故郷 我らが母校
 集まり散じて 人は変われど
 仰ぐは同じき 理想の光
 いざ声そろえて空も轟に 我らが母校の名をば讃えん」

また2月に会おう。そして来年は母校で学会だよ。
オトボケ久しぶりに行かないか。


画像はわが母校の象徴たる講堂内のランプ





2017年11月12日日曜日

関三まつり×東京未来大学×篠原製菓

さて、今日は雷おこしプロジェクトの初陣です。

関三商店街を舞台としてさまざまな地域のニーズをすくいながらデザインしてみましたが、関わっていただいているすべての方々のご好意により、「大入り」となりました。皆さまに心から感謝申し上げます。

そして、学生たちは存分に動き、「雷おこしプロジェクト」チームは「つかみ取り」と新味の調査で成果を確かなものにし、「地域マネジメント論」履修者チームはそれぞれの部署で地域の皆さんとのコミュニケーションに励んで地域実態にアクセスすることができたと思います。学生諸君の見事な働きに感服いたしました。

驚くべきことは、この後に研究室に集い、データ分析に取りかかったことです。こうした学生たちに出会えたこと、天に感謝です。


2017年11月8日水曜日

新しい公共を担う主体 NGOとの協働

朝からNGOのオフィスにお邪魔して、今後の協働の第一歩となることがらについてお話をさせていただきました。

お話を伺い、また私からも少しお話をさせていただいて、やはりこの国・社会におけるシティズンシップの涵養にかかわっていきたいとの思いを新たにしました。

それは、まちづくり・公共政策であり、ライフキャリアに関わる教育であり、社会科教育であって、現在、自分が携わるすべてに要素として入っていることです。

足立区でもすでに基本計画で明らかにしていますが、さまざまな主体との協働・協創こそ今後の社会のあり方でありましょう。私の愛弟子が今年から他のNPOにお世話になっているのですが、こうした新しい公共を担う皆さんと実り多いつながりを築いていきたいと思います。SDGsのためにも。


2017年11月2日木曜日

点から面へ 足立をゆく

足立区の地域の皆さんとの協働が進んでいます。

当初は足立区と本学との連携プロジェクトの枠組で始まったのですが,せっかく地元の企業の社長とお近づきになり,区役所の方からその近所のお店を紹介されれば,この点と点を結ぶべく動きます。

今回はこの線を商店街に拡げて太い線ができあがり,この動きが拡散されれば面になります。

近づけてくれた方のことを思い,惜しまず動くことが大切なのだと思います。


関三通り商店街 事務局にて
商店街会長・事務局長・学生による会合


2017年10月16日月曜日

足立をゆく 関原三丁目商店街

本日は講義「地域マネジメント論」の履修生とともに、関原三丁目商店街のフィールドワークを実施しました。天気が荒れていましたが、雨天決行で突入です。

今日のテーマは、まちの構成要素と店構えの印象についての分析です。
また、商店街会長さんをはじめとした皆さんからのヒアリングも。

雨天ですが意気軒昂。
遠足というには寒すぎる気候でしたが、学生とまちを歩くことはやはり楽しいですね。



2017年10月15日日曜日

いざ謙信公のお膝元へ

学会で上越市に行って参りました。



上越市といえば春日山城,上杉謙信公ですね。まちの至るところに謙信公を大切にする気風があふれていました。



曇天・小雨にもかかわらず,ウロウロと街を歩いていると,こうした地域ではよく注視されます。歩いている私の顔を車のスピードを落としてまで見ようとされたりすると,都会の匿名性が懐かしくなりますが,慣れてしまえばまあまあということで。

歩いていて気持ちのよいまちでした。


玉村の田畝を歩く 大地讃頌


雨の中も。百折不撓。
今日は嬉しいことがあって,雨の中を歩きました。

院生からの報告。NPOに入職すると。そう言う彼の顔は今までにない自信に満ちあふれた顔をしていました。いい顔でした。

彼の親しい友人が行政職としてすでに入庁していますが,官と民と,民と官と,双方で補いかつ刺激しあいながら新しい公共のあるべき姿を追究していってほしいなと思います。少し大げさではありますが,私が群馬に生きた意味は今日,この日にあったと思いました。

象徴的な出来事も。
懇意にしていた,上武大学森下研究室でメシに行くといえばこの店,「やすべ」が閉店してしまっていました。終わって,始まる。そんな一日でした。

雨のなかを歩く。洗い流し,また天からの恵みを受け取るために。


2017年10月4日水曜日

雷おこしプロジェクト第3回定例会議

本日は試食会でさしたる議事もなし、です。
学生が提案した味を6種類、試作品を作っていただきましての試食会です。食べるのと調査に夢中で写真を撮り忘れてしまいました。

即席の調査になりましたが、調査科目を履修している学生が多く、阿吽の呼吸が通じるのは助かります。それをもとに定例会後に質問紙を作成し、その後の調査に臨む予定です。

腹減ったあ!と長蛇の列をなす学生の姿が目に浮かびます。
この一斗缶の中に「雷おこしで未来おこし」の夢の種が入っているのです。


2017年10月2日月曜日

専門社会調査士の認定を受けました

本学では社会調査士の資格を学生に取得させております。

学位取得以来、いつかは認定を受けたいと考えておりましたが、こうした環境に身を置いた以上、専門社会調査士として認定を受けていた方が何かと好都合と考えて認定を受けました。

私に社会調査のスキルを与えていただいた師匠、そして今回認定にあたって私の業績を審査していただいたすべての方に感謝いたします。良い考察・結論を導くために良い調査のできる学生を育てていきたいと思います。

これも士業かな?




2017年10月1日日曜日

渋川市「Yes-Noカードで学ぶ防災」講座に参加してきました

渋川市防災専門員・小金澤照昌氏が主宰する標記の渋川市職員研修に学生とともに参加してきました。毎年9月、基礎自治体における防災政策の基礎を学ぶ機会を与えていただいております。

今年は上武大生のみならず、県立女子大の学生も参加し、充実した講座となりました。ニューフェイスの県立女子大の学生を受け入れていただき、ありがとうございました。来年も続けて参加するよう促します。

研修では、設定された各班に20代の学生が入り、30〜60歳代の市職員・防災リーダーと対等な立場で対話しながら、小金澤氏が設定する課題について解を出していく様を見て、多世代交流・多世代協創こそ地域活性化への道と改めて確信を抱いて帰って参りました。

「判断とは何か、決断とは何か」、自衛隊災害救助の最前線に立たれていた小金澤氏の話は心にしみいるもので、さまざまな立場の学生に聞いて欲しいものです。来年は未来大の学生を連れてきたいと思います。


2017年9月12日火曜日

公共キャリア教育・開発研究会 第2回例会を開催しました

本日の報告は以下の通り。

1)数学の授業設計ーSPOD(四国地区大学教職員能力開発ネットワーク)の知見から
2)法教育
3)公民館における高大接続とキャリア教育

私の関心はコミュニティを豊かなものにすることにありますが、その維持は教育という機能がないと果たせません。それゆえに、コミュニティ研究は必然的に人生全体を見据えたキャリア教育に踏み込まざるを得ないのです。

キャリア教育とは、ワーク・キャリアやビジネス・キャリアのみを領域とするものでなく、人生の包括的な学びです。本日の報告のいずれもが豊かな実践に基づくものであり、尊敬できる友人・同志であることを改めて確認した次第です。

浅草で懇親会の後、解散しました。
充実した会合でした。



2017年9月11日月曜日

ふるさと納税をしてみた

オススメします。

私の住む自治体よりも魅力的な施策を行っている自治体や、自分の第2,第3の故郷と思いを募らせている自治体に納めています。

返礼品の是非については議論があるようですが、地方にカネをまわさないと。
私が子どもの頃から続く「三割自治」。ただせるところから、できるところから始めていきたいものです。

総務省のサイト
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html

お買い物気分で楽しめるサイト
https://www.satofull.jp

紀要に掲載する論文を書き終え、一息ついているところです。

画像はR58 やんばるの深奥に向かう道です




2017年9月7日木曜日

「これだけ覚える教職教養’19」出版されました

私は、都市・地域計画と社会科学からコミュニティ研究に入り、「地域と学校」「コミュニティと学校」「地域における社会教育と学校教育の協働」を研究テーマの1つとしています。

そうした関心から「これだけ覚える教職教養」という書籍の監修・執筆に昨年から携わっています。8月末に無事、2019年版出版の運びとなりました。今年は新しい学習指導要領が公示され、結構大きな改訂となりました。監修者の名前が奥付に小さくしか乗らないのがナンダカナという感じですが、有益なアドバイスを頂戴した皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます。





2017年9月5日火曜日

若武者のデビューと大学人の責務

建築学会で広島に行ってきました。

共同発表者として名を連ねましたが、私の主たる任務は今年卒業し、行政職に就いた若者の初めての学会発表をサポートすることにありました。不測の事態もあるので自らの口で語ることも想定しておりましたが、そのようなことはなく、彼は見事に学会発表を成し遂げました。その勇気にまずは敬意を表します。

また、上武大学経営情報学部の学生が、調査・研究に従事し、卒業研究で執筆した論文内用を学会で発表するということは、希有かつ賞賛に値する例となると思うので特に記しておきたいと思います。

大学人として優先すべき業務は研究と教育ですが、社会へ巣立つその間際に携わっている者として、どうしてもキャリア教育を考えざるを得ません。もちろんそれは、ワーク・キャリアだけでなく、ライフ・キャリアすべてということになると思いますが、関わっている学生のキャリアを考える、ということは大学人の責務であるように思います。

私はまちづくりについて社会科学と建築学の視点から調査・研究を進める者ですが、自分の研究室に、まちづくりとともにキャリア・デザインの名を冠しているのは、まちづくりの調査・研究過程を通じて若い世代に自らのキャリアを開拓してほしい願いを込めているからでもあります。

今回の発表者はその具現者でもあります。

また、もうひとりの若武者に会ってきました。大学卒業後、広島の公共キャリアに就いた者です。もともとは違った進路を考えていた学生ですが、現職に就いてどのように過ごしているかを尋ねる意味を含んだ対話でした。

彼はこのような話をしてくれました。
彼が在学時に2つの可能性のある進路を示して、どうしたらいいかを私に問うたそうです。
かなりの時間をその選択に関する相談に当ててきていたこともあり、私は「自分の人生、自分で決めるしかないんじゃあ」「自分の人生を自分で選んだ実感持たないでどうするんじゃあ」と広島の言葉をおどけて真似て言ったそうです。

よく覚えてくれているものだなと笑
彼は選んだ実感をもって臨んだ職場に適応し、配属・昇進を含め、前向きに日々を過ごしている様子に安堵しました。

大学人の責務としてキャリア教育に通じることを改めて実感した2人の若武者との再会でした。

学会では主に沖縄をテーマとする発表を聴き、質疑応答に臨み、研究再開への弾みをつけ、また呉や広島市内のフィールドワークを含め、充実した学会参加の日々を過ごすことができました。

画像上は対岸から眺めた原爆ドーム
画像下は呉のまちなみ/巨大な潜水艦は「てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)」



2017年8月30日水曜日

もう一歩深く足立へ

今日は足立区役所の方からご紹介いただいたお茶屋さんに伺いました。

日本茶を知悉する方に入れていただくお茶はほんとうに美味しく、日本茶の香りのなかで今後の協働についてのイメージを共有しました。

後日、学生がお伺いすることをお約束してお店をあとにしましたが、鼻腔に残る日本茶の香りが清々しく、しばらくその香りを楽しみつつ研究室に戻ったところです。

道中、西新井大師に立ち寄り、このご縁が豊かな実を結ぶよう祈願してきました。もう得度しようかな。


2017年8月25日金曜日

良い出会いに恵まれて

8月24ー25日と第39回全国公民館研究集会群馬県大会に参加して参りました。

第1分科会の指導助言者としての務めを果たして参りましたが、司会(群馬県教育委員会)の方の仕切りと桐生市公民館の皆さま、そして渋川市の方々に支えられての指導助言となりました。群馬ではほんとうに良い出会いをいただける運を持ち合わせているようで、ただただ感謝するばかりです。

指導助言のポイントは持論の2点です。
・多世代交流から多世代共創に向けて高齢者の方に後進を育む力になっていただきたいこと。
・学校/大学は地域資源であり、その力を引き出しながら協働できる力を「地域」が持つこと。

渋川市スポーツクラブの立ち上げの折りにご一緒させていただいた方が発表内容の主人公だったりと、人と人との関わりの密度の濃さに驚くばかりです。

また、発表者の新潟市をはじめ、長野、神奈川、埼玉、東京各地の公民館関係者と情報交換できたことも今後のアクセルになっていくでしょう。

上武の我がゼミの学生とも一緒に仕事ができ、幸福に満ちた2日間でした。

いただいたご縁と出会いをエネルギーに変えて、これからの活動に生かしていきたいと思います。

また明日も学会に出向いて参ります。上武の大先輩教員が発表されるので、その応援です。




2017年8月18日金曜日

学生による浅草仲見世フィールドワーク

本日は雷おこしプロジェクト学生定例会議が開催され、そのまま浅草仲見世へのフィールドワークへ出かけました。

今日はフィールドワークの調査項目の検討だけかと思ったら、ちゃっちゃと非参与観察の分担を決めてぱーっと。まあ電車で15分程度ですからね。東京未来大は下町を攻略するにあたって絶好の位置にあるのだということを改めて納得させられます。

浅草から帰ってきた学生たちは楽しげにフィールドワークのまとめをして先ほど帰宅したところです。私はと言えば、次なるフィールドワークの手順とコラボ可能なお店との恊働のあり方を示しただけで、いやはや頼もしい!



#浅草
#仲見世
#雷おこし

2017年8月17日木曜日

教職講座に参画しています

昨年から監修+新規項目の執筆を手がけている『これだけ覚える教員採用試験 教職教養』の<’19年版>が「責了」となり、肩の荷を少しだけ下ろせました。発刊は8月末か9月かな。

今回は新しい学習指導要領の公示もあり、相当量の加筆になりました。学習指導要領を読むと日本の社会の未来が見える、というのは言い過ぎでしょうか。

私の目下の研究課題として、特に渋川市で実践させていただいている「地域社会と教育・学校」の問題があります。その1つの派生事項として、このような書籍にも携わらせてもらっているのですが、間髪入れずに教職講座が始まり、面接練習という名のキャリア開発に注力しています。学生の発する言葉からその人柄や潜在的な力を読み取り、気づきを与えていく過程はとても楽しいものです。

学生は、まだ自分の未発の可能性に気づいていないことが多く、断片をつなぎ合わせながらそのポテンシャルの総体を示すと、自分自身のことにも関わらず驚くというケースが少なくありません。




2017年8月16日水曜日

日光街道一の宿 千住歴史ウォーク・プロジェクト 一旦中止

同僚教員と、千住を舞台として、学生が街の人びとを巻き込む新たなプロジェクトを立ち上げようと準備していたのですが、阻まれました 笑

標記のタイトルで助成に応募したのですが、今回の助成は「見送り」との連絡をいただくことになりました。ご助力いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。雪辱を晴らすべく、再起しますので、今後ともどうぞ応援をよろしくお願いいたします。

プレゼンはまずまずの出来でした。
しかしながら、質疑応答で最後まで噛み合わなかったのは、審査する側が「何を作るのか?」を求めていたのに対して、私たちは「作る過程こそが価値のあること」を示そうとしていたこと、それに尽きると思います。

何かのモニュメントを作る、保存する、そうしたことにお金をかけたいのでしょうが、私たちが志向するまちづくりはそうではなく、人と人とのつながりを創り、再生しながら、まちを育てるコミュニティ・デザイン。

質疑応答でいただいたご質問のなかには、失礼ながら「ちょっとどうかな?」と感じるものもあり、お金をかける対象が違うことを肌身で感じていました。それは同時にエントリーした先輩教員たちも感じていたようでした。まあ、プレゼンの帰途はそんな話で大いに盛り上がりましたが。

私たちが作るものといえば、まち歩きのガイドブックとそのプロセスを記録した書籍。ちっぽけなものです。

でも、それが「成果」ではないのです。
「成果」はそれをつくる過程にあります。
学生やまちの住人や訪れる人が新たな関係を築き、それを継続した営みへ変えてゆくこと、それを私たちは「成果」と考えています。

ガイドブックなんてこれまでに何冊も作っていると思います。
しかし、これまでにつくったガイドブックの制作プロセスで形成された人と人とのつながりは続いているのでしょうか。調査者と調査対象、制作者とコンテンツ提供者、というような関係だけで、モノをつくったら終わりということでは残念ですね。

一緒に創りあげる過程でのつながりが残り、動いていることが肝要です。

たとえば、私は今、中小企業支援で足立区の(株)篠原製菓様と学生と協働での雷おこしの商品開発を手がけていますが、これから新しく創られる雷おこしだけが成果ではなく、その過程での人と人とのつながりを創り、その中で学生を育むことが成果なのです。

また、コミュニティをデザインするとはそういうことでして、モノをつくって終わりではない、ということでアイデンティティを確認。いざ次へ!

スライドを何枚か貼っておきます。








2017年8月15日火曜日

敗戦から72年目の日に

北朝鮮の核開発と政権が作り出す「危機」に際して。

乗せられてはならないとの思いを強くしています。


集団と個の関係を見つめるとき、この国を亡国の寸前まで追い込んだファシズムの基層をなすメンタリティがまだ活きていることを感じざるを得ません。そしてそれは私のなかにもあるのかも知れません。

思うに、ファシズムはうるわしい姿でやってきます。古語にいう「うるわし」、すなわち整然として秩序だった美です。これを美しいと感じる感覚、あるいは学校教育でしみこまされてきた「全体の秩序を個が紊乱すること」へのネガティヴな感覚もそうでしょう。甲子園でプラカードを持った生徒が倒れているにもかかわらず、近くにいる高校球児たちが微動だにせずに整列して秩序を乱さない光景が報道されていましたが、この社会の一断面を示す1つの象徴的な光景のように感じました。高校球児を批判しているのではなく、彼らは私でもあるということについて、自らに発する警鐘として。

ともあれ、敗戦から72年。

どのような考えを持つ方であれ、私たちの共通の思いは、二度とあんなに多くの人が亡くなったり、いたましいことに巻き込まれるようなことがあってはならないということではないでしょうか。私はそれを経験しておらず、親から、祖母から、そしてさまざまな学習から得てきた知識からそうした感性を育てたに過ぎませんが、人類の普遍的な思いに通じるのではないかと思います。

文部省が1947年に作った「新しい憲法の話」では「戦争放棄」として次のように述べています。
「みなさんの中には、こんどの戰爭に、おとうさんやにいさんを送りだされた人も多いでしょう。ごぶじにおかえりになったでしょうか。それともとう/\おかえりにならなかったでしょうか。また、くうしゅうで、家やうちの人を、なくされた人も多いでしょう。いまやっと戰爭はおわりました。二度とこんなおそろしい、かなしい思いをしたくないと思いませんか。こんな戰爭をして、日本の國はどんな利益があったでしょうか。何もありません。たゞ、おそろしい、かなしいことが、たくさんおこっただけではありませんか。戰爭は人間をほろぼすことです。世の中のよいものをこわすことです。だから、こんどの戰爭をしかけた國には、大きな責任があるといわなければなりません。このまえの世界戰爭のあとでも、もう戰爭は二度とやるまいと、多くの國々ではいろ/\考えましたが、またこんな大戰爭をおこしてしまったのは、まことに残念なことではありませんか。

そこでこんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戰力の放棄といいます。「放棄」とは「すててしまう」ということです。しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。
 もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの國をほろぼすようなはめになるからです。また、戰爭とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戰爭の放棄というのです。そうしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです。
 みなさん、あのおそろしい戰爭が、二度とおこらないように、また戰爭を二度とおこさないようにいたしましょう。」

立場の違いはどうであれ、原点に立ち返って「今」を考えることが大切なのではないかと思います。「新しい憲法の話」は数ある原点の1つだと思います。そんな思いをあらたに、父祖の地で、東京大空襲で被災してなくなったわが一族に、そしてそれに連なる人びとに祈りを捧げてきました。

敗戦後、祖母ひとりで何人もの子を育てるのにどれだけの苦労があったことか。こうした個人史と昨今の勇まし気な論調を秤にかけてみると、自分の拠るべき価値がどこにあるのかが明らかになります。

命(ぬち)どう宝。
命こそ宝。

こうした琉球・沖縄のアフォリズムがなぜ琴線に触れるのか。沖縄戦と軌を一にするわが一族の歴史があることに気づかされます。




下町のフィールドワーク

正月とお盆は、東京がようやく本来の東京に戻る時でもあります。
地方から出てきた方々が帰省するのでまちが空くんですね。人口減少の果ての東京はかくの如きでしょうか。または「極点社会」という言葉の通り、一極集中は益々進行するのでしょうか、今がその分岐点にあるような気がします。

フィールドワーカーとしては動きやすい今、まちを見に出かけない手はありません。ということで結構な距離を歩きました。今日は台東・墨田・江東を。

台東区を歩くなら、まずは観音様にご挨拶をということで浅草に。
仲見世は今日もよく賑わっていましたね。今度学生たちと再訪するので、仲見世のにぎわいをよそにすすっと横から。

しかし、賽銭箱の前で行列を作って1人とか2人とかで礼拝するのやめてくれないかな。拝めるところが空いていたらさっとやってくれた方が。柏手打ってんじゃないよ、ここ寺だよ。などなどの思いを胸に。

観音様を起点に北上し、白髭橋を渡って亀戸の天神様まで。子どもの時にどれだけ世話になったかわからない病院などを経巡ったり等、脇道にも逸れながら。浅草寺は江戸の鬼門を守るものという見方がありますが、北上すると浅草までのにぎわいが嘘のように静かなまちが広がっています。

しかし、こんなに寺社に関心の対象があるとは思わなかったなあ。

たしかに門前町の生まれだし、神アサギ・トゥンは沖縄の固有信仰の場でもあり、また建築史研究室では日本建築史ゼミ(通称:侠ゼミ)で、ムリヤリ古文書などを読まされたりしていましたが。足元を見つめ直そうとするとき、人は自分が何ものであるかを再認識するようです。

(画像上は浅草寺五重塔、下は白髭橋上からの東京スカイツリー)



2017年8月13日日曜日

深川祭 本祭

今年は3年に一度の本祭りなのでひときわ賑やかに。
「帰省」、お礼参りにフィールドワークを兼ねて。

お礼参りについて。
科学的なものの見方としては単なる「偶然」ということになるのでしょうが、相当な確率を背景としながらも災厄に遭わなかったことについて、神仏の加護を感じてしまうのは、こうした門前町に生まれ、江戸時代以来の験担ぎやらならわしを大切にする環境に育った性分としては仕方のないことのようです。また、R.カイヨワは<聖−俗−遊>という概念を示しましたが、祭を捉えようとするときには便利ですね。改めて、祭と遊について注目しながら見て回ってきました。

祭の熱狂からずいぶん離れてきましたが、八幡さんからお不動さん、次いで墓参りをするというのが、伝えられてきたわが家のならわしなので、今日もそのように。




2017年8月11日金曜日

澄明な空間

沖縄の固有信仰の空間を博士論文のテーマとして選んだからというわけではないのですが、宗教的な空間が好きです。門前町の生まれですし、もともと好きだったのでしょうね。

それは宗教が好きというとりも、人々が長年にわたって大切にしてきた空間のもつ清澄な気が好きだからなのだと思います。とんでもない宗教とか偽善者の集う宗教もありますけれどね。長年その地に根を張っている寺社は特に、それを司る人間がどうであれ、場として貴重な空間だと思うのです。

お参りした神社は約1900年前に創建されたと伝えられ、徳川綱吉公の頃に現在の地に遷座しておよそ300年。いったいどれだけの人々がこの地を訪れて大地を踏み固めていったのだろうと思うと気が遠くなるような気がします。

東京ではまわりのビルに負けじとアクロポリス化する神社も多いのですが、こうして建物がしっかり地面についている方が、大地の鎮めとなり、気が澄んでいるような。

良きことが2つありました。


2017年8月10日木曜日

雷おこしプロジェクト 広報2号完成

昨日の雷おこしプロジェクト学生定例会は、異常な暑さが予報されていたので、延期にしました。夕方は俄雨も強く降り、試験明けの学生に無理をさせなくて良かったと安堵しました。

さて、広報の第2号が出来上がりましたので、関係各位に送付いたしました。


2017年8月4日金曜日

「ジブンと社会をつなぐゼミ」を開催しました

渋川市中央公民館で、8月3日、4日にわたって「ジブンと社会をつなぐゼミ」を開催しました。

これは、昨年2月に私が渋川市に提出した「提言」に基づくものであり、その実践です。公民館に「地域活動の谷」となっている10代後半から20代の世代を引き入れたいとの公民館のニーズを満たすとともに、高校生に豊かな地域活動の拠点である公民館を知って欲しいという私の願いを具体化するものです。

渋川市中央公民館の皆様にはことのほかご尽力いただきましてありがとうございました。学生も交えて食事会なども催していただきまして心から感謝申し上げます。

渋川市は、JR渋川駅前に高校生の自習スペースである「すたでぃばんく」を設置するなど、「居場所づくり」に熱心に取り組んでいる自治体です。しかしながらまだ、地域のポテンシャルを活かせていません。これは、渋川市だけでなく、全国の自治体やコミュニティが抱える問題なのですが・・・新しい学習指導要領で変わっていきますかね?期待していますが、地域が学校の侍者にならないためにも、地域側の準備を猛烈に進めなければならないと思います。その地域の拠点になり得るのが公民館なんです。それができると確信した2日間でした。

この企画については、後日草稿にまとめるつもりでいます。


2017年7月30日日曜日

模擬講義を実施しました

オープンキャンパスで模擬講義を実施いたしました。
東京未来大学では、これが初めてのオーキャン模擬講義になりますが、通算8回目の模擬講義になります。

模擬講義の難しさの1つは、高校までの教育と大学での教育の中間にレベル設定をすることです。L.S.ヴィゴツキーの「最近接領域」が参考になるでしょうか。背中を押して導いてあげれば理解することのできる領域、まちづくりについては結構皆さんが関心を持ってくれる話題が多数あり、講義しやすいので助かります。

テーマは下記の画像の通りなのですが、地域をアツくする方法3つを示させていただきました。下記画像にその内容がないのがアレなのですが・・・まあ、口伝ということで笑

聴講していただいた皆さん、熱心にお聞きいただきましてありがとうございました。聴講された中に地方議会の議員の方がいらっしゃり、模擬講義後、実務上のアドバイスと講義そのものに評価をいただけたことが嬉しいことでした。新たな、そして良い出会いをいただけるのも模擬講義の良さの1つですね。

そして、事務方の皆さん、学生クルーの皆さん、蒸し暑い気候の中を準備いただきましてありがとうございました。皆さんのご尽力あってこそのオープンキャンパスです。とても楽しいプログラムでした。

以下、資料の抜粋です。